ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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すずな あつこ text by Atsuko Suzuna 
[2010.09.10]
From Osaka -大阪-

田中ルリ、長田佳世、安川千晶の意地悪演技が印象的だった『シンデレラ』

芸術監督:涌井三枝子、ワクイバレエ2010記念公演『シンデレラ』
ワクイバレエ団
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ワクイバレエの『シンデレラ』、今回の演出はオーソドックスなものとは違い、1幕と3幕はコンテンポラリー風の動きを主に、舞踏会シーンである2幕とラストをクラシックでとオリジナリティに溢れた構成。

タイトルロールを踊ったのは大堀彩香。この教室出身で、13歳からボリショイ・バレエ学校に留学し、卒業後はキエフ子供音楽劇場で活躍、この夏帰国した彼女、これからは日本に拠点を移すそう。高度なテクニックと可愛らしい魅力を持つダンサーだ。王子は新国立劇場バレエ団で活躍中の原健太、動きの軽さが観ていて心地よかった。

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そして、この舞台でとにかく強い印象を残したのが、義母(田中ルリ)と姉(長田佳世)、妹(安川千晶)の3人。世界レベルの評価を受けている田中、新国立劇場バレエ団の主役も決まっている長田、オーランドバレエのプリンシパルの安川と、実力ある3人による意地悪な役は眼が離せない迫力。テクニック、表現力、存在感ともに素晴らしかった。

また、王子と従者がガラスの靴に合う女性を探して旅をする部分で、客席に降りて、観客に声を掛けて靴を合わせてまわるという演出も、客席との一体感が増して面白く感じた。
(2010年7月30日 よみうり文化ホール)

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写真:(C) Kyoko
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