ワールドレポート

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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

ロルカが描いたの生と死を見事に舞台に映し出した、石井智子スペイン舞踊団『Lorca ロルカ III----タマリット----』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi石井智子スペイン舞踊団『Lorca ロルカ III----タマリット----』石井智子:振付、構成、演出、振付石井智子スペイン舞踊団のロルカ三部作『Lorca ロルカ III ----タマリット----』が上演された。石井智子は2012年に『Lorca ロルカ ロマンセロヒターノ イ ジャント』、14年に『Lorca

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2016/11/10掲載

ハムレットとオフィーリアの魂を共有するパ・ド・ドゥが秀逸、中村と首藤の「"DEATH" HAMLET ハムレット」

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiKAAT神奈川芸術劇場「DEDICATED 2016」「"DEATH" HAMLET ハムレット」中村恩惠:演出・振付、首藤康之、中村恩惠:出演KAAT神奈川芸術劇場のDEDICATED2016は「"DEATH" HAMLET ハムレット」だった。このシリーズは、2011年のKAATを開館した時に起こった東日本大震災に

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2016/11/10掲載

初演30周年を記念した『ザ・カブキ』メモリアル・ガラ、継承されていくベジャールの貴重な遺産

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Koichi Sekiguchi東京バレエ団『ザ・カブキ』モーリス・ベジャール:演出・振付東京バレエ団が、モーリス・ベジャールが振付けた『ザ・カブキ』の初演30周年記念公演を行った。今年4月に亡くなったバレエ団の創設者・佐々木忠次の追悼公演を兼ねるものでもあった。『ザ・カブキ』は、ベジャールが同バレエ団の委嘱を受け、『仮名手本忠臣蔵』を下敷きに、

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2016/11/10掲載

幻想世界で試練を経たマリーの純粋な心が輝く、西本智実版『くるみ割り人形』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiイルミナート バレエ『くるみ割り人形』西本智実:芸術監督・演出・指揮西本智実が芸術監督を務めるイルミナート バレエが、幻想物語バレエ『くるみ割り人形』全2幕を上演した。演出・指揮したのは西本智実で台本から見直して制作にあたったという。振付は大力小百合と玄玲奈、オーケストラはイルミナート フィルハーモニー オーケストラ。

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2016/10/11掲載

生まれたての生きた音楽とダンサーの呼吸と筋肉の動き、素敵なスタジオ・パフォーマンスを楽しんだ

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiStudio de Danse Fusion-vol.5-「偉大なる作曲家と音楽のための舞踏会」藤野暢央:構成・演出・振付「偉大なる作曲家と音楽のための舞踏会」Studio de Danse Fusion-vol.5- がチャコット・ダンスキューブ勝どきスタジオで行われた。少々、立派過ぎるとも思われるタイトルが付けられ

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2016/10/11掲載

谷桃子が愛し大切にした4曲のバレエと、伊藤範子が振付けた敬愛に満ちたオマージュを上演した追悼公演

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi谷桃子バレエ団谷桃子追悼公演『ラプソディ』谷桃子:振付、『瀕死の白鳥』、『リゼット』、『追憶』伊藤範子:振付、『ジゼル』第2幕去る昨年4月、プリマ・バレリーナとして指導者として日本のバレエ界に大きな功績を残した舞踊家、谷桃子が惜しまれつつ亡くなった。そして、9月23日には谷桃子の追悼公演がめぐろパーシモンホールで開催さ

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2016/10/11掲載

濃厚なゴシック・ロマンの世界で展開する、マシュー・ボーンによるチャイコフスキーの『眠れる森の美女』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiニュー・アドヴェンチャーズ『眠れる森の美女』マシュー・ボーン;演出・振付アダム・クーパーが主演した『白鳥の湖』の世界的な大ヒットで、一躍、ダンス界の寵児となったマシュー・ボーン。その後も『くるみ割り人形』『愛と幻想のシルフィード』『シンデレラ』『マイ・フェア・レディ』『シザー・ハンズ』『ドリアン・グレイの肖像』などを作

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2016/10/11掲載

美しい音楽と心地よいリズムを刻むダンス、吉田都と堀内元によるBallet for the Futureが開催された

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi吉田都×堀内元 Ballet for the Future 2016『Vivaldi Double Cello Concerto』堀内元:振付、『Bloom』ブライアン・イーノス:振付、『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』ジョージ・バランシン:振付、『More Morra』堀内元:振付、『Romantique』堀内元:振

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2016/10/11掲載

バデネスが溌剌と軽やかにキトリを、サラファーノフが陽気で闊達にバジルを踊った、ミラノ・スカラ座バレエ

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiミラノ・スカラ座バレエ団『ドン・キホーテ』ルドルフ・ヌレエフ:振付バレエ発祥の地、イタリアから、ミラノ・スカラ座バレエ団が、日伊国交樹立150年を記念して、ルドルフ・ヌレエフ版『ドン・キホーテ』を上演した。ヌレエフ版の初演は1966年ウィーンで行われた。スカラ座では、1980年ヌレエフの主役で上演され、以来、バレエ団独

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2016/10/11掲載

『パキータ』『ボレロ』『スプリング・アンド・フォール』など多彩なバレエの魅力を伝えた〈めぐろバレエ祭り〉のガラ公演

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 text by Mieko Sasaki東京バレエ団〈夏祭りガラ〉『パキータ』マリウス・プティパ:振付/『スプリング・アンド・フォール』ジョン・ノイマイヤー:振付/『ボレロ』モーリス・ベジャール:振付東京バレエ団が、第4回〈めぐろバレエ祭り〉の一環として、〈夏祭りガラ〉を開催した。〈めぐろバレエ祭り〉は、バレエを通じた人づくりや心豊かな街づくりを目指して、NB

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2016/09/12掲載

ミルピエに抜擢された期待の若手ダンサーとエトワールが渾然となって見事な舞台を現出した、エトワール・ガラ2016

ワールドレポート/東京関口 紘一 text by Koichi Sekiguchiエトワール・ガラ 2016 Aプロ、BプロB.ペッシュ、E.アバニャート、A.アルビッソン、D.ジルベール、L.エケ、M.ガニオ、L.ボラック、A.ベザール、H.マルシャン、G.ルーヴェ、S.アッツオーニ、A.リアブコ:出演パリ・オペラ座の最高位のダンサー、エトワールが主体となって舞台を構成する「エトワール・ガラ」は

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2016/09/12掲載

今年も様々な国からバレエダンサーが集って、様々なスタイルのバレエを踊った、バレエ・アステラス公演

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi「バレエ・アステラス 2016〜海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて〜」新国立劇場バレエ研修所海外のバレエ団で活躍する日本人若手ダンサーを応援する、という趣旨で毎年多くのダンサーが里帰りする夏季に開催されているバレエ・アステラスは、今年、7回目を迎えた。実際、海外のカンパニーで踊っている日本人ダンサーは多い。おそ

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2016/09/12掲載

自在で多彩な表現を駆使した、井関佐和子、山田勇気、小尻健太、奥野晃士、金森穣によるNoism 0 の洒脱な舞台

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiNoism 0『愛と精霊の家』金森穣:演出振付Noismは、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館の専属舞踊団として、金森穣を芸術監督に2004年に立ち上げられた。その後、プロフェッショナル・カンパニーのNoism1と研修生のカンパニー Noism2へと発展し活動を続けてきた。さらに2015年には新潟市の「水と土の芸術祭 2

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2016/09/12掲載

バレエ『ラ・バヤデール』を大胆に翻案し、舞踊と演劇の融合を試みた意欲的舞台

ワールドレポート/東京関口 紘一 text by Koichi Sekiguchi『ラ・バヤデール-幻の国』金森穣:演出、平田オリザ:脚本、Noism:振付平田オリザが脚本を書き、金森穣が演出し、Noismの振付による『ラ・バヤデール-幻の国』の神奈川公演を観た。Noismは本拠地の新潟公演はもちろんだが、神奈川、兵庫、愛知、静岡、鳥取と新作公演を全国展開している。新潟に拠点を置きながら、新作のた

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2016/08/10掲載

5つのオペラハウスから5人の王子様が来日し、東京バレエ団とともに楽しくユーモラスな舞台を魅せた

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki〈バレエの王子さま〉L・サラファーノフ、D・シムキン、V・シクリャローフ、E・ワトソン、D・カマルゴ、S・ラム、M・コチェトコワ、東京バレエ団〈バレエの王子さま〉は、注目の男性ダンサーに焦点を当て、彼らの個性豊かな魅力を堪能してもらおうというNBSの新しい企画。選ばれたのは、アイドル的な人気のレオニード・サラファーノフ(ミ

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2016/08/10掲載

バレエダンサーの精鋭が一堂に会して踊り、成熟した美を競ったオールスター・バレエ・ガラ

ワールドレポート/東京関口 紘一 text by Koichi SekiguchiALL STAR BALLET GALA Japan Arts 40th Anniversaryオールスター・バレエ・ガラ ジャパンアーツ40周年特別企画ジャパンアーツ40周年特別企画「オールスター・バレエ・ガラ」が開催された。世界で活躍する超一流のバレエダンサーを一堂に会して、バレエ芸術の精髄を披瀝してもらおう、と

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2016/08/10掲載

エゴン・シーレの「死と乙女」に触発された、和太鼓とピアノによる鮮烈で刺激的な舞台

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiNBAバレエ団『和太鼓』林英哲:演出・作曲、宮内浩之:振付、『ケルツ』久保綋一:演出、ライラ・ヨーク:振付、『死と乙女』新垣隆:作曲、舩木城:振付久保綋一が芸術監督に就任して以来、ジャンル横断的に意欲的な舞踊公演活動を進めているNBAバレエ団が、チャレンジングとも言えるトリプルビルを上演した。和太鼓奏者、林英哲の公演を

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2016/07/11掲載

福岡雄大のアラジン、小野絢子のプリンセスが活気ある舞台を創った『アラジン』再演

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『アラジン』デヴィッド・ビントリー:振付ディヴィッド・ビントリーが2008年に新国立劇場バレエ団のために振付けた『アラジン』の再演を観た。前回観た再演は2011年5月で、その時は本島美和と山本隆之、小野絢子と八幡顕光だった。今回は福岡雄大のアラジンと小野絢子のプリンセスで観ることができた。 福岡雄大の

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2016/07/11掲載

作品の魅力を一段と深めたカスバートソンやマックレーの珠玉の演技、ロイヤル・バレエ来日公演

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki英国ロイヤル・バレエ団『ロミオとジュリエット』ケネス・マクミラン:振付、『ジゼル』ピーター・ライト:演出・追加振付英国ロイヤル・バレエ団が3年振りに来日した。直前に、ファースト・ソリストの平野亮一と高田茜が2016/2017シーズンからプリンシパルに昇格されるとの発表があり、話題性は高まった。何しろ、日本人プリンシパルの誕

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2016/07/11掲載

首藤康之、中村恩恵のコンテンポラリーな身体が踊って、鮮やかに甦った江口・宮の『プロメテの火』

ワールドレポート/東京関口 紘一 text by Koichi Sekiguchi江口・宮アーカイヴ『春を踏む』宮操子:振付、『スカラ座のまり使い』江口隆哉:振付、 『タンゴ』宮操子:振付、 『プロメテの火』江口隆哉 宮操子:振付・構成 江口・宮アーカイヴの4回目の公演の第一部は、宮操子の『春を踏む』を坂本秀子が踊り、江口隆哉の『スカラ座のまり使い』を木原浩太が踊った。次の宮操子の『タンゴ』は、コ

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2016/07/11掲載

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