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ワールドレポート

東京

ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

『スターズ & ストライプス』と平山素子他の新作、バラエティに富んだトリプルビル、NBAバレエ団

NBAバレエ団「Stars abd Stripes」『Essence of the Enlightened』ダレル・グランド・ムールトリー:振付、『あやかしと縦糸』平山素子:振付、『Stars abd Stripes』ジョージ・バランシン:振付NBAバレエ団の「スターズ & ストライプス」公演を見た。多くのバレエ団が、レパートリーの定期公演を中心に活動しているが、ここのバレエ団は、常に新し

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2017/01/10掲載

川端康成の『眠れる美女』をオペラ化し、エロスと死が共鳴する鮮烈な舞台を創った

東京文化会館(東京文化会館55周年・日本ベルギー友好150周年記念)オペラ『眠れる美女〜House of the Sleeping Beauties』 川端康成:原作、クリス・デフォート:作曲、ギー・カシアス:演出、シディ・ラルビ・シェルカウイ:振付ノーベル賞受賞作家、川端康成の1960年の小説『眠れる美女』。川端が61〜62歳の作家として充実した時期に書いたこの小説は、特異な設定のもとに描かれた

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2017/01/10掲載

シムキンの様々な魅力見せる卓越したテクニック、沖香菜子の見事な演技が光った、東京バレエ団『くるみ割り人形』

東京バレエ団『くるみ割り人形』ワシリー・ワイノーネン:振付東京バレエ団による『くるみ割り人形』。ワイノーネンの振付に基づき古典の伝統を継承しながら、前回からファンタスティックなプロジェクション・マッピングを導入するなど、演出面で新しさを打ち出している。今回の東京公演の話題は、キュートな王子さまとして人気抜群のダニール・シムキンがゲスト出演し、実力派の若手、沖香菜子と踊ることだった。初手合わせながら

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2017/01/10掲載

小野絢子のシンデレラの劇場空間全体を和ませる優しい表現が見事だった、新国立劇場バレエ団『シンデレラ』

新国立劇場バレエ団『シンデレラ』フレデリック・アシュトン:振付新国立劇場バレエ団は2016年末に、フレデリック・アシュトン版『シンデレラ』を上演した。主演は小野絢子のシンデレラ、福岡雄大の王子。義理の姉たちは小口邦明、宝満直也、仙女は本島美和、春の精は柴山紗帆、夏が木村優里、秋は奥田花純、冬は細田千晶、父親は輪島拓也、道化が福田圭吾、王子の友人は奥村康佑、木下嘉人、中家正博、渡邊峻郁というキャスト

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2017/01/10掲載

酒井はなのジュリエッタと浅田良和のホフマンが魅力的な物語世界を表した『ホフマンの恋』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi「Ballet クレアシオン」バレエ協会『ホフマンの恋』伊藤範子:振付バレエ協会主催「Ballet クレアシオン」公演の伊藤範子振付の『ホフマンの恋』を見た。2014年に世田谷クラシックバレエ連盟公演で初演された作品の、キャストを一部替えた再演である。 伊藤は13年の『道化師〜パリアッチ〜』、14年『ホフマンの恋』、今

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2016/12/12掲載

世田谷クラシックバレエ連盟が区立のオーケストラとジュニア合唱団とともに、素敵な『くるみ割り人形』を上演した

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi世田谷クラシックバレエ連盟『くるみ割り人形』坂本登喜彦:演出・振付世田谷クラシックバレエ連盟が世田谷フィルハーモニー管弦楽団、世田谷ジュニア合唱団とともに。坂本登喜彦の演出・振付『くるみ割り人形』を上演した。私は未見だが、坂本は2010年に『人形たちのクリスマス』、13年には『ヴェローナの恋人たち』を世田谷クラシックバ

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2016/12/12掲載

豪華で美しい夢のような『シンデレラ』、ドラマティックで独創的な『ラ・バヤデール』、K バレエカンパニー公演

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko SasakiK バレエカンパニー『シンデレラ』『ラ・バヤデール』熊川哲也:演出・振付熊川哲也率いるKバレエカンパニーが、Autumn2016として、『シンデレラ』と『ラ・バヤデール』を相次いで上演した。ファンタジー豊かな『シンデレラ』は、2012年、熊川がBunkamuraオーチャードホールの芸術監督就任記念に初演した作品。スペクタク

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2016/12/12掲載

小野絢子と米沢唯よるジュリエットの競演が見応え充分だった、新国立劇場バレエ『ロメオとジュリエット』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『ロメオとジュリエット』ケネス・マクミラン:振付平成28年度文化庁芸術祭主催による新国立劇場バレエ団の2016/17シーズン開幕公演は、ケネス・マクミラン振付『ロメオとジュリエット』だった。当初は3組のキャストが組まれており、小野絢子/福岡雄大と米沢唯/ワディム・ムンタギロフ主演の公演を観ることができ

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2016/12/12掲載

ロルカが描いたの生と死を見事に舞台に映し出した、石井智子スペイン舞踊団『Lorca ロルカ III----タマリット----』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi石井智子スペイン舞踊団『Lorca ロルカ III----タマリット----』石井智子:振付、構成、演出、振付石井智子スペイン舞踊団のロルカ三部作『Lorca ロルカ III ----タマリット----』が上演された。石井智子は2012年に『Lorca ロルカ ロマンセロヒターノ イ ジャント』、14年に『Lorca

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2016/11/10掲載

ハムレットとオフィーリアの魂を共有するパ・ド・ドゥが秀逸、中村と首藤の「"DEATH" HAMLET ハムレット」

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiKAAT神奈川芸術劇場「DEDICATED 2016」「"DEATH" HAMLET ハムレット」中村恩惠:演出・振付、首藤康之、中村恩惠:出演KAAT神奈川芸術劇場のDEDICATED2016は「"DEATH" HAMLET ハムレット」だった。このシリーズは、2011年のKAATを開館した時に起こった東日本大震災に

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2016/11/10掲載

初演30周年を記念した『ザ・カブキ』メモリアル・ガラ、継承されていくベジャールの貴重な遺産

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Koichi Sekiguchi東京バレエ団『ザ・カブキ』モーリス・ベジャール:演出・振付東京バレエ団が、モーリス・ベジャールが振付けた『ザ・カブキ』の初演30周年記念公演を行った。今年4月に亡くなったバレエ団の創設者・佐々木忠次の追悼公演を兼ねるものでもあった。『ザ・カブキ』は、ベジャールが同バレエ団の委嘱を受け、『仮名手本忠臣蔵』を下敷きに、

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2016/11/10掲載

幻想世界で試練を経たマリーの純粋な心が輝く、西本智実版『くるみ割り人形』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiイルミナート バレエ『くるみ割り人形』西本智実:芸術監督・演出・指揮西本智実が芸術監督を務めるイルミナート バレエが、幻想物語バレエ『くるみ割り人形』全2幕を上演した。演出・指揮したのは西本智実で台本から見直して制作にあたったという。振付は大力小百合と玄玲奈、オーケストラはイルミナート フィルハーモニー オーケストラ。

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2016/10/11掲載

生まれたての生きた音楽とダンサーの呼吸と筋肉の動き、素敵なスタジオ・パフォーマンスを楽しんだ

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiStudio de Danse Fusion-vol.5-「偉大なる作曲家と音楽のための舞踏会」藤野暢央:構成・演出・振付「偉大なる作曲家と音楽のための舞踏会」Studio de Danse Fusion-vol.5- がチャコット・ダンスキューブ勝どきスタジオで行われた。少々、立派過ぎるとも思われるタイトルが付けられ

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2016/10/11掲載

谷桃子が愛し大切にした4曲のバレエと、伊藤範子が振付けた敬愛に満ちたオマージュを上演した追悼公演

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi谷桃子バレエ団谷桃子追悼公演『ラプソディ』谷桃子:振付、『瀕死の白鳥』、『リゼット』、『追憶』伊藤範子:振付、『ジゼル』第2幕去る昨年4月、プリマ・バレリーナとして指導者として日本のバレエ界に大きな功績を残した舞踊家、谷桃子が惜しまれつつ亡くなった。そして、9月23日には谷桃子の追悼公演がめぐろパーシモンホールで開催さ

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2016/10/11掲載

濃厚なゴシック・ロマンの世界で展開する、マシュー・ボーンによるチャイコフスキーの『眠れる森の美女』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiニュー・アドヴェンチャーズ『眠れる森の美女』マシュー・ボーン;演出・振付アダム・クーパーが主演した『白鳥の湖』の世界的な大ヒットで、一躍、ダンス界の寵児となったマシュー・ボーン。その後も『くるみ割り人形』『愛と幻想のシルフィード』『シンデレラ』『マイ・フェア・レディ』『シザー・ハンズ』『ドリアン・グレイの肖像』などを作

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2016/10/11掲載

美しい音楽と心地よいリズムを刻むダンス、吉田都と堀内元によるBallet for the Futureが開催された

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi吉田都×堀内元 Ballet for the Future 2016『Vivaldi Double Cello Concerto』堀内元:振付、『Bloom』ブライアン・イーノス:振付、『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』ジョージ・バランシン:振付、『More Morra』堀内元:振付、『Romantique』堀内元:振

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2016/10/11掲載

バデネスが溌剌と軽やかにキトリを、サラファーノフが陽気で闊達にバジルを踊った、ミラノ・スカラ座バレエ

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiミラノ・スカラ座バレエ団『ドン・キホーテ』ルドルフ・ヌレエフ:振付バレエ発祥の地、イタリアから、ミラノ・スカラ座バレエ団が、日伊国交樹立150年を記念して、ルドルフ・ヌレエフ版『ドン・キホーテ』を上演した。ヌレエフ版の初演は1966年ウィーンで行われた。スカラ座では、1980年ヌレエフの主役で上演され、以来、バレエ団独

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2016/10/11掲載

『パキータ』『ボレロ』『スプリング・アンド・フォール』など多彩なバレエの魅力を伝えた〈めぐろバレエ祭り〉のガラ公演

ワールドレポート/東京佐々木 三重子 text by Mieko Sasaki東京バレエ団〈夏祭りガラ〉『パキータ』マリウス・プティパ:振付/『スプリング・アンド・フォール』ジョン・ノイマイヤー:振付/『ボレロ』モーリス・ベジャール:振付東京バレエ団が、第4回〈めぐろバレエ祭り〉の一環として、〈夏祭りガラ〉を開催した。〈めぐろバレエ祭り〉は、バレエを通じた人づくりや心豊かな街づくりを目指して、NB

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2016/09/12掲載

ミルピエに抜擢された期待の若手ダンサーとエトワールが渾然となって見事な舞台を現出した、エトワール・ガラ2016

ワールドレポート/東京関口 紘一 text by Koichi Sekiguchiエトワール・ガラ 2016 Aプロ、BプロB.ペッシュ、E.アバニャート、A.アルビッソン、D.ジルベール、L.エケ、M.ガニオ、L.ボラック、A.ベザール、H.マルシャン、G.ルーヴェ、S.アッツオーニ、A.リアブコ:出演パリ・オペラ座の最高位のダンサー、エトワールが主体となって舞台を構成する「エトワール・ガラ」は

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2016/09/12掲載

今年も様々な国からバレエダンサーが集って、様々なスタイルのバレエを踊った、バレエ・アステラス公演

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi「バレエ・アステラス 2016〜海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて〜」新国立劇場バレエ研修所海外のバレエ団で活躍する日本人若手ダンサーを応援する、という趣旨で毎年多くのダンサーが里帰りする夏季に開催されているバレエ・アステラスは、今年、7回目を迎えた。実際、海外のカンパニーで踊っている日本人ダンサーは多い。おそ

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2016/09/12掲載

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