ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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すずな あつこ text by Atsuko Suzuna 
[2009.06.10]

コンテンポラリー・ダンスの拠点「Art Theater dB神戸」がオープン

Art Theater dB神戸オープニングイベント
DANCE BOX
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96年に、大阪・千日前のTORIIホールで活動を開始したDANCE BOX。02年から、新世界のフェスティバルゲートで “Art Theater dB” を運営していたが、フェスティバルゲート自体の閉館に伴い、07年7月、“Art Theater dB” も閉館を余儀なくされた。その後、大阪市東淀川区に暫定的に事務所を移転、神戸市の誘いで、この09年4月29日、Art Theater dB神戸を新長田にオープンした。
オープン当日は、記念シンポジウムとオープング・パーティを開催。シンポジウムの基調講演は北九州芸術劇場館長の津村卓、ビデオレターで鳥の劇場主宰の中島諒人、それにアサヒビール芸術文化財団事務局長の加藤種夫。それぞれ自らの手掛けた例を挙げながらの劇場が地域社会のなかで果たす役割についての話は、とても興味深い内容になっていた。
続いてのディスカッションのパネラーは、神戸大学教授の藤野一夫、在神戸外国人支援センターの金宣吉、アンサンブル・ゾネの岡登志子、神戸アートビレッジセンターの福島史子。主催者であるNPO法人DANCE BOX代表の大谷燠がファシリテーターを務めた。まとめるなかで、大谷は「〈神戸〉という大きな単位で考えるのではなく、〈新長田〉という小さなコミュニティから考えていきたい。住んでいる方から学ばないといけない」と話した。“劇場”がひとつできるということは、面と向かって対峙し合える場ができるということ。そこでしかできない可能性がこれから膨らんでいくことだろう。
今後、新世界の頃のように、コンテンポラリー・ダンサーの登竜門「Dance Circus」も予定されている。また、ホールレンタルも受付開始。間口9m×奥行7.2m×高さ6m、客席数は雛壇使用時で約120席。詳しくは以下のサイト参照で。
http://www.db-dancebox.org
(2009年4月29日 Art Theater dB神戸)

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