ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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すずな あつこ text by Atsuko Suzuna 
[2007.09.10]
From Osaka -大阪-

アート・バレエ難波津「'07サマー・コンサート・フェスティバル」

 石川惠己が率いるアート・バレエ難波津の夏のコンサート、小さな子供から教師、バレエ団員までが出演した。
 1部では48名が、ヴァリエーションを披露。そのエンディングでは、それぞれの衣裳で48名が一堂に舞台に---となるのだが、その並び方もとても美しいのがこの教室の良いところ。
 2部のコンサート集は、教師・バレエ団員が踊る見応えのある舞台。『シルビア』よりヴァリエーションを踊った淺野眞央は知的な上に華やか、『パキータ』よりヴァリエーションを踊った大野嘉子は、はっきりとした安心感のある踊りが良い。『ラ・シルフィード』よりパ・ド・ドゥは谷吹知早斗と野上典之、谷吹はスカートと同じような柔らかさでアームスも自然に揺れ、緩急もあり、空気の妖精の魅力が伝わる踊り、野上もさわやかで好感が持てた。その2部ラストの群舞演目、石川愉貴振付の『POP-UP TOWN』は、以前、別のコンサートの一演目として観た時よりも、観客へのアピールが伝わって良かった。楽しいショー的な世界を、出演者全員が舞台人らしく創り上げていた。
 3部は『ドン・キホーテ』より夢の場。子供たちの演目なのだが、とても自然にお行儀が良く仕上がっていて、こんな良さを大切に育っていってもらいたいとつくづく感じた。
 

名作ヴァリエーション集の
フィナーレ
『ラ・シルフィード』よりパ・ド・ドゥ
   谷吹知早斗、野上典之
『POP-UP TOWN』
『POP-UP TOWN』『ドン・キホーテ』より夢の場『ドン・キホーテ』第3幕より
グラン・パ・ド・ドゥ
大嶋麻記子、石川愉貴
(7月29日、森ノ宮ピロティホール)