ワールドレポート

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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Paris <パリ>

パリの記事一覧

「プリセツカヤへのオマージュ」、イルゼ・リエパの圧巻の踊り

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoGala Maïa Plissetskaïaマイヤ・プリセツカヤ ガラコンサート 「マイヤ・プリセツカヤへのオマージュ」12月6日にガラ公演「マイヤ・プリセツカヤへのオマージュ」がシャンゼリゼ歌劇場で行われた。全体のプログラムは最後に記した。 ドキュメンタリー映画の抜粋の上映が終わると拍手が沸き、平土間の観客が後ろを向いて立

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2011/02/10掲載

アンナを襲った心の危機、エイフマンの『アンナ・カレーニナ』

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoEiflan Ballet Theatre de Saint-Petersbourg サンクトペテルブルク・エイフマン・バレエ劇場Boris Eifman ANNA KARENINE『アンナ・カレーニナ』トルストイの小説『アンナ・カレーニナ』(1877年)は映画、テレビに何度も翻案されてきたが、バレエにもマイヤ・プリセツカヤが

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2011/02/10掲載

オペラ座ダンサー・インタビュー:フローリアン・マニュネ

ワールドレポート/パリ大村真理子(マダム・フィガロ・ジャポン パリ支局長)text by Mariko OMURAFlorian Magnenet フローリアン・マニュネ (プルミエ・ダンスール)2011年、プルミエ・ダンスールとしての成長が楽しみ2010年11月に開催された昇級コンクールで、男性プルミエ・ダンスールの1席をフローリアン・マニュネが射止めた。12月は『アポロ』と『白鳥の湖』の2つの

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2011/01/11掲載

オペラ座ダンサーが踊ったバランシン、ブラウン、バウシュの鮮烈な3作品

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoBallet de l'Opera national de Paris パリ・オペラ座バレエ団BALANCHINE/BROWN/BAUSCH 「バランシン/ブラウン/バウシュの夕べ」最初は1928年ディアギレフのバレエ・リュスによって初演され、1947年にパリ国立オペラ座バレエ団のレパートリーに入ったジョージ・バランシンの『

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2011/01/11掲載

意外な結末になったルテステュとマルティネスの『白鳥の湖』

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoBallet de l'Opera national de Paris パリ・オペラ座バレエ団Rudolf Nureyev LE LAC DES CYGNES『白鳥の湖』パリ国立オペラ座バレエ団のクリスマス公演は『白鳥の湖』だった。会場のバスチーユ・オペラにはかなり年少の子供を連れた家族が目立った。開演前にちょうど後ろに座っ

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2011/01/11掲載

オペラ座ダンサー・インタビュー:エロイーズ・ブルドン

ワールドレポート/パリ大村真理子(マダム・フィガロ・ジャポン パリ支局長)text by Mariko OMURAHéloïse Bourdon エロイーズ・ブルドン(スジェ)2010年度カルポー・ダンス賞に輝く未来のプリンセス2007年にオペラ座バレエ団に入団したエロイーズは、2008年の初のコンクールでコリフェに上がり、その翌年、スジェに昇級した。この10月には24歳以下の才能あるダンサーに授

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2010/12/10掲載

人間の聖なるものの探求するノイマイヤー『パルジファル』

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoHamburg Ballet  ハンブルク・バレエ団John NEUMEIER PARZIVAL - EPISODES ET ECHO ジョン・ノイマイヤー振付『パルジファル』ハンブルク・バレエ団の引越公演がガルニエ宮で行われた。2006年ハンブルク初演の『パルジファル』である。 中世の騎士物語に通暁した振付家ジョン・ノイマイ

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2010/12/10掲載

ロシアの伝統に根ざしながら21世紀を反映した『イワンと仔馬』

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoMariinsky Ballet マリインスキー・バレエ団Rodion CHTCHEDRINE、Alexei RATMANSKI LE PETIT CHEVAL BOSSU ロディオン・シェチェドリン作曲 アレクセイ・ラトマンスキー振付『イワンと仔馬』11月の初めにサンクトペテルスブルクからマリインスキー歌劇場がパリのシャトレ

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2010/12/10掲載

オペラ座ダンサー・インタビュー:ユーゴ・ヴィリオッティ

ワールドレポート/パリ大村真理子(マダム・フィガロ・ジャポン パリ支局長)text by Mariko OMURAHugo Vigliotti ユーゴ・ヴィリオッティ(カドリーユ)入団2年目、『ランデヴー』の難役を踊って注目された20歳オペラ座2010〜2011年度の開幕公演は『Roland Petit』(ローラン・プティ)だった。その三作品の1つ、『Rendez-vous(ランデヴー)』でニコラ

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2010/11/10掲載

ビュリヨン、ル・リッシュ、アバニャートが踊ったプティの傑作『若者と死』

ワールドレポート/パリ秀 まなかtext by Manaka ShuBallet de l'Opéra National de Parisパリ・オペラ座バレエ団Roland Petit : Soirée Roland Petit ローラン・プティ 『ローラン・プティの夕べ』ローラン・プティの振付作品はダンサーを厳選してしまう。最も重要なのが、演劇性。文字通り、ドラマティックな物語を演じられるダン

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2010/11/10掲載

濃密なスペイン情緒と豪華な装置、ガニオ、ジルベールが踊った『パキータ』

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoBallet de l'Opera national de Parisパリ・オペラ座バレエ団Pierre Lacotte PAQUITA  ピエール・ラコット改訂振付『パキータ』金管楽器のファンファーレではじまるエドワール=マリー=エルンスト・デルデヴェーズ(1817・1897)作曲の序曲が終わると薄布幕が上がった。奥に架け橋

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2010/11/10掲載

ラカッラ、シムキン、メルクーリエフなどが活躍した「21世紀のエトワール・ガラ」

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoThéâtre des Champs-Elysées  シャンゼリゼ歌劇場LES ETOILES DU 21EME SIECLE「21世紀のエトワールガラ」パリのバレエシーズンの開幕を告げる「21世紀のエトワールガラ」が第13回を迎えた。今年もシャンゼリゼ歌劇場にバレエファンが集まった。6組12人のエトワールの競演で目に付いた

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2010/10/12掲載

ディフィレで華やかに開幕したローラン・プティの初期3作品

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoBallet de l'Opéra National de Parisパリ・オペラ座バレエ団Roland Petit : Soirée Roland Petit ローラン・プティ「ローラン・プティの夕べ」2010年9月22日、パリ・オペラ座バレエ団の新シーズンがデフィレで開幕した。パリ・オペラ座独特の行進の行事で、全バレエ団員

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2010/10/12掲載

ゼレンスキーのノヴォシビルスク・バレエ、サラファーノフを迎え『ラ・バヤデール』

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoBallet de Novossibirsk a Parisノヴォシビルスク・オペラ・アカデミー劇場バレエ団パリ公演Marius Petipa : LA BAYADERE マリウス・プティパ振付『ラ・バヤデール』パリ夏季ダンスフェスティヴァルは、今夏シベリアのノヴォシビルスク・オペラ・バレエ団を招聘した。1945年に創立という

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2010/09/10掲載

夢幻の世界に誘ったトリシャ・ブラウン演出、ラモーの『ピグマリオン』

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoFestival d'Aix en Provence エクサンプロヴァンス音楽祭Trisha Brown Dance Company トリシャ・ブラウン・ダンス・カンパニー Rameau ≪ Pygmalion ≫ Trisha Brown トリシャ・ブラウン振付、ラモー『ピグマリオン』フランスを代表するエクサンプロヴァンス音

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2010/09/10掲載

19世紀のパリ・オペラ座の情景を活写した『ドガの踊り子』

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoBallet de l'Opera national de Paris パリ国立オペラ座バレエ団Patrice Bart : LA PETITE DANSEUSE DE DEGAS パトリス・バール『ドガの踊り子』ドガの「14歳の小さな踊り子」はオルセー美術館で最も有名な彫刻作品として広く知られている。しかし、この踊り子が誰な

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2010/08/10掲載

充実したコール・ドとベテランの熱演、初役の若手が活躍した『ラ・バヤデール』

ワールドレポート/パリ秀 まなかtext by Manaka ShuBallet de l'Opéra national de Parisパリ・オペラ座バレエ団Rudolf Noureev : La Bayadère ルドルフ・ヌレエフ 『ラ・バヤデール』『ラ・バヤデール』と言えば、第3幕の<影の王国>がパっと脳裏に思い浮かぶ。24人もしくは32人の精霊たちが1人ずつ坂を下り、勢ぞろいしてからも淡

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2010/07/12掲載

キリアンの『輝夜姫』気品あるルナヴァン、鼓童、雅楽などがアンサンブル魅了した

ワールドレポート/パリ三光 洋text by Hiroshi SankoBallet de l'Opera national de Paris パリ国立オペラ座バレエ団Jiří Kylián:KAGUYAHIME イリ・キリアン『輝夜姫』イリ・キリアンが1988年にネザーランド・ダンス・シアター(NDT)のために振付けた『輝夜姫』は、1991年にNDTの引越し公演でパリの観客に知られていたが、今回

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2010/07/12掲載

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