ワールドレポート

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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

活き活きとしてアイディアと細やかな演出が光ったラトマンスキー版『くるみ割り人形』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiAmerican Ballet Theatre アメリカン・バレエ・シアター" The Nutcracker" by Alexei Ratmansky『くるみ割り人形』アレクセイ・ラトマンスキー:振付アレクセイ・ラトマンスキー版『くるみ割り人形』は2010年12月23日にニュ−ヨークのブルクリン・アカデミー・オブ・ミュ

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2014/03/10掲載

石田種生の意図を受け継いだ『白鳥の湖』を衣裳を一新して上演

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京シティ・バレエ団『白鳥の湖』石田種生:演出・振付東京シティ・バレエ団が、「都民芸術フェスティバル」の参加公演として、石田種生演出・振付による『白鳥の湖』を上演した。石田版の初演は1970年だが、石田は2012年に亡くなるまで5回にわたって改訂を重ねたという。プティパ/イワノフ版に基づくが、最終幕の演出や白鳥たちの群舞に

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2014/02/10掲載

トルストイ原作のバレエ『アンナ・カレーニナ』プロコフスキー版を日本バレエ協会が上演

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi日本バレエ協会『アンナ・カレーニナ』アンドレイ・プロコフスキー:振付2014都民芸術フェスティバルとして行われた日本バレエ協会公演の『アンナ・カレーニナ』をみた。日本バレエ協会ではこの作品を既に2回上演しているし、新国立劇場の地方のバレエ団を招聘する公演でも法村友井バレエ団が日本人キャストで上演している。大阪でも法村友

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2014/02/10掲載

熊谷和徳がドーランスと踊ったニコラス・ブラーズ振付『FOR THE MASTERS』が圧巻だった

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiDANCE TO THE ONE A Tap Dancer's Journey熊谷和徳 KUMAGAI KAZUNORI Produced by TBS熊谷和徳が1年間のニュ−ヨーク滞在を終え、凱旋公演2014を開催した。「DANCE TO THE ONE」と名付けられた今回はの舞台は、タップダンサー&コレオグラファー

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2014/02/10掲載

時間と空間の次元が融合するNoism 1 『PLAY 2 PLAY---干渉する次元』改訂再演

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiNoism 1『PLAY 2 PLAY--干渉する次元』金森穣:演出振付金森穰の『PLAY 2 PLAY』をKAAT神奈川芸術劇場の舞台で観た。この作品は6年前に初演された。今回は「干渉する次元」というサブタイトルが新たに付けられた改訂版再演だ。この初演時からNoismで踊り続けているダンサーは、井関佐和子ただ一人とな

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2014/02/10掲載

若手に受継がれるバレエと日本の精神文化、伝統芸能を融合したベジャールの『ザ・カブキ』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京バレエ団『ザ・カブキ』モーリス・ベジャール:演出・振付クリスマス・イヴの出来事を描いた『くるみ割り人形』の公演が目白押しの年末、東京バレエ団は、昨年に続き、赤穂浪士の討ち入りの時期に合わせて、ベジャールが『仮名手本忠臣蔵』に基づき、忠誠心をテーマに振付けた『ザ・カブキ』を上演した。2014年に創立50周年を迎える東京バ

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2014/01/10掲載

クララのクリストフに寄せる淡い恋心を丁寧に演出した久保綋一版『くるみ割り人形』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiNBAバレエ団『くるみ割り人形』久保綋一:演出・振付(L. イワーノフ原振付による)2013年もまた『くるみ割り人形』の季節がやって来た。バレエ・ファンにとっても、年に1回しかバレエを見ない人にとっても『くるみ割り人形』を、チャイコフスキーのメロディを思い出し、クリスマスへの想いを馳せる。ほんとうに多くのバレエ団が『く

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2014/01/10掲載

20世紀の舞踊に大きな影響を与えた3人の振付家によるストラヴィンスキー曲の3作品

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団「バレエ・リュス ストラヴィンスキー・イブニング」『火の鳥』ミハイル・フォーキン:振付、『アポロ』ジョージ・バランシン:振付、『結婚』ブロニスラヴァ・ニジンスカ:振付新国立劇場はデヴィッド・ビントレー舞踊芸術監督の最後のシーズンを迎えて、ストラヴィンスキーの音楽による3作品を上演した。言うまでもなくス

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2013/12/10掲載

ジャンルの異なる6人のアーティストの卓越した感性を響き合わせたダンスショー

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki〈ザッツ スーパーダンスライブ~シックス・センス~〉西島千博:演出・構成・振付・出演世界的に活躍する6人の異なるジャンルのアーティストを集めて、バレエダンサーの西島千博が演出・構成・振付を手掛けた一夜限りの公演〈ザッツ スーパーダンスライブ〜シックス・センス〜〉が行われた。江東区文化センターが2年前に開催した〈ザッツ スー

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2013/12/10掲載

舞踊も文化的背景も異なったギエム&カーンの差異を生かした濃密なステージ

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko SasakiSylvie Guillem & Akram Khan シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン"Sacred Monsters" Artistic Direction & Choreography by Akram Khan『聖なる怪物たち』アクラム・カーン:芸術監督・振付舞踊のジャンルも文化的背景も異なる二人

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2013/12/10掲載

自由奔放な演技でカルメンを造形し、真摯で無垢な心ものぞかせたシルヴィ・ギエム

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京バレエ団〈シルヴィ・ギエム オン・ステージ2013〉"Carmen" Choreography by Mats Ek; "Etudes" Choreography by Harald Lander『カルメン』マッツ・エック:振付、『エチュード』ハラルド・ランダー:振付天性のバレリーナ、シルヴィ・ギエムは円熟の域に入りつ

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2013/12/10掲載

"運命の女"下村由理恵に捧げられた篠原聖一のバレエ

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki篠原聖一バレエ・リサイタル DANCE for Life 2013『femme fatale』(運命の女)篠原聖一:演出・構成・振付下村由理恵はなんて幸せなダンサーなのだろう。つくづく、そう感じた公演だった。振付家の篠原聖一が「生きるとは」をテーマに据えたバレエ・リサイタル"DANCE for Life"の8回目の公演で、

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2013/11/11掲載

ル・コルビュジエの理想をダンスで伝えた『小さな家』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki新国立劇場2013/2014シーズン ダンス中村恩恵×首藤康之 Aプログラム:『小さな家 UNE PETITE MAISON』;Bプログラム:『Shakespeare THE SONNETS』新国立劇場の2013/14シーズンのダンスのオープニングを飾ったのは、中村恩恵×首藤康之による新作『小さな家 UNE PETITE

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2013/11/11掲載

ロルカの詩の尽きることのない深い悲しみを踊った、石井智子スペイン舞踊団

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi石井智子スペイン舞踊団『Loruca ロルカ----Romancero Gitano y Llanto ロマンセロ ヒターノ イ ジャント----』石井智子:演出・構成・振付・脚本石井智子スペイン舞踊団公演「ロルカーロマンセロ ヒターノ イ ジャント」。フェデリコ・ガルシア・ロルカの詩をモティーフにした舞台だ。ゲストに

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2013/11/11掲載

ヴェルディ曲、プリセツキー、牧阿佐美 演出・振付『椿姫』の格調高い優れた舞台

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団『椿姫』アザーリ・M・プリセツキー:演出・振付、牧阿佐美:一部振付牧阿佐美バレヱ団が『椿姫』全2幕を上演した。バレエ『椿姫』は、去る10月10日ガルニエ宮でアデュー公演を行ったパリ・オペラ座のアニエス・ルテステュがエトワールとして踊る最後の演目に選び注目を集めた。アニエスが選んだのはノイマイヤー版でショ

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2013/11/11掲載

コジョカルとフォーゲルの卓越した演技が素晴らしい舞台を牽引した

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko SasakiCorpo di Ballo del Teatro alla Scala ミラノ・スカラ座バレエ団"Romeo and Juliet" Choreography by Kenneth MacMillan『ロミオとジュリエット』 ケネス・マクミラン振付ミラノ・スカラ座バレエ団が6年振りに日本公演を行った。"オペラの殿堂"とし

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2013/10/10掲載

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