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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

自由奔放な演技でカルメンを造形し、真摯で無垢な心ものぞかせたシルヴィ・ギエム

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京バレエ団〈シルヴィ・ギエム オン・ステージ2013〉"Carmen" Choreography by Mats Ek; "Etudes" Choreography by Harald Lander『カルメン』マッツ・エック:振付、『エチュード』ハラルド・ランダー:振付天性のバレリーナ、シルヴィ・ギエムは円熟の域に入りつ

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2013/12/10掲載

"運命の女"下村由理恵に捧げられた篠原聖一のバレエ

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki篠原聖一バレエ・リサイタル DANCE for Life 2013『femme fatale』(運命の女)篠原聖一:演出・構成・振付下村由理恵はなんて幸せなダンサーなのだろう。つくづく、そう感じた公演だった。振付家の篠原聖一が「生きるとは」をテーマに据えたバレエ・リサイタル"DANCE for Life"の8回目の公演で、

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2013/11/11掲載

ル・コルビュジエの理想をダンスで伝えた『小さな家』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki新国立劇場2013/2014シーズン ダンス中村恩恵×首藤康之 Aプログラム:『小さな家 UNE PETITE MAISON』;Bプログラム:『Shakespeare THE SONNETS』新国立劇場の2013/14シーズンのダンスのオープニングを飾ったのは、中村恩恵×首藤康之による新作『小さな家 UNE PETITE

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2013/11/11掲載

ロルカの詩の尽きることのない深い悲しみを踊った、石井智子スペイン舞踊団

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi石井智子スペイン舞踊団『Loruca ロルカ----Romancero Gitano y Llanto ロマンセロ ヒターノ イ ジャント----』石井智子:演出・構成・振付・脚本石井智子スペイン舞踊団公演「ロルカーロマンセロ ヒターノ イ ジャント」。フェデリコ・ガルシア・ロルカの詩をモティーフにした舞台だ。ゲストに

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2013/11/11掲載

ヴェルディ曲、プリセツキー、牧阿佐美 演出・振付『椿姫』の格調高い優れた舞台

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団『椿姫』アザーリ・M・プリセツキー:演出・振付、牧阿佐美:一部振付牧阿佐美バレヱ団が『椿姫』全2幕を上演した。バレエ『椿姫』は、去る10月10日ガルニエ宮でアデュー公演を行ったパリ・オペラ座のアニエス・ルテステュがエトワールとして踊る最後の演目に選び注目を集めた。アニエスが選んだのはノイマイヤー版でショ

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2013/11/11掲載

コジョカルとフォーゲルの卓越した演技が素晴らしい舞台を牽引した

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko SasakiCorpo di Ballo del Teatro alla Scala ミラノ・スカラ座バレエ団"Romeo and Juliet" Choreography by Kenneth MacMillan『ロミオとジュリエット』 ケネス・マクミラン振付ミラノ・スカラ座バレエ団が6年振りに日本公演を行った。"オペラの殿堂"とし

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2013/10/10掲載

島添亮子が熱演! 小林紀子バレエ・シアターがマクミランの『マノン』を再演

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi小林紀子バレエ・シアター『マノン』ケネス・マクミラン:振付小林紀子バレエ・シアターがマクミランの『マノン』を再演した。カンパニーとしての初演は、2011年11月に第100回の祝賀記念公演として行われた。その初演ではデ・グリューをゲスト・プリンシパルとしてロバート・テューズリーが踊ったが、今回は英国ロイヤル・バレエ団のプ

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2013/09/10掲載

国際的な舞台で活躍する若いダンサーたちのエネルギー溢れるローザンヌ・ガラ2013

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiLausanne Gala 2013 ローザンヌ・ガラ 2013島崎徹 芸術監督 こどもの城 青山劇場青山劇場がオープンしたのは1985年。その翌年に青山バレエフェスティバルが開催されたのだが、それ以前のこの地には都電の車庫があったことを知る人はもう少ないかもしれない。その後、1989年にローザンヌ国際バレエコンクール

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2013/09/10掲載

ノイマイヤーの『ダイアローグ』などで強烈な個性を放ったヴィシニョーワ

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki【Program A】 "Dialogue" by John Neumeier, etc【Program B】 "Carmen" by Alberto Alonso, etc【Aプロ】『ダイアローグ』ジョン・ノイマイヤー振付ほか【Bプロ】『カルメン』アルベルト・アロンソ振付ほかロシア・バレエの殿堂、マリインスキー・バレエの

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2013/09/10掲載

世界中で踊る日本人ダンサーが帰国して、日頃の成果を競う「バレエ・アステラス」開催

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiバレエ・アステラス 2013〜海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて〜新国立劇場バレエ研修所海外で活躍するバレエダンサーが夏期休暇で帰国するこの時期に開催される「バレエ・アステラス」は、今年で早くも4回目を迎えた。新国立劇場バレエ研修所の研修生と海外で踊る日本人ダンサー、そして今回はバレエ教育機関の国際交流として、

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2013/08/12掲載

マシュー・ボーンが描いた美しさによって破滅していく青年の愛と死

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiA NEW ADVENTURES PRODUCTION"DORIAN GRAY" Devised and Directed by Matthew Bourne『ドリアン・グレイ』マシュー・ボーン:翻案・演出マシュー・ボーンは周知のように、アダム・クーパーを起用した男性ダンサーが羽のチュチュを着けてコール・ド・バレエを踊

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2013/08/12掲載

島田衣子が著しい進境を見せ、エマニュエル・ティボーと『白鳥の湖』を踊った

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki井上バレエ団『白鳥の湖』関直人:振付井上バレエ団が創立45周年を記念して、チャイコフスキーの3大バレエの連続上演を企画。まず『白鳥の湖』で幕を開けた。芸術監督・関直人の振付、英国のピーター・ファーマーの美術・衣裳によるプロダクションで、今回が六年振りの上演という。オデット/オディールは、出産を経て、昨年『ジゼル』で復帰した

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2013/08/12掲載

音楽の構造とクラシック・バレエのパを巧みに共振させたウヴェ・ショルツの傑作

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi東京シティ・バレエ団「トリプル・ビル〜シンフォニック・バレエの世界〜」『レ・シルフィード』金井利久‥再振付(フォーキンによる)『マイ・セルフ』『挽歌』石田種生‥振付、『ベートーヴェン交響曲第7番』ウヴェ・ショルツ:振付東京シティ・バレエ団が創立45周年記念公演シリーIVとして、「トリプル・ビル〜シンフォニック・バレエの

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2013/08/12掲載

オペラを題材として意欲的な創作の試み、伊藤範子『道化師〜パリアッチ〜』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi谷桃子バレエ団 創作バレエ・14「古典と創作」『ライモンダ』3幕 マリウス・プティパ:原振付、N.ボリシャコワ&V.グリャーエフ:再振付、アレクサンドル・ブーベル:キャラクター振付、『道化師〜パリアッチ〜』伊藤範子:演出・振付谷桃子バレエ団の創作バレエ・14「古典と創作」の公演があった。この公演は1970年に始めたアト

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2013/08/12掲載

ルジマトフとフィリピエワが踊った極彩色に彩られた皆殺しのバレエ『シェヘラザード』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiバレエの神髄 2013ルジマトフ、吉田都、岩田守弘、フィリピエワ、キエフ・バレエ団2011年につづいて「バレエの神髄 2013」が上演された。ファルフ・ルジマトフを中心に吉田都、ロシアのブリャート・バレエ芸術監督に就任した岩田守弘、マリインスキー・バレエ団のエレーナ・エフセーエワ、そしてキエフ・バレエを代表するバレリー

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2013/08/12掲載

小野絢子と菅野英男、寺田亜沙子と奥村康祐、それぞれが魅力的に輝いた『ドン・キホーテ』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『ドン・キホーテ』アレクセイ・ファジェーチェフ:改訂振付、プテイパ、ゴルスキー:振付新国立劇場バレエ団の『ドン・キホーテ』はゴルスキーに基づいたファジェーチェフ版。ニーナ・アナニアシヴィリも踊っていたヴァージョンで、ドン・キホーテとサンチョパンサとともに本物の馬が扮したロシナンテが登場することもあった

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2013/08/12掲載

勅使川原の造形力により劇場空間にドドの塑像が刻み込まれた

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiKARAS『ドドと気違いたち』勅使川原三郎:振付勅使川原三郎がポーランドの作家ブルーノ・シュルツの小説に基づいた新作『ドドと気違いたち』と『春、一夜にして』(再演)を、最近しばしば上演しているシアターX(カイ)で連続上演した。シュルツはポーランド出身のユダヤ人作家、画家で、第2次世界大戦中に偶然遭遇したゲシュタポの無差

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2013/07/10掲載

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