ワールドレポート

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ワールドレポート ~世界のダンス最前線~ From Tokyo <東京>

東京の記事一覧

音楽とダンスが一体となり人類愛と世界の調和を讃美、ベジャール振付『第九交響曲』

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京バレエ団‐モーリス・ベジャール・バレエ団共同制作ベートーヴェン『第九交響曲』モーリス・ベジャール:振付東京バレエ団が創立50周年記念シリーズの最大のプロジェクトとして、モーリス・ベジャール・バレエ団(BBL)と共同でベジャール振付のベートーヴェン『第九交響曲』を上演した。演奏はズービン・メータ指揮のイスラエル・フィルハ

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2014/12/10掲載

プティパを尊重し、新たな振付も加えた『眠れる森の美女』新ヴァージョンが上演された

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi新国立劇場バレエ団『眠れる森の美女』ウエイン・イーグリング:振付(マリウス・プティパ原振付による)新国立劇場バレエ団は、大原永子舞踊芸術監督就任第1作目となる『眠れる森の美女』ウエイン・イーグリング振付を上演した。イーグリングは、ダンサーとして英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルだった時代に、ピーター・ライト、マクミラ

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2014/12/10掲載

エル・フンコと石井智子がロルカを踊り圧巻だった、「カンテ・ホンドの詩」

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi石井智子スペイン舞踊団『Lorca---Poema del Cante Jondo--- ロルカII カンテ・ホンドの詩』石井智子:振付・構成・演出・脚本、「ファンダンゴス」エル・フンコ:振付石井智子スペイン舞踊団公演『ロルカ II カンテ・ホンドの詩』。ロルカをテーマにした舞踊公演は前回の『ロルカ---ロマンセロ ヒ

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2014/12/10掲載

鍵田真由美の清姫が次々と変身して、最後は圧倒的なパフォーマンスを見せるフラメンコ『道成寺』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団『道成寺』佐藤浩希;演出・振付鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団の『道成寺』。新しい音楽家----奄美大島民謡歌手の里アンナ、箏曲の山野安珠美、太鼓&安珍役の齋藤栄----3人も加えてスペクタキュラーな舞台が出現した。私は代々木上原のライブハウスで『狂い〜シギリージャ』のタイトルで

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2014/12/10掲載

著しい進境を見せたインドネシアと日本のコラボレーション「To Belong project」

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki〈Dance New Air 2014 ダンスの明日〉"To Belong / Suwung" 北村明子:振付・演出・出演、ユディ・アフマッド・タジュディン:ドラマトゥルグ・演出・出演〈Dance New Air 2014 ダンスの明日〉は、東京・青山で開催されてきた〈ダンストリエンナーレトーキョー〉を引き継ぐ形で始められ

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2014/11/10掲載

首藤康之が中心となって上演した、意欲的な舞踊的表現によるドラマ『出口なし』『ジキル&ハイド』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi「DEDICATED 2014 OTHERS」 KAATHuis clos『出口なし』白井晃:構成・演出、首藤康之、中村恩恵、りょう:出演Jekyll & Hyde『ジキル&ハイド』小野寺修二:構成・演出、首藤康之:出演首藤康之が中心となって開催する「DEDICATED」公演。3回目の今年は「DEDICATED

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2014/11/10掲載

大貫勇輔が扮したドラキュラが強烈な印象を残した、NBAバレエ団『DRACULA』全3幕

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiNBAバレエ団『DRACULA』マイケル・ピンク:振付、久保綋一:演出NBAバレエ団がマイケル・ピンク振付の『DRACULA』(プロローグ付全3幕)を上演した。振付のマイケル・ピンクは、イングリッシュ・ナショナル・バレエ団のプリンシパルとして踊った後、ミルウォーキー・バレエ団の芸術監督を務めている。古典名作バレエの再振

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2014/11/10掲載

ダンサーたちがオーケストラに刺激されながら、石井清子振付の『カルメン』を踊った舞台

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京シティ・フィルハーモニック管&東京シティ・バレエ団〈オーケストラwithバレエ〉『カルメン』石井清子:振付〈オーケストラwithバレエ〉はオーケストラとバレエが同じ舞台の上で共演するというユニークなシリーズ。東京文化会館とティアラこうとうの共催による「フレッシュ名曲コンサート」としてスタートしてから、今年でちょうど20

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2014/11/10掲載

コンダウーロワとアスケロフ、マリインスキーのゲストと豪華ソリストたちが踊った『白鳥の湖』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi牧阿佐美バレヱ団『白鳥の湖』三谷恭三:演出・振付(プティパ、イワノフのオリジナル振付及びテリー・ウエストモーランドの新制作に基づく)牧阿佐美バレヱ団の『白鳥の湖』には、サンクトペテルブルク、マリインスキー・バレエ団からエカテリーナ・コンダウーロワとティムール・アスケロフが来演。オデット/オディールとジークフリード王子を

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2014/11/10掲載

熊川哲也が新しいフィールドに歩を進めた『カルメン』、音楽、舞踊、美術が融合した舞台

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiK-BALLET COMPANY『カルメン』熊川哲也:演出・振付K-BALLET COMPANYは創立15周年記念として、熊川哲也の演出・振付による『カルメン』を世界初演した。熊川は『ジゼル』に始まり『ラ・バヤデール』に至るまで、古典バレエの名作10作品を再振付し独自のヴァージョンを創った。とはいえそれは先人たちが礎を

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2014/11/10掲載

男女4人のダンサーが描く絶妙なバランスとリズムが素晴らしい、伊藤郁女の『ASOBI』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiDance New Air 2014 ダンスの明日『ASOBI』伊藤郁女:演出・振付・出演伊藤郁女(かおり)は、フィリップ・ドゥクフレやアンジュラン・プレルジョカージュ、シディ・ラルビ・シェルカウイなどヨーロッパの気鋭の振付家だちのグループで踊り、作品も発表している。最近ではアラン・プラテルのles ballets C

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2014/10/10掲載

ステップの1音1音に込められた情感が大きな命のリズムを刻んだ、熊谷和徳のソロ公演

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiKAZUNORI KUMAGSI 「HEAR MY SOLE」「HEAR MY SOLE」熊谷和徳:構成・演出・振付熊谷和徳が「HEAR MY SOLE」公演を今年の1月に続いて行った。1月公演は「DANCE TO THE ONE」。ニューヨークで活躍する女性タップダンサー&コレオグラファーのミシェル・ドーランスをゲス

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2014/10/10掲載

オーチャードホールの歴史と伝統を祝う、吉田都、熊川哲也の『アルルの女』ほか

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiオーチャードホール25周年ガラ〜伝説の一夜〜熊川哲也:総合監修、出演、吉田都、中村かおり、荒井祐子、堀内元ほか:出演オーチャードホールの25周年を記念するガラ公演「伝説の一夜」が開催された。オーチャードホールは1989年9月に、バイロイト音楽祭を招聘し杮落としとして上演した。2012年には、熊川哲也を芸術監督に迎えてい

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2014/10/10掲載

ワシーリエフの指導が完成度を高めた『ドン・キホーテ』、柄本弾のエスパーダが出色だった

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京バレエ団『ドン・キホーテ』ウラジーミル・ワシーリエフ:新演出・振付8月の華やかな〈祝祭ガラ〉に続き、東京バレエ団が〈創立50周年記念シリーズ〉の第6弾として、ボリショイ・バレエでかつて名ダンサーとして活躍し、芸術監督も務めたウラジーミル・ワシーリエフの演出・振付による『ドン・キホーテ』を上演した。プティパの原振付、ゴー

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2014/10/10掲載

マルセロ・ゴメスが演じ踊った圧巻のザ・ストレンジャー/ザ・スワン、ボーン版『白鳥の湖』

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi SekiguchiNew Adventures Production『白鳥の湖』マシュー・ボーン:演出・振付1995年にロンドンで初演されたマシュー・ボーンの『白鳥の湖』。大ヒットを記録して、20年に至る今でもワールド・ツアーが続いている。そして今回は、日本公演にだけABTのプリンシパル・ダンサーのマルセロ・ゴメスがザ・スワンとザ・スト

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2014/10/10掲載

バラエティ富んだダンサーの踊る心を大切にした素敵なガラ、ロイヤル・エレガンスの夕べ

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiロイヤルエレガンスの夕べ2014ラウラ・モレーラ、スティーヴン・マックレー、サラ・ラム、ネマイア・キッシュ、崔由姫、リカルド・セルヴェラ、ベネット・ガートサイド、佐久間奈緒、ツァオ・チー:出演2012年に続いてダンス・ツアーズ・プロダクションズによるロイヤルエレガンスの夕べが、8月8日、9日、10日の3日間に東京・青山

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2014/09/10掲載

華やかなゲストとともに50周年記念を祝った東京バレエ団の祝祭ガラ公演

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki東京バレエ団創立50周年〈祝祭ガラ〉『ペトルーシュカ』ミハイル・フォーキン:振付、『ボレロ』モーリス・ベジャール:振付ほか東京バレエ団が、創立50周年記念公演シリーズのメイン・イヴェントとして、〈祝祭ガラ〉を開催した。バレエ団との共演回数が最も多い3人をゲストに迎え、古典からモダンまで幅広いレパートリーから選りすぐりの演目

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2014/09/10掲載

洗練された作品選択と緻密に構成された素晴らしいプログラムによるエトワール・ガラ

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchiエトワール・ガラ 2014 Aプロ、BプロI. シアラヴォラ、L. エケ、D. ジルベール、A. アルビッソン、S. アッツォーニ、B. ペッシュ、M. ガニオ、H. モロー、A. ベザール、A. リアブコ、F. フォーゲル:出演エトワール・ガラの第1回開催は2005年。今年は4回目の公演となった。およそ10年の時間が

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2014/09/10掲載

郷愁と恋、そして現実をメランコリックに描いたマクミランの傑作『WINTER DREAMS』を初演

ワールドレポート/東京関口 紘一text by Koichi Sekiguchi小林紀子バレエ・シアター マクミラン・トリプル『コンチェルト』『WINTER DREAMS〜三人姉妹〜』『エリート・シンコペーションズ』ケネス・マクミラン:振付マクミラン作品を意欲的に上演しつづけている小林紀子バレエ・シアターが、『WINTER DREAMS〜三人姉妹〜』を初演し、既にレパートリーとしている『コンチェル

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2014/09/10掲載

勅使川原とオーレリー・デュポンが共演し、生と死の間を浮遊する眠りの世界を描写

ワールドレポート/東京佐々木 三重子text by Mieko Sasaki勅使川原三郎新作公演『睡眠 ―Sleep―』勅使川原三郎:構成・振付・美術・照明世界狭しと精力的に活動を展開しているダンサーで振付家の勅使川原三郎が、パリ・オペラ座バレエ団のエトワール、オーレリー・デュポンを招き、新作『睡眠―Sleep―』で初共演した。身体と対峙し、その可能性を探究することで、新たな世界を切り拓いてきた勅

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2014/09/10掲載

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