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斎藤 珠里 text by Julie Saito 
[2008.02.11]

OPERA NATIONAL DE PARIS パリ・オペラ座 CONCOURS ANNUEL DE PROMOTION DU CORPS 昇級コンクール

 パリ・オペラ座バレエ団の昇級コンクールが2007年12月20日、21日の二日間に渡って行われた。同コンクールは1860年から毎年、クリスマス前 に実施されている。課題作品のヴァリエーションと、オペラ座レパートリーから候補者が選んだ作品の2演目によって審査される。
 今年の審査員長は、オペラ座総監督のジェラール・モルチエ。ほかはバレエ部門芸術監督ブリジット・ルフェーブル、バレエマスターのパトリス・バール、オ ペラ座ダンサーではエトワールのデルフィーヌ・ムッサン、第一舞踊手のカール・パケット、ステファン・ファヴォラン、スジェとコリフェからも各1名が加 わった。また中国国立バレエ団長、デンマーク・ロイヤルバレエ団の芸術監督も参加して行われた。
 今年は、74人の候補者から19人がコンクールに通り、2008年1月1日付けでの昇進を決めた。残念ながら私は同コンクールを観ることが出来なかった が、下馬評の高かった女性スジェのマチルド・フルステが選ばれなかったことが話題になった。しかし、男性陣は予想どおり、マチアス・エイマンとステファ ン・ブリヨンがプルミエ・ダンスールに上がった。ちなみに、エイマンは2007年度オペラ座振興会AROPのダンス賞を獲得している。
 主な結果は、以下のとおり。カッコ内は、自由に選んだ作品名。

*プルミエール・ダンスーズ エーブ・グランツァイン(ロビンズ振付:『アザー・ダンサーズ』)
ミュリエル・ズュスペルギ(プティ振付:『カルメン』のヴァリエーション)
*プルミエ・ダンスール マチアス・エイマン(ベジャール振付:『アレッポ』のヴァリエーション)
ステファン・ブリヨン(プティ振付:『オペラ座の怪人』のヴァリエーション)
*スジェ(女性) リュドミラ・パリエロ(ヌレエフ振付:『白鳥の湖』のヴァリエーション)
クリステール・グラニエ(ロビンズ振付:『四季』)
サブリナ・マレム(マクミラン振付:『マノン』のヴァリエーション)
*スジェ(男性) ヴァンサン・シャイエ(フォーサイス振付:『アプロクシマティブ・ソナタ』)
オーレリアン・ウェット(マクミラン振付:『マノン』のヴァリエーション)


コリフェには女性5人、男性5人が昇格した。

エーヴ・グランツァイン ミュリエル・ズュスペルギ
ステファン・ブリヨン マチアス・エイマン