パリ・オペラ座バレエ団 2024・2025年新シーズン・ラインアップが発表された

ワールドレポート/パリ

三光 洋 Text by Hiroshi Sanko

Ballet de l'Opéra national de Paris パリ・オペラ座バレエ団

La nouvelle saison 2024-2025
パリ・オペラ座バレエ団 2024・2025年シーズン・ラインアップ

パリ・オペラ座バレエ団の2024・2025年シーズンは、10月1日にデフィレ付のガラ公演で始まり、2024年7月14日のルドルフ・ヌレエフ振付『眠れる森の美女』(バスチーユ・オペラ 慈善団体向け特別公演 通常公演は7月12日が最終日)と、同日のホフェッシュ・シェクター振付の新作(ガルニエ宮)で閉幕する。
オーレリー・デュポン前舞踊監督が組んだプログラムが半分を占めているが、ジョゼ・マルティネス新舞踊監督による部分が加わり、全部で10演目のプログラムとなっている。クラシック・バレエとネオクラシック・バレエ作品は、マクミラン振付『マイヤリング』、ラコット振付『パキータ』、クランコ振付『オネーギン』、ヌレエフ振付『眠れる森の美女』、ルグリ振付『シルヴィア』の五作品だ。
この中では2023年4月10日になくなったピエール・ラコットが2001年に復刻した『パキータ』(原典の初演は1846年)が久しぶりに、バスチーユ・オペラでのクリスマス公演となる。

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「眠れる森の美女」© Opéra national de Paris

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「マイヤリング」© Opéra national de Paris

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「プレイ」© Opéra national de Paris

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バレエ学校のデモンストレーション © Opéra national de Paris

La nouvelle saison 2024-2025

1)シーズン開幕ガラ公演
デフィレ+ウイリアム・フォーサイス振付『リアレイ(Rearray)』&『ブレーク・ワークス I 』
ヨハン・インガー振付『行き止まり(Impasse)』
10月1日 ガルニエ宮

2)ウイリアム・フォーサイス振付『リアレイ(Rearray)』(レパートリー入り)&『ブレーク・ワークス I 』
ヨハン・インガー振付『行き止まり(Impasse)』
10月4日から11月3日(10月4、9、10日のみデフィレ付)ガルニエ宮

3)ケネス・マクミラン振付『マイヤリング』
10月29日から11月16日 ガルニエ宮

4)ピエール・ラコット振付(ジョセフ・マジリエ&マリウス・プティパ原振付)『パキータ』
12月5日から1月4日 バスティーユ・オペラ

5)アレクサンダー・エクマン振付『プレイ』
12月7日から1月4日 ガルニエ宮

6)ジョン・クランコ振付『オネーギン』
2月8日から3月4日 ガルニエ宮

7)ルドルフ・ヌレエフ振付『眠れる森の美女』
3月8日から4月23日& 6月27日から7月14日 バスティーユ・オペラ

8)シャロン・アイアル振付『OCD ラブ』(レパートリー入り) マッツ・エック振付『アパートメント』
3月27日から4月18日 ガルニエ宮

9)マニュエル・ルグリ振付(ルイ・メラント原振付)『シルヴィア』
5月8日から6月4日 ガルニエ宮

10 )ホフェッシュ・シェクター振付「新作」(世界初演・レパートリー入り)
6月10日から7月14日 ガルニエ宮

パリ・オペラ座バレエ学校公演
1)デモンストレーション 12月15、21、22日 ガルニエ宮

2)アントニー・チューダー振付『コンティニュオ』(レパートリー入り)
オーギュスト・ブルノンヴィル振付『ナポリ』(パ・ド・シスとタランテラ)
モーリス・ベジャール振付『七つのギリシャの踊り』
4月24、26、27、29日 ガルニエ宮

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