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熊谷和徳とK・グラントのタップバトルが盛り上がったタップシティ

Tap City 2009
タップシティー2009
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毎年夏恒例の、ニューヨークのタップ・ダンス・フェスティバルの「タップシティ2009」が今年も開催されました。私が観たのは7月10日のメインイベントで、シンフォニースペースで公演がありました。ニューヨークのタップダンサーたちがたくさん出演しました。
非営利団体のアメリカン・タップ・ダンス・ファンデーションが毎年主催しているものです。主宰者はいつも司会進行をしていて、明るいキャラクターのトニー・ワッグです。彼は時々、歌とウクレレ演奏とタップも披露しました。
日本人も出演していて、ジャパン・タップ・トリオと、岩堀チカコ、熊谷和徳でした。
 

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特に目立っていたのは、ジェイソン・サミュエル・スミスのフリージャズのようなタップと、アントニオ・デンジャーフィールドのファンク・タップ、ミッシェル・ドレンスが歌いながらタップを踏んで速打ちもあったところ、そしてもちろん熊谷和徳とデリック・K・グラントの2人組のタップでした。
熊谷は毎年タップシティに出演していて、私はこのタップシティの数年前の公演で始めて彼のタップを知りましたが、いつもこの公演では圧倒的な存在感のタップを魅せてくれています。ニューヨークの最前線で日本人なのに彼らを圧倒させるようなタップをしていて、素晴らしい才能です。タップには国境も人種も関係ないのですね。熊谷はニューヨークと日本を行き来してタップの活動を続けています。今後、さらに注目されていくことでしょう。彼の功績できっと日本のタップ人口も増えていくと思います。

今年は特に、タップ界で大御所ともいえるデリック・K・グラントと熊谷の2人組での共演でしたので見逃せませんでした。2人ともすごく白熱したタップ・バトルをしていて、この公演で一番盛り上がったシーンでした。そして、並んでタップをしていると特に良く分かりましたが、熊谷の実力の高さが世界水準に達していることを改めて実感しました。
すごい拍手でした。私も感動しました。 
(2009年7月10日夜 シンフォニースペース)