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Complexionsのジョイスシアター公演

 11月13日から25日まで、ジョイスシアターにて、Complexionsの公演がありました。
 1994年創設のニューヨーク・ベースのダンス・カンパニーで、ほとんどが黒人とラテン系です。芸術監督は二人でDwight RhodenとDes mond Richardsonです。二人とも、アルヴィン・エイリー・アメリカン・ダンス・シアターでプリンシパルでした。
 振付は、現代的でシンプルです。今回の公演は、小品集でしたが、振付自体よりも全体の雰囲気が、最初から最後まで通して、とてもスピリチュアルな感じのものでした。ダンサーたちの一挙手一投足を観るというのではなく、ボーっと目で追っているうちに、とてもスピリチュアルなものを感じて、崇高なものが伝わってくるような不思議な公演でした。振付で特に変わったところはなかったのですが、観ている方がこのような気持ちになるのは不思議でした。衣裳はシンプルで、照明は明暗が強調されていました。この照明の効果もあるのかもしれません。あるいは、アルヴィン・エイリーの影響もあるのかもしれませんね。振付はアルヴィン・エイリーに似ているというわけではありませんし、もっとシンプルなのですが、スピリチュアルな雰囲気を醸し出しているという点では、同じ空気があると思います。
 ダンサーたちの肉体は、鍛え抜かれてバネのある、黒人やラテン系が中心で、とても迫力がありました。
 観終わった後の余韻があり、すごくいいダンス・カンパニーだと思います。また彼らの公演を観てみたいと思いました。


Desmond Richardso

Juan Rodriguez & Drew Jacoby