ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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●「二十一世紀のスターたち」がリンカーンセンターに集まった

 2月14日のバレンタインデーには、特別な催しとして、「21世紀のスターたち」と題した世界中の著名なバレエ団のプリンシパルばかりが集い、出演するという、夢のような公演が行なわれました。私にとっても忘れられない公演となりました。リンカーンセンターで行われ、会場は満席で、普段のバレエ公演時よりも、上から下までゴージャスに着飾って手には宝石をつけた人々がとても多かったのに驚きました。いつもよりも、ニューヨーク中の上流階級の人々が一同に集まった特別な夜でした。よく、こんな素晴らしい企画を実現してくださったことと、感心しました。プロデューサーと芸術監督は、ソロモン・テンサーとナディア・ヴァセロワ・テンサー夫妻です。

全て小品集です。出演メンバーは、パリ・オペラ・バレエよりエレオノラ・アッパニヤート、アレッシオ・カルボン、ABT(アメリカン・バレエ・シアター)よりシオマラ・レイエス、エルマン・コルネホ、アンヘル・コレーラ、ニューヨーク・シティー・バレエよりアレキサンドラ・アンサネッリー、ロイヤル・バレエよりアリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー、キーロフ・バレエよりディアナ・ヴィシニョーワ、アンドリアン・ファディエーフ、ボリショイ・バレエよりスヴェトラーナ・ルンキナ、カナダ国立バレエよりグリアーヌ・コテ、ミュンヘン・バレエよりルシア・ラカッラ、シリル・ピエールです。マーサ・グラハムの作品も一つ上演されて、12名の大勢のダンサーたちが出演しました。

グラハムの作品以外は、すべて男女ペアのパ・ド・ドゥでした。現在の、世界最高レベルのバレリーナたちばかりなので、技術的にもとてもレベルが高く、難度の高い振付も余裕があり安定していて、感情表現も素晴らしく、とても見ごたえがありました。もちろん15回転余りの大技も繰り広げられました。私は、初めて観るバレリーナたちも多かったので、まばたきもせずに見つめていました。いいものを見させていただけて、感動と余韻に浸った夜でした。

コジョカル&コボー『ジゼル』