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美しかった<ニューヨーク・シティー・バレエ>の『ジュエルス』


New York City Ballet「ルビー」

  シーズン中のニューヨーク・シティー・バレエの公演の、『ジュエルズ』を観に、2月12日に行きました。私がとても楽しみにしていた公演です。ジョージ・バランシン振付で、1967年初演の作品です。「エメラルド」、「ルビー」、「ダイアモンド」の3つの違ったキャラクターの宝石の作品で構成されていて、宝石ごとに舞台装置、衣装、作曲家を全く違ったものにしています。選曲は、エメラルドはフォーレ、ルビーはストラヴィンスキー、ダイアモンドはチャイコフスキーの作品に統一しています。宝石を表現しているので、全体にキラキラしてゴージャスでしたが、シンプルで美しかったです。女性ダンサー達はティアラを付け、衣装にも光り物が付けられていました。まるで夢の中かおとぎの国に迷い込んだような気分でした。ちょうどこの公演は前から3列目の真中の席で鑑賞できたので、なおさら最高でした。

  「エメラルド」は、緑色の舞台背景で、天井にはエメラルドを表現した緑色の光り物が曲線を描いて 配置されていました。衣装は、女性はシフォンの長めのスカートに、緑色の胴体で、胸元には宝石っぽ くスパンコールが散りばめられていました。全体に軽快な感じで、ロマンティックなイメージの振付で 統一しています。主役の女性が、おでこをぬぐうような動作をくり返していました。

New York City Ballet「ダイヤモンド」
 「ルビー」は、背景は黒と赤いリボンで、直線的にルビーを表現したガラスが配置されていました 。衣装は赤の短いスカートとレオタードで、赤いガラス玉がたくさん縫い付けられているものでした。 全体に激しい赤と黒で、情熱を表現しています。振付はセクシーでとても情熱的でした。男女ペアの踊 りはとくにカッコよかったです。3つの作品の中で一番気に入りました。とても良かったです。

  「ダイアモンド」は、背景はうす水色で、豪華な透明のシャンデリアがいくつか天井からぶら下がっ ていました。衣装は白で、短めのチュチュに透明の光り物のスパンコールが散りばめられていました。 男女ペアでゆっくりリフトして移動したり、とてもやさしく静かで、ロマンティックな振付でした。軽 快な曲で、弾んだ振付もありました。これも、男女ペアの踊りがとても良かったです。男性が11回転し たり、ピルエットなど回転を多用していました。


New York City Ballet「ダイヤモンド」

New York City Ballet「エメラルド」

New York City Ballet「エメラルド」