ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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すずな あつこ text by Atsuko Suzuna 
[2014.06.10]
From Osaka -大阪-

将来を期待されるダンサーが多かった『くるみ割り人形』、M・A・Cバレエ

森あづさ主宰 M・A・Cバレエ
『くるみ割り人形』全幕、郷原信裕:再振付
osaka1406b_12571.jpg 撮影:テス大阪

ドイツ、カールスルーエ・バレエ団、エッセナー・バレエ団で活躍した森あづさが故郷である大阪府八尾市にM・A・Cバレエというスタジオを開設したのが、2002年11月。今回、10回目の節目となる舞台では初めて全幕バレエに挑戦、『くるみ割り人形』が上演された。
演出・構成・再振付は郷原信裕。オーソドックスな流れを基本としながら、クスッと楽しませる部分も少し挟んで上手くまとめていた。主宰者の森あづさ自身も、クララの母とギゴーニュの2役で出演。美しいラインと自然で慎ましやかなたたずまいに好感が持てた。
クララを踊ったのは山川奈美、表情がイキイキとして夢の世界に旅立つクララを好演。それぞれのパの形にしっかりとした基礎が感じられた。また、雪の精の女王&王子の大塚世菜と弓場亮太も良かった。大塚はクラシック・チュチュが似合う美しいスタイル、堂々とした踊りが女王らしい落ち着きを感じさせた。また、お菓子の国の金平糖の精と王子は大成遼と岡田兼宜。金平糖の大成は、お菓子らしい優しい雰囲気があり、この役にあっているように感じられる。岡田も優しげで良かった。
成長途上のスタジオ、これから、良いダンサーが複数育っていきそうな、そんな気がする舞台だった。
(2014年5月3日 八尾市文化会館プリズム大ホール)

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撮影:テス大阪(すべて)