ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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すずな あつこ text by Atsuko Suzuna 
[2008.10.10]
From Osaka -大阪-

『ジゼル』全幕他、要垣内康子バレエスタジオ4th Performance

 要垣内康子率いるスタジオの4回目の舞台。実力あるゲストによるコンサートに『ジゼル』全幕と盛りだくさんな内容だった。

 ゲストコンサートは、磯貝麗と石崎慎によるメリハリの効いた『グラン・パ・クラシック』のグラン・パ・ド・ドゥ。江川由華の軽やかでこちらも楽しくなる『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』のヴァリエーション、島知子と山口章の、おだやかでチャーミングな魅力も見せた『ガチョーク賛歌』を前半に。後半では、大きく体を使ったテクニックがさすがと思える森伊佐の『海賊』よりヴァリエーション。そして、斎藤由佳と李波による、音の中に愛おしい気持ちが溶け込んで眼の前に現れたようなドラマティックな『ロミオとジュリエット』のバルコニーシーンにひきこまれた。

 『ジゼル』全幕は、小さな子供たちも出演し、難しい踊りにも挑戦していたのがまず印象的。ペザントを踊った波多野綾乃はまだ若い様子だが、バランスの良い体型で素直な踊りに好感が持てた。

 ジゼル役は主宰の要垣内康子、アルブレヒト(ロイス)は大寺資二。一幕では明るい普通の女の子といった雰囲気のジゼルが、二幕では静かに包み込むような母性を感じさせた。
(2008年9月15日 池田市民文化会館・大ホールアゼリアホール)