ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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唐津 絵理 text by Eri Karatsu 
[2005.06.10]
From Nagoya -名古屋-

●愛・地球博で開催されるダンス公演情報


 皆さんはもう愛知万博には行かれましたか?  企業のパビリオンは大変混みあっていてなかなか予約がとれないと聞いていますが、万博の楽しみはそれだけではありません。 沢山の貴重なイベントがすべて無料で見られるのです(もちろん万博への入場券は必要ですが)。 世界中から来る、見たこともない様々な民族舞踊などをみることのできる本当に稀な機会でもあります。 こうした民族的なダンスや音楽は、ほとんど毎日、グローバル・コモンと呼ばれる各国のパビリオンの敷地内ステージで見ることができます。

それ以外にも、実はかなり色々なダンサーたちが万博会場に訪れており、たくさんの舞台公演が、EXPOドームとEXPOホールといった大小2つの劇場や、 芝生に囲まれた愛・地球広場といった屋外ステージで行われています。 これまでも例えば、4月21日のオーストラリア・ナショナルデーで来日したバンガラ・ダンス・シアターや、 5月11日~15日に開催された<世界のプリマ草刈民代-「愛と祈り」を舞う 星降る夜のパ・ド・ドゥ>など、ステージでは、ダンスやバレエ公演が開催されました。

しかし、その情報は公演直前まで知る方法がなかったり、または非公式だったりと、一般にはなかなか伝わってこないことが多く、 こういった状況は、観客のみならず、出演者にとっても大変残念なことだと思います。
ということで、せっかくの「国際博」、その来場に合わせて、少しでも舞台を楽しんでもらいたいと、今回は、私が知りえた限りで、近々のダンス公演情報をお知らせしたいと思います。
 まずは、本当に豪華な「ロシア・バレエのスターたち」バレエ・ガラ・コンサートと、ブロードウェーでも絶賛されている幻想的なショーのご案内です。


●6月17日(金)12時~ EXPOドーム(バレエ公演前に演奏や式典あり)
<万博ロシア・ナショナルデー>
「ロシア・バレエのスターたち」バレエ・ガラ・コンサート
出演は、ボリショイ劇場バレエ団、国立スタニスラフスキー記念音楽劇場、国立モスクワ・クラシック・バレエのソリストたちと、大変豪華です。
<主な出演者>
マリア・アラシ、ニコライ・ツィスカリーゼ、ナジェージタ・グラチョーワなど。
<主な演目>
『ライモンダ』『ジゼル』『エスメラルダ』『瀕死の白鳥』『白鳥の湖』ほか。
<演奏>ボリショイ劇場オーケストラ
入場券は、当日9:00にEXPOドーム前で整理券を配布。
(その後、10:45までには入場すること)

●6月18日(土)、19日(日)16時~ EXPOホール
<万博ロシア・ナショナルデー>
「SLAVA‘S SNOWSHOW」
ロシアが誇る道化師スラーヴァ・ボルーニンが演出・出演する幻想的なショウー。
世界50ヶ国で絶賛上演され、ブロードウェーでは一年以上の連続公演を成功させたというものです。
<問い合わせ先>03-3444-5621(ロシアナショナルデー・イベント事務局)

●6月20日(月) 16時開演 EXPOホール
<能とバレエの宴『胡蝶』>
胡蝶の物語を能とバレエの舞台で表現する。衣装デザイン・森英恵、立花・假屋崎省吾。
出演は、観世清和、藤田六郎兵衛、逸見智彦、笠井裕子ほか。
台湾のナショナルデー関連イベントとして登場するのは、国際的知名度を誇るコンテンポラリー・ダンス・カンパニー「雲門舞集(クラウド・ゲイト)」。 クラウド・ゲイトは、昨年初来日で上演して、反響を呼んだばかりの代表作『水月』を、今度は万博会場で披露するとのこと。

●7月5日(火)19時開演 EXPOドーム
<台湾のナショナルデー関連イベント>クラウド・ゲート・ダンスシアター『水月』。
この作品は「鏡の中の花、水に映る月、いずれも幻想なり」という仏教の思想をもとにし、舞踊の動きに太極導引(太極拳の導入部)の原理を取り入れている。 ダンサーはソロで、デュエットで、または群舞で、現実と非現実、陰と陽、作用と反作用を表現する。「雲門舞集」のダンスに派手なジャンプや回転はない。 しかしその緩やかな動きの裏で激しく流動する気を、観客はダンサーの筋肉の震えや息遣いを通し、じかに感じることでしょう。
そして、7月9日には「高円宮憲仁親王殿下メモリアル・オープニング特別ガラ公演」が開催されます。 これは、「第5回世界バレエ&モダンダンスコンクール」の開会式として、93年の第1回から大会名誉総裁を務めてこられた高円宮憲仁親王殿下とゆかりの深かったダンサーたちが参加して開催されるものです。

●7月9日(土)16時開演 EXPOドーム
「高円宮憲仁親王殿下メモリアル・オープニング特別ガラ公演」
プログラムは、吉田都&フェデリコ・ボネーリ『DARKNESS&LIGHT』
H・アール・カオス『MISERERE』、新国立劇場バレエ団(真忠久美子&貝川鐵夫)『パキータ』、日本バレエ協会中部支部『ダィアナとアクティオン』、ラスタ・トーマス&田中ルリ『海賊』ほか。

<問い合わせ先>052-954-1161(東海テレビ放送文化事業部)
*官製はがきのみでの申込みとなります。(申し込みは6月27日必着まで)

<万博会場でのイベントの鑑賞方法>
申し込み方法は、愛知万博ホームページによるHP予約ほか、当日配布される整理券をもらう、ハガキで申し込む、などの方法があります。 ただし申し込み方法は公演により異なったり、変更になったりすることもありますので、必ず万博あるいは主催者の各HPあるいはお電話にてご確認ください。 HPの情報も、公演の1ヶ月前からの情報開示も多く、また公演直前にしか掲載されないこと、また公演自体が変更・中止になることもありますので、ご注意ください。