ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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すずな あつこ text by Atsuko Suzuna  
[2004.06.10]
From Osaka -大阪-

京都バレエ専門学校第18回卒業生の会

 教師として、またプロダンサーとして活躍する卒業生が、それぞれ、グラン・パ・ドゥ・ドゥや創作作品を踊る京都バレエ専門学校卒業生の会。今年は23組の出演で、5月23日(日)、京都こども文化会館で行われた。

 特に印象に残った3作品のみ紹介する。
 1つ目は創作作品で『パトパラパッシュ』振付:笠原千裕。笠原本人と三輪亮介の2人で踊った。音楽に逆らって、「雪やコンコン」を歌ったり、「エリーゼのために」や「僕らはみんな生きている」など誰にでも馴染みのある音楽をふんだんに織り込み、女の子が男の子を肩に抱えて運んでいく・・・などコメディタッチで思わずクスっと笑いが起こるような動きも入って楽しい。全体が、肩の力を抜いたポジティブで楽しい雰囲気に包まれたダンスで、観ていてとても心地よかった。


『パトパラパッシュ』

『パトパラパッシュ』


 2つ目には、福谷葉子と沖潮隆之の『ロミオとジュリエット』。流れるような音楽の中で、福谷のバレリーナとしての美しさが活かされていた。

 3つ目はラストの演目、横江舞とアレクサンドル・ミシューチンによる『ラ・シルフィード』より。横江がロンドンで見つけたという美しい音色の音楽を使い、ちょっと大人っぽい妖精を踊っていた。彼女はこういった白いバレエがよく似合う叙情性を持ったバレリーナ、次の舞台にも期待したい。

 


『ロミオとジュリエット』

『ロミオとジュリエット』

『ラ・シルフィード』