一般財団法人 熊川財団(設立者 代表理事 熊川哲也)が設立され、2024年奨学生の募集を開始した!

ワールドレポート/東京

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© Takashi Okamoto

熊川哲也(株式会社K-BALLET代表取締役・K-BALLET TOKYO芸術監督)が奨学金の給付による若い才能の支援、芸術家の国際交流を目的とする、一般財団法人 熊川財団を設立した。そしてこの熊川財団のメイン事業である奨学金事業の第1期生、2024年奨学生の募集を開始した。
一般財団法人 熊川財団は、バレエを中心とする舞台芸術やクラシック音楽などの振興に寄与するために設立された。熊川哲也は、世界的バレエダンサーとして活躍して驚異のビッグニュースをバレエ界にもたらしたが、さらにバレエ・カンパニーを設立・運営しオリジナル・バレエを上演、オーケストラやバレエ教育機関の運営など広く日本のバレエを中心とする芸術の発展に寄与してきた。そしてその稀有な経験をいっそう社会に還元しようという大きな試みを行うことになった。

熊川哲也(設立者 代表理事)は設立にあたって次のようなコメントを発表した───

若い頃より、目標という目標を持たずに、ただ自らの感性の赴くままに決断し、駆け抜けてきて築いたキャリアでした。結果的に登ってきた山を振り返ると想像を超える高さですが、その全貌を知らなかったからこそ、怯まず足元だけをみて進んでこられたのだと思います。
もちろん自らの実力で登った自負はありますが、その道中には、チャンスをくれた方々、惜しみないサポートをくれた方々がいることもまた間違いありません。バレエ芸術の道はときに過酷です。情熱や思いだけではカバーしきれない身体的条件などが必要とされ、技術だけでない人間的な魅力も問われます。特に経済的に問題を抱えている子供たちや、知見が十分でない海外の国々でのバレエ教育にはより適切なサポートが必要とされるでしょう。
バレエ芸術は無形文化と有形文化の両方の視点での継承が重要です。無形である人間の「わざ」の継承、そして有形である振付作品の正しい保持と継承、その両輪を持って、次の未来にこの美しい芸術を繋ぎ、芸術とともにある豊かな人間形成に貢献したいと思います。

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◎一般財団 熊川財団 2024年奨学生の募集について

応募資格:
奨学金の給付を受けることのできる者は、次の各号のすべてに該当する者とする。
・13歳以上19歳以下のクラシック・バレエ学習者(年齢は奨学金給付決定した年の1月1日現在)
・国籍は不問
・他の奨学金の給付を受けているものも応募可
・国内外の教育機関での履修、留学、コンクール参加、バレエ団入団など、明確な学習目標を持っている方

給付金額:月額8万円(返済の義務はありません)

給付期間:原則として1年間、2024年1月~2024年12月とし、2年を超えない期間とする。
奨学金の給付は、奨学金の給付を受ける者(以下「奨学生」という。)の年齢が満19歳に達する年度までとする。

申請方法: 詳細は一般財団 熊川財団のWebサイトをご覧ください
https://www.kumakawa.org/scholarship/
応募は下記のオンライン申請フォームより申請ください
https://forms.gle/eiJARoXNFBSou2JG9

応募受付締切:2024年1月7日(日)23時59分
※海外からの申請も同様です、余裕をもって応募してください。

選考方法:提出書類に基づく審査

スケジュール:審査結果通知...2024年1月に結果連絡予定
※選考の経過、選考理由は採択・不採択にかかわらず、個別にお答えしておりませんので、予めご了承ください。

◇お問い合わせ
一般財団法人 熊川財団ホームページのお問合せページよりご質問内容を送信してください。
https://www.kumakawa.org/inquiry/

記事の文章および具体的内容を無断で使用することを禁じます。

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