パリ・オペラ座バレエ団がいよいよ観客を入れた劇場公演を再開することを決定した!

ワールドレポート/パリ

三光 洋 Text by Hiroshi Sanko

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© Opéra national de Paris

フランスでは新型コロナウイルス禍のため、10月30日より二度目の外出禁止令が出され、劇場公演はすべて中止されていた。しかし、新規患者数が漸減してきたため、12月15日から公演を再開することが可能となった。
この政府決定を受けて、パリ・オペラ座バレエ団は12月からの舞台活動を本格的に再開することになった。
まず、12月13日に新しいオペラ座のプラットフォームであるL'Opéra chez soi(ロぺラ・シェ・ソワ)で12月13日14時30分から『ラ・バヤデール』が有料配信される。視聴料は11ユーロ90サンチームである。そしてこの公演は、1・2・3幕の幕ごとにキャストが交代するという趣向によって上演される。会場は舞台改修工事の終了したバスチーユ・オペラ。

第1幕
ニキヤ:ドロテ・ジルベール
ソロル:ジェルマン・ルーヴェ
ガムザッティ:レオノール・ボーラック
第2幕
ニキヤ:アマンディーヌ・アルビッソン
ソロル:ユゴー・マルシャン
ガムザッティ:ヴァレンティーヌ・コラサンテ
第3幕
ニキヤ:リュドミラ・パリエロ
ソロル:マチアス・エイマン

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© Svetlana Loboff / Opéra national de Paris

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© Svetlana Loboff / Opéra national de Paris

そしていよいよ待望の観客を劇場に入れた舞台公演も行われることとなった。12月15日より2021年1月2日まで、『ラ・バヤデール』全幕11公演がバスチーユ・オペラで開催される。
プルミエ 12月15日=18時開演。
その他の公演日 12月18、21、24、26、29、30日、1月1、2日=18時開演。
12月26日=13時開演。12月27日=14時30分開演。
配役
ニキヤ:アマンディーヌ・アルビッソン、ドロテ・ジルベール、ミリアム・ウールド=ブラーム、リュドミラ・パリエロ
ガムザッティ:レオノール・ボーラック、ヴァランティーヌ・コラサンテ、アリス・ルナヴァン
ソロル:ステファン・ブリヨン、マチアス・エイマン、ジェルマン・ルーヴェ、ユゴー・マルシャン

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© Svetlana Loboff / Opéra national de Paris

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© Agathe Poupeney / Opéra national de Paris

一方、パリ・オペラ座バレエ学校の年末公演. La classe en scène(ラ・クラス・アン・セーヌ)は、ガルニエ宮のプロセニオムで12月19日と20日に行われる。両日とも10時30分からが第4級、第3級、14時30分からが第2級、第1級となっている。

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© Agathe Poupeney / Opéra national de Paris

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© Agathe Poupeney / Opéra national de Paris

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