ロクサーヌ・ストヤノフが『パキータ』のタイトルロールを踊ってエトワールに任命された
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ワールドレポート/パリ
三光 洋 Text by Hiroshi Sanko
Roxane Stojanov nommée Danseuse Étoile de l'Opéra national de Paris
任命された12月28日のストヤノフ
© Maria-Helena Buckley / Opéra national de Paris
© Maria-Helena Buckley / Opéra national de Paris
12月28土曜日、バスチーユ・オペラのピエール・ラコット復刻振付『パキータ』の公演で題名役を初めて踊ったプルミエール・ダンスーズのロクサーヌ・ストヤノフがエトワールに任命された。リュシアン役はトマ・ドッキールだった。ストヤノフは当初、12月20日にパキータを踊る予定だったが、一部のオペラ座職員のストのために公演中止となっていた。
アレクサンドル・ネーフ総監督は「舞台で演じる人物に輝きを与える特別の才能を持った芸術家です。今日はパキータの主役を見事に演じてくれました」とストヤノフを讃えた。観客と舞台上のダンサーたちから大きな拍手を送られ、胸を熱くしていた。
ロクサーヌ・ストヤノフは2007年にオペラ座バレエ学校に入学し、2013年にコール・ド・バレエのメンバーとなった。2016年にコリフェ、2018年にスジェ、2022年にプルミエール・ダンスーズに昇級した。その間、2017年にカルポー賞、2020年にパリ・オペラ座振興会賞を受賞していた。
ロクサーヌ・ストヤノフは来年春、ジョン・クランコ振付『オネーギン』のオルガを踊り、マッツ・エック振付『アパルトマン』に出演することが決まっている。
© Maria-Helena Buckley / Opéra national de Paris
© Maria-Helena Buckley / Opéra national de Paris
『マイヤリング』ミッツィ・カスパー役
© Maria-Helena Buckley / Opéra national de Paris
『リアレー』ウイリアム・フォーサイス振付
© Ann Ray/ Opéra national de Paris
『リアレー』ウイリアム・フォーサイス振付
© Ann Ray/ Opéra national de Paris
『リアレー』ウイリアム・フォーサイス振付
© Ann Ray/ Opéra national de Paris
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