パリ・オペラ座バレエ団2023・2024シーズンのラインアップが発表された
- ワールドレポート
- パリ
掲載
ワールドレポート/パリ
三光 洋 Text by Hiroshi Sanko
Ballet de l'Opéra national de Paris パリ・オペラ座バレエ団
La nouvelle saison 2023-2024
パリ・オペラ座バレエ団2023・2024年シーズンラインアップ
パリ・オペラ座バレエ団の2023・2024年シーズンは、9月21日にデフィレ付きのガラ公演で始まり、2024年7月14日のルドルフ・ヌレエフ振付『白鳥の湖』(バスチーユ・オペラ)と同日のピナ・バウシュ振付『青髭』で閉幕する。
オーレリー・デュポン前舞踊監督が組んだ最後のプログラムだが、ジョゼ・マルティネス新舞踊監督は『白鳥の湖』を追加した。この結果クラシック作品は、クリスマス公演のヌレエフ振付『くるみ割り人形』、アシュトン振付『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』(リーズの結婚)、ヌレエフ振付『ドン・キホーテ』、コラリ&ペロー振付『ジゼル』(このシリーズでエトワールのミリアム・ウルド=ブラームが引退する)、ヌレエフ振付『白鳥の湖』と比重が増す。
2024年2月8日から18日まで日本ツアーでは『白鳥の湖』ともう一つのプログラムで10公演が行われる予定。なおオペラ座バレエ学校は、23年11月21日から12月14日までガルニエ宮で行われる「ラヴェルの夕べ」で、マルタン・シェ振付ラヴェル音楽の「『マザー・グーズ』(マ・メール・ロワ)を公演する。オペラ座アカデミーの若手歌手が出演するラヴェル作曲のオペラ『子供と魔法』とのダブルビルとなる。
パリ・オペラ座バレエ団2023・2024シーズン予定(会場:G ガルニエ宮/B バスチーユオペラ)
1)デフィレ+マリオン・モタン振付『ザ・ラスト・コール』(世界初演)クシ・エシン(Xie Xin)振付『地平線』(世界初演)
クリスタル・パイト振付『ザ・シーズンズ・カノン』
9月21日 G
2)マリオン・モタン振付『ザ・ラスト・コール』(世界初演)
クシ・エシン振付『地平線』(世界初演)
クリスタル・パイト振付『ザ・シーズンズ・カノン』
9月23日から10月12日 G
「The Season's canon」© Agathe Poupeney/ Opéra national de Paris
3)ジェローム・リビンズ振付『アン・ソル』『イン・ザ・ナイト』『ザ・コンサート』
10月24日から11月10日 G
4)イリ・キリアン振付『ステッピング・ストーンズ』『ゴッズ・アンド・ドッグズ』(レパートリー入り)
『小さな死』『六つのダンス』(レパートリー入り)
12月8日から31日 G
「Stepping Stones 」© Icare/ Opéra national de Paris
5)ルドルフ・ヌレエフ振付『くるみ割り人形』12月8日から1月1日 B
「くるみ割り人形」© Sebastien Mathé/ Opéra national de Paris
6)オペラ座バレエ学校デモンストレーション12月3、9、16日 G
7)ベジャール・バレエ・ローザンヌ 招待公演
モーリス・ベジャール振付『BhaktI III』『七つのギリシャの踊り』
1月5日から7日 G
8)オハッド・ナハリン振付『SADEH 21』(レパートリー入り)
2月7日から3月2日 G
9)フレデリック・アシュトン振付『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』
3月15日から4月1日 G
© Francette Levieu/ Opéra national de Paris
10)ルドルフ・ヌレエフ振付『ドン・キホーテ』
3月21日から4月24日 B11)オペラ座バレエ学校公演 ローラン・プティ振付『旅芸人』
イリ・キリアン振付『ある舞踏会』
セルジュ・リファール振付『白の組曲』 4月13、14、16日 G
12)21世紀のバレエ学校ガラ公演
4月17日 G
13)ジャン・コラリ&ジュール・ペロー振付『ジゼル』
5月2日から6月1日 G
14)ルドルフ・ヌレエフ振付『白鳥の湖』
6月21日から7月14日 B
15)ピナ・バウシュ振付『青髭』(レパートリー入り)
6月22日から7月14日 G
記事の文章および具体的内容を無断で使用することを禁じます。