パリ・オペラ座バレエ2020-2021シーズンのプログラムが発表された

ワールドレポート/パリ

三光 洋 Text by Hiroshi Sanko

昨年12月の年金改革反対ストにつづき、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い休演中のパリ・オペラ座バレエ団だが、来シーズンのプログラムが発表された。学校公演を除くと11のプログラムが9月21日から2021年6月30日まで行われる。当初予定されていたピエール・ラコット振付の新作『赤と黒』(スタンダール原作、音楽はジェール・マスネ)は残念ながらプログラムから外され、代わりに2019・20シーズンに予定されながらストで公演が一度もなかったアンジュラン・プレルジョカージュ振付『ル・パルク』と「オペラ座の若手ダンサーたち」が追加された。

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「ル・パルク」© Sébastien Mathé

●パリ国立オペラの2020・2021年シーズンプログラム
ホフェッシュ・シェクター振付『The Art of not Looking Back』/ジェローム・ロビンズ振付『イン・ザ・ナイト』/クリスタル・パイト振付『ザ・シーズンズ・カノン』
9月21日から10月17日 会場 ガルニエ宮

●シーズン開幕ガラ公演
ホフェッシュ・シェクター振付『The Art of Not Looking Back』/ジェローム・ロビンズ振付『イン・ザ・ナイト』/クリスタル・パイト振付『ザ・シーズンズ・カノン』
9月22日 会場 ガルニエ宮

●シディ=ラルビ・シェルカウイ振付『シエラザード』(世界初演)/シャロン・アイアル振付『牧神の午後』(世界初演)/フレデリック・アシュトン振付『ラプソディー』
10月26日から11月14日 会場 ガルニエ宮

●イリ・キリアン振付 『小さな死』(レパートリー入り)『優しい嘘』『ステッピング・ストーンズ』『6つのダンス』
12月2日から1月1日 会場 ガルニエ宮

●パリ・オペラ座バレエ学校デモンストレーション
12月5日から19日 会場 ガルニエ宮

●ルドルフ・ヌレエフ振付『ラ・バヤデール』
12月10日から1月2日 会場 バスチーユオペラ

●ピーピング・トム(招聘公演)
二部作『見つからない扉』『失われた部屋』
1月6日から10日 会場 ガルニエ宮

●オハッド・ナハリン振付『Sadeh21』
2月3日から27日 会場 ガルニエ宮

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「ル・パルク」© Sébastien Mathé

●アンジュラン・プレルジョカージュ振付『ル・パルク』
3月8日から4月27日 会場 ガルニエ宮

●「オペラ座の若手ダンサーたち」
3月16日から4月13日 会場 ガルニエ宮

●ロラン・プティ振付『ノートル・ダム・ド・パリ』
3月26日から5月7日 会場 バスチーユオペラ

●パリ・オペラ座バレエ学校公演 ローラン・プティ振付『旅芸人』/ホセ・マルティネーズ振付『スカラムーシュ』/ニルス・クリスト振付『3楽章の交響曲』
4月25日から28日 会場 ガルニエ宮

●パリ国立オペラ座バレエ学校ガラ公演
4月29日 会場 ガルニエ宮

●ローラン・プティへのオマージュ『若者と死』『カルメン』『ランデヴー』
5月29日から6月26日 会場 ガルニエ宮

●ルドルフ・ヌレエフ振付『ロメオとジュリエット』
6月9日から30日 会場 バスチーユオペラ

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