パリ・オペラ座バレエ団 2014・2015年シーズンプログラム
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ワールドレポート/パリ
三光 洋 Text by Hiroshi Sanko
バンジャマン・ミルピエ新バレエ芸術監督の第1シーズンだが、プログラムはブリジット・ルフェーブル現バレエ監督による。9月1日に故ピナ・バウシュが創設したヴッパタール タンツテアターの引越公演『闇の中の二つのシガレット』で始まり、2015年7月14日のアシュトン振付『リーズの結婚』とマクレガー振付『感覚の解剖学』で終わる。
新作は2015年2月の『レプリック』ピエール・リガル振付『Salut(挨拶)』と、2月24日から3月12日 ジョン・ノイマイヤー振付『大地の歌』の二つ。ノイマイヤーはマーラーの『大地の歌』を振付けるだけでなく、照明、装置、衣装も担当する。
クリスマス公演はヌレエフ振付の『くるみ割り人形』(会場バスチーユオペラ)とバール振付の『泉』(会場ガルニエ宮)となる。
デフィレは9月20日と10月4日の二回で、S席160ユーロの特別料金となる。それ以外も料金が最高で130ユーロに値上げされる。(大晦日特別公演、パリ・オペラ座振興会公演は別料金)
会場は『くるみ割り人形』『白鳥の湖』『感覚の解剖学』がバスチーユオペラで、それ以外はガルニエ宮となる。
1 2014年9月1日から7日 ヴッパタールタンツテアター引越公演
ピナ・バウシュ振付『闇の中の二つのシガレット』
2 9月20日から10月4日 ハロルド・ランダー振付『エチュード』
ウイリアム・フォーサイス振付 『Woundwork I』『パ・パーツ』
3 10月21日から11月7日 アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマケール振付『レイン』
4 11月26日から12月31日 ルドルフ・ヌレエフ振付『くるみ割り人形』会場 バスチーユオペラ
5 11月29日から12月31日 ジャン・ギヨーム・バール振付『泉』
6 12月7、20、21日 パリ・オペラ座バレエ学校デモンストレーション
7 2015年1月6日から10日 スウエーデン王立バレエ団引越公演
マッツ・エク振付『ロメオとジュリエット』
8 2月3日から20日 ニコラ・ポール振付『レプリック』
ピエール・リガル振付『Salut(挨拶)』世界初演、
エドワード・ロック振付『アンドレ・オーリア』
9 2月24日から3月12日 ジョン・ノイマイヤー振付『大地の歌』世界初演
10 3月11日から4月9日 ルドルフ・ヌレエフ振付『白鳥の湖』会場 バスチーユオペラ
11 4月3日から8日 パリ・オペラ座バレエ学校公演
12 4月20日から5月20日 ケネス・マクミラン『マノン』
13 5月2日から19日 ピエール・ラコット振付「パキータ」
14 5月28日から6月6日 ホセ・マルティネーズ振付「天井桟敷の人々」
15 6月29日から7月14日 フレデリック・アシュトン振付『リーズの結婚』
16 7月4日から14日 ウエイン・マクレガー振付『感覚の解剖学』会場 バスチーユオペラ