速報! 今年の七夕(7月7日)には、第1回ワールド・バレエスクール・デイのライブ・ストリーミングを観よう!

ワールドレポート/その他

アンジェラ・加瀬  Text by Angela Kase

世界バレエスクールデイ

2020年上半期は新型コロナウィルス感染拡大の脅威により世界の劇場が閉鎖され、多くの学校が休校となった。
欧米、ロシアのバレエスクールは、この時期に学校公演や卒業公演を行うのが常だが、ほとんどの学校公演が中止に追い込まれている。
そんな中、7月7日に世界11の主要バレエスクールとローザンヌ国際バレエコンクールが協賛して行われる第1回ワールド・バレエスクール・デイが開催、というバレエファンにとって嬉しいニュースが飛び込んできた。
発案したのは、1984年のローザンヌ賞受賞者で元英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル、現イングリッシュ・ナショナル・バレエスクールのディレクターであるヴィヴィアナ・デュランテ。日本でも多くの舞台で記憶に残る踊りを見せている。

当日は各スクールのロックダウン前とロックダウン中の様子が見られるほか、6つのバレエ学校の生徒たちがディディ・ヴェルドマン振付の新作を世界初演する。
参加バレエ・スクール11校は下記の通り。
パリ・オペラ座バレエスクール、英国ロイヤル・バレエスクール、デンマーク王立バレエスクール、オランダ国立バレエスクール、イングリッシュ・ナショナル・バレエスクール、パルッカ・ユニバーシティ・オブ・ダンス(ドイツ ドレスデン)、サンフランシスコ・バレエスクール、ボストン・バレエ・スクール、カナダ国立バレエスクール、オーストラリア・バレエスクール、ニュージーランド・スクール・オヴ・ダンス

世界初演作品のストリーミングについては英国ロイヤル・バレエスクールがパリ・オペラ座、デンマーク王立、オランダ国立、サンフランシスコ、カナダ国立バレエスクールの5校に呼びかけ、それぞれがZoomを使って振付家のヴェルドマンとコミュニケーションを取り合いながら作品を作っていったもので、個々が撮影した映像を基にヴェルドマンと今年春に日本で公開されたバレエ映画『ロミオとジュリエット』(英国ロイヤル・バレエ団)のディレクターを務めた元英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルのウィリアム・トレヴィットとファースト・ソリストのマイケル・ナン(BalletBoyz)が編集した映像が公開される。

7月7日(火)日本時間夜8時から下記ウェブサイトを通じてライブストリーミングが行われその後1か月間視聴が可能だという。
www.worldballetschoolday.com

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