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佐久間奈緒がバーミンガム・ロイヤル・バレエとの23年のキャリアに終止符

ワールドレポート/バーミンガム

文・写真 アンジェラ・加瀬  Text by Angela Kase

7月7日午後、イギリス西部ブリストル市ヒポドローム劇場にてバーミンガム・ロイヤル・バレエのプリンシパル佐久間奈緒のフェアウェル・パフォーマンス(さよなら公演)が行われた。

佐久間は1995年にバーミンガム・ロイヤル・バレエ(BRB)の芸術監督に就任したデイヴィッド・ビントレーが、自らのバレエ団に入団させるべく選んだ最初のダンサーの一人。ロイヤル・バレエ・スクール時代から曹馳(ツアォ・チー)とパートナーを組み、バレエ団に同期入団後BRB最高のパートナーシップとして、エリザベス女王ご臨席公演で曹と「ドン・キホーテ」のパ・ド・ドゥを踊るなど、バレエ団を代表するバレリーナとして内外で活躍した。

曹馳(ツアォ・チー)、ロバート・パーカー、イアン・マッケイなどバレエ団のトップ男性ダンサーと「シルヴィア」「シラノ」「美女と野獣」「シンデレラ」「アラジン」などのビントレー振付全幕作品を踊った他、ピーター・ライトの手による「白鳥の湖」「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」「ジゼル」「コッペリア」、マクミラン版「ロミオとジュリエット」などの古典全幕、クランコ版「レイディ・アンド・フール」など小品の踊り、美貌と華やかな個性を持つ女優バレリーナとして世界の観客の心を感動で満たした。

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Photo by Angela Kase

今シーズンは夫君の厚地康雄と共にバレエ団の日本公演中、名古屋、びわ湖、東京で「眠れる森の美女」全幕を踊った事は日本のバレエ・ファンの記憶に新しい。フェアウェル・パフォーマンスは首都ロンドン、バレエ団の本拠地バーミンガム、ブリストルと3都市で行われ、ロンドンでは厚地と、6月30日のバーミンガム公演は曹馳と「ロミオとジュリエット」全幕を、7月7日のブリストルでは厚地と「リーズの結婚」全幕を踊った。

7月7日のブリストルにはイギリス各地やヨーロッパからもファンが集まり、美貌の女優バレリーナ佐久間奈緒の華やかな演舞を満喫できる「リーズの結婚」を堪能。カーテンコールはスタンディング・オベーションとなった。その後、佐久間と厚地の愛娘かれんちゃんが舞台上に花束を持って現れ、バレエ団のダンサーと観客を和ませた。

Chacott WEBマガジン DANCE CUBEでは、8月号で6月30日と7月7日のフェアウェル・パフォーマンスの模様をたくさんのオリジナル写真と共にご紹介する予定だ。

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Photo by Angela Kase

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