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船引怜美 Text by Remi Funabiki 
[2005.01.10]

●アリシア・マルコワ (1910-2004) 逝去

イギリス・バレエの歴史において最も重要なバレリーナの一人、デイム・アリシア・マルコワが2004年12月2日バースの病院で逝去しました。享年94歳。

本名リリアン・アリシア・マークス、1910年12月1日ロンドン・フィンズベリー・パーク生まれ。 14歳の若さでディアギレフに見出され、アリシア・マルコワとロシア風の芸名でバレエ・リュスデビュー、 1925年にはジョージ・バランシン振付『ナイチンゲールの歌』のタイトルロールを果たします。 バレエ・リュス解散後はバレエ・ランベール(現ランベール・ダンス・カンパニー)、ヴィック・ウェルズ・バレエ(現ロイヤル・バレエ)で活躍。 1935年からはアントン・ドーリンと共にマルコワ・ドーリン・バレエを結成し、 のちのロンドン・フェスティバル・バレエ(現イングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB))へと発展させ、亡くなる当日までENBの総裁を務めました。
12月2日、ロイヤル・オペラ・ハウスでは『シンデレラ』の開演直前、芸術監督モニカ・メイスンが幕前でマルコワの訃報を報告。 ロイヤル・バレエの創始メンバーの一人であるマルコワの冥福を祈り『シンデレラ』初日公演は彼女のために捧げられました。