ワールドレポート ~世界のダンス最前線~

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すずな あつこ text by Atsuko Suzuna 
[2017.04.10]

伸びやかで楽しい作品が踊られた "ラ・プリマベーラコンサートVol.12"

バレエスタジオミューズ&ソウダバレエスクール
“ラ・プリマベーラコンサートVol.12”
『Ten pices+2』『パ・ド・カトル』他 宗田静子;振付、
『Elise』『Todten tanz』『one by one by one』サイトウマコト;振付

世界中で活躍するダンサーを数多く育てている、バレエスタジオミューズ&ソウダバレエスクールの春の舞台 “ラ・プリマベーラコンサート”。1日目の11日がスクール生たちが出演する舞台で、2日目の12日がオープンスタジオに通うダンサーたちの舞台。私は11日に鑑賞した。

osaka1704a_03.jpg 『デフィレ II 』撮影:近藤幸博(イングルウッド)

まだ小さな子供たちも出演する『デフィレ II』で開演。その後、グラン・パ・ド・ドゥやヴァリエーションをそれぞれ披露していった。ヴァリエーションはまだ慣れていない、これから一歩一歩……と思える子から、おそらくはコンクールなどで既に優秀な成績をおさめているのではないかと思える、将来のプロダンサーへの可能性を感じる子まで、幅広いレベル。だがその中に目を引く中高生くらいの子も多く、そういった子たちが、個性を自然に活かすように伸びやかに踊っていることに好感が持てた。
クラシックが中心だったが、サイトウマコト振付のコンテンポラリーも上演された。北野聖奈が踊った『Elise』は、ピアノ曲『エリーゼのために』に乗せた清潔感のあるもので、程よい脱力感も良かった。同じくサイトウ振付で十川大希が踊った『Todten tenz』は、男性ながら少年特有の線の細い中性的な魅力が上手く活かされ、現代的な作品に仕上がっていた。
そして、この日のラストは、今後が楽しみなジュニアたちが踊った『Ten pices+2』。宗田静子振付のニューヨークの香りがする作品だ。宗田は『コーラスライン』の「One」などが好きと話すが、後半ではあのミュージカルのような帽子も使っておしゃれに。ニューヨークのショービジネスの舞台のような華やかさを取り入れながら、バレエダンサーだからこその身体能力を活かした振りもあって、観てとても楽しい作品に仕上がっていた。
(2017年3月11日 メルパルクホール大阪)

osaka1704a_01.jpg 『Ten pices+2』撮影:近藤幸博(イングルウッド) osaka1704a_02.jpg 『Ten pices+2』撮影:近藤幸博(イングルウッド)
osaka1704a_04.jpg 『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』より
コーラスのヴァリエーション』十川大希
撮影:近藤幸博(イングルウッド)
osaka1704a_05.jpg 『Elise』北野聖奈
撮影:近藤幸博(イングルウッド)
osaka1704a_06.jpg 『くるみ割り人形』より抜粋
クララ:川島美穂、金平糖:岡本さやか
撮影:近藤幸博(イングルウッド)
osaka1704a_07.jpg 『one by one by one』
本多由佳里、長尾奈美、斉藤綾子、大久保徹哉
撮影:近藤幸博(イングルウッド)
osaka1704a_08.jpg 『パ・ド・カトル』
撮影:近藤幸博(イングルウッド)
osaka1704a_09.jpg 『パキータ』
撮影:近藤幸博(イングルウッド)