インタビュー & コラム

コラム 針山愛美

針山愛美 〜バレリーナのベルリン日記〜 ヨーロッパのダンス事情をバレエダンサー目線でご紹介します。

コラム 針山愛美の記事一覧

3月に入りクロアチアのザグレブに来てから1ヵ月以上が過ぎました。

毎日、朝から夜まで劇場に住み込み状態ですが、一刻一刻が早く過ぎ、あっという間に時が経っていきます。3月2日現在(3月17日に世界初演されるので、この記事が載るときにはもう初演の直前と思われます)「白鳥の湖」の振り付けは全て終わり、日々リハーサル、手直しなどを行っています。 ウラジーミル・マラーホフ氏は、いろいろな細かなところまで徹底的にリハーサルされますが、ユーモア豊かに指導されるのでスタジオには

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2017/03/10掲載

1月の中旬よりクロアチアの首都、ザグレブに来ています。

2017年3月17日に世界初演されるウラジーミル・マラーホフ版「白鳥の湖」の振り付け演出アシスタントを担当しています。 クロアチアに来たのは初めてですが、とても素晴らしく落ち着いた街です。 カンパニーのスケジュールは、朝10時から11時15分はクラスレッスン、その後11時35分から21時までリハーサルが行われます。 ダンサーは国際色豊かで、ヨーロッパ各地、アジア、オーストラリアからも集まり若く才能

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2017/02/10掲載

2017年、また新しい年を迎えました。

今年を無事迎えられた事に感謝しなければと言う気持ちで新年を迎えました。 本年も一歩一歩、また勉強しながら、一瞬一瞬を大切に過ごしていきたいと思います。12月9日ベルリン国立バレエ団のナチョ・ドゥアト版「くるみ割り人形」を見ました。この作品はミハイロフスキー劇場でナチョ・ドゥアトが数年前に振り付け初演したものです。 そのままベルリンに持って来て上演しているので世界初演ではありませんが、ベルリン国立バ

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2017/01/10掲載

2016年も最後の月になりました。

今年は、世界中様々な所をバレエを通して見ることができ、世界観が広がり、また人生の勉強にもなりました。 今月は、ヨーロッパとカザフスタン、日本からお届けいたします。11月24日ベルリン国立バレエ団の「ジゼル」、同バレエ団久々のクラッシック作品を見に行きました。今シーズン最後の公演ということで、沢山のお客様が見にいらしていました。<キャスト> ジゼル:ヤナ・サレンコ アルブレヒト:ジーヌ・タマズラカウ

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2016/12/12掲載

早くも2016年残す所2ヶ月となりました。

今回は東ヨーロッパ、ロシア中心にお届けします。10月中旬、キエフ国立バレエ学校にてウラジーミル・マラーホフ氏が2011年にベルリン国立バレエ団で初演した「ラ・ペリ」の振り付け指導をしました。 マラーホフ氏と6日間の滞在で2幕の場面を全て振り付けし、最終日には通し稽古ができる程集中した6日間でした。 作品は、女性20人の群舞、ソリスト女性4人、主役のペリ役の女性、合計25人の女性生徒が軽やかに華やか

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2016/11/10掲載

9月から10月にかけて、6ヶ国をまわりました。

ベルリンの芸術監督騒動は、未だにおさまりそうにありません。 日々、新聞やテレビで報道されていますが、この先どうなるか2019年まで時間があるのでまだまだ混乱しそうです。 ベルリンも新学期が始まり、バレエ団、バレエ学校ともに始動開始です。 バレエ学校には、私がお世話した6人が在籍していますが、皆元気に学校生活を始めています。さて、9月に初めてグルジアを訪れました。ニーナ・アナニアシヴィリ率いるグルジ

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2016/10/11掲載

2016年9月2日と3日、2日間にわたり「MALAKHOV & FRIENDS」の公演がベルリンアドミラスパラストで行わました

「MALAKHOV & FRIENDS」は、マラーホフ前ベルリン国立バレエ団の監督に就任した後ベルリンでは2年おきに素晴らしい舞台を上演して、2014年惜しまれながらファイナルを迎えました。日本で上演された「マラーホフの贈り物」公演も、全部で8回を数え、マラーホフはこうした公演を「MALAKHOV & FRIENDS」として世界各国で行ってきました。 そして今年、9月2日と3日には

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2016/09/11掲載

今月は、アメリカ、日本、ロシアからお届けします。

7月はアメリカで過ごしました。 先月少し触れましたが、ボストンとニューヨークでバレエのワークショップを2週間行いました。最後のスクールパフォーマンスでは日本から来たバレリーナ逹と、アメリカの生徒達が一緒に踊り、2週間で学んだ作品を披露しました。 ジャズの作品、モダンの作品、スターズアンドストライプス、4羽の白鳥やバリエーションなど盛り沢山の内容で、衣装も現地で貸して頂き、皆素晴らしい踊りを見せてく

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2016/08/10掲載

6月は、ドイツと日本、ウクライナを往復しました。

6月11日、12日キエフ国立劇場にてキエフ国立バレエ学校の卒業公演が行われました。 今年の2月にウラジーミル・マラーホフ氏と振り付け演出を担当した「パキータ」も上演されました。 マラーホフ氏も訪れリハーサルを行い、生徒たちにとって素晴らしい機会となりました。 「パキータ」主役は、2日間異なったキャストで、初日11日の公演には、キエフ国立バレエ団のプリンシパルである、ニキータ・スホルコフがエトワール

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2016/07/11掲載

5月は、ヨーロッパと日本で色々な活動をしました。

そしてベルリンで才能溢れるバレリーナの皆様と素晴らしい時間を過ごしました。5月13日ベルリンインターナショナルワークショップ初日でした。 ウラジーミル・マラーホフ先生によるフロアバーで1日が始まりました。それに引き続き、元ベルリン国立バレエ学校の主任教師であり、今はインターナショナルバレエアカデミー教師、ボリショイバレエ学校でも長年教師を務めていたラリッサ・ドブラジャン先生によるクラッシックレッ

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2016/06/10掲載

4月はロシアの都市サンクトペテルブルクとペルミ、そしてラトビアの首都リガ、ドイツの首都ベルリンに行ってきました。

サンクトペテルブルクでは、ワガノワバレエ学校やエイフマンバレエ学校を訪れ、マリンスキーバレエのクラスを受けたり、バレエ団のリハーサルを見学ました。 ワガノワバレエ学校では、25年前からお世話になっている、リュドミラ・コワリョーワ先生やマリア・グリバーノワ先生のクラスを見学しましたが、圧巻! 本当に勉強になりました。コワリョーワ先生は別名、"魔法使い教師"。先生に習うと強く美しくなる、と言われている

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2016/05/10掲載

桜が美しい季節に、日本で過ごすことができ感動しました。

春休みには、数日間ワークショップで充実した時間を将来のバレリーナと過ごすことができ、またコンクールの審査員としても沢山勉強させていただく事ができました。3月19日キエフ国立オペラ劇場にて、「マラーホフ」版の「パキータ」初演がありました。 2月にマラーホフ氏のアシスタントとして振り付け指導をさせて頂きましたが、今回は私1人でキエフに行く事になり少し責任を感じていました。 3月中旬からキエフに行き、仕

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2016/04/12掲載

2016年もあっという間に1ヶ月が過ぎ、日々色々なことを経験できることに感謝です。

今月はヨーロッパからお届けいたします。1月9日ベルリン国立バレエ学校公演を見ました。 全体は三部構成になっていて 第一部 振付:ナチョ・ドゥアト『CONCIERTO MADRIGAL 』 第二部 振付:マルコ・ゲッケ『ALL LONG DEM DAY』 振付:イリ・キリアン『SIX DANCE』 第三部 振付:グレゴール•ザイフェルト&ラリッサ•ドブラジャン『ボレロ』でした。Photo:E

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2016/02/10掲載

あっという間に過ぎ去った2015年

お世話になった方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます。ありがとうございました。暖冬の日本とはうってかわり、1月、ベルリンは一面の銀世界。冬本番で2016年の幕開けです。 2016年もどうぞよろしくお願い申し上げます。先月は、バレエ公演と研修のツアーで12月12日から20日に渡り、ラトビア、スウェーデン、エストニア3カ国を回ってきました。 世界文化フェスティバルに参加するために、半年位前か

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2016/01/12掲載

11月から12月にかけてベルリンと日本を二往復しました。

その間、パリで起こったテロやヨーロッパの難民問題、ロシアと各国との関係など、いろいろと厳しいニュースが報道されました。ヨーロッパの中心であるドイツのベルリンでも緊迫した状態が続くと思いますが、芸術文化には影響しないで欲しいと強く思います。芸術がその緊迫を解く力になって欲しい、そんな願いでいっぱいです。 実際には、ベルリンは普段とあまり変わらない雰囲気、クリスマス・マーケットに訪れる人々が溢れ、華や

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2015/12/10掲載

10月は、キューバ、ニューヨーク、キエフに行き、後半は暫くベルリンで過ごしました。

いろいろな公演を見ることが出来、刺激的なベルリンでは充電することができました。キューバに関しましては、ニュース記事でお伝え致します。 10月16日から18日 キエフ国立バレエ学校を訪れました。18日にはバレエ学校内の劇場にて公演が行われ、学校生がこれから才能開花が楽しみな踊りを見せてくれました。 今回ウラジーミル・マラーホフ氏が、キエフ国立バレエ学校への贈り物の一環として、マスタークラスと、自

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2015/11/10掲載

日本は爽やかで過ごしやすい秋、私は今月東ヨーロッパはじめキューバ、ニューヨークを訪れました。

キューバは『グランプリマラーホフ』の為に行ったのですが、感動の連続、本当に素晴らしいコンクールでした。 このコラムでは、今月は東ヨーロッパからお届け致します。2015年9月18日、19日の2日に渡り、スロバキアのコシシェでウラジーミル•マラーホフ版の『ラ・バヤデール』が初演されました。 劇場は1900年に建てられた歴史感漂う建物。金とパステルカラーのデザインが素晴らしく、高級感と趣きがあり100年

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2015/10/13掲載

8月は日本とヨーロッパ、ロシアで過ごしました。

夏は、たくさんの素晴らしい公演が日本で開催され、日本では世界で一番と言って良いほど高い水準の公演を見ることができると改めて再確認しました。その中で世界バレエフェスティバルを見る機会がありましたが、本当に様々なダンサーがクラシックからコンテンポラリーまでを見せてくれ、4時間半があっという間でした。 その他には、各地でコンクールが開催されて、先生の皆様も生徒の方も忙しく充実した日々を過ごされたのでは

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2015/09/10掲載

今月は、夏の日本に戻りました。

7月はアメリカとヨーロッパを2往復していましたが、今月は日本各地を回ります。7月の12日から24日までアメリカのカリフォルニア、ラグナバレエにてサマーコースの講師を務めました。 サマーコースには、日本からも素晴らしいバレリーナの子供たちが参加し、日本から一緒にお連れしました。 昨年に続き2回目の企画ですが、今年は受け入れ側もとても楽しみにしていて、最後は昨年同様涙の別れとなりました。 平日は、12

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2015/08/10掲載

5月、6月のほとんどはヨーロッパで過ごしました。

6月中旬にベルリンに戻り、文化的な日々を過ごす事ができました。 6月23、25、26日にベルリンでマラーホフ版『ラ・バヤデール』が上演されました。 本来は5回公演のはずでしたが初日と最終日にストライキが行われ、計3回のみの上演となりました。 内部のことを言うといろいろと書かなければいけないのですが、ドイツでも何度も新聞、ニュースで報道され今後の動向も注目されています。 2014年の夏にマラーホフ

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2015/07/10掲載

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