【大人のダンス〜 Q&A編 〜 】Vol.3『ストレッチと体幹の話』
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掲載
『大人からはじめたダンサーに、長くダンスをたのしんでもらえるよう、ダンサー KaQがとっておきのコツを教えます♪』
さまざまなダンスを踊るダンサーKaQだからこそ伝えられる効果的なストレッチ方法や身体づくりに役立つ情報をおとどけします。
ストレッチをしてもなかなかやわらかくならない、効果を実感できない。
筋肉はなるべく定期的にやらないとなかなかやわらかくならないし、とはいえ、毎日やるのも大変でついつい後回しに...。
『体幹』
『体幹』という言葉、ここ10年ほどよく聞くようになりました。
体幹とは?
『体幹』は体(からだ)の幹(みき)のこと。
ある程度の高さまでいくと、まるで大きく広げた腕のように枝が横に伸びて、その先には手の平のように葉が広がっています。
もっとくわしく!
前回の椅子に座って行う首のストレッチを例にとって説明してみましょう。
このストレッチで伸ばしたいのは首の側面についている筋肉です。
首の頭側の付け根と肩側の付け根が一番引っ張られるようにすると、ストレッチの効果は最大になります。ところが、反対側の肩が一緒に上がってきてしまうと首筋を伸ばす効果は薄れ、その代わりに脇腹が少し伸びるようになります。
なかなか感じられない場合は、肩の上に手を置いて腕の力で下に押し下げるのもいいかもしれませんね!
右肩が上がってしまわないように注意しましょう。
例えば、この「首ストレッチの場合」、柔軟性がついたかどうかは
「反対側の肩が上がらないようにした状態でどれだけの角度で首を倒せるようになったか」
という風に視覚化できるからです。
この『動かさない肩』を基準にしてそこからどれだけ首を倒せるかを自分の目で確認していくことで、以前の自分よりもやわらかくなっていくのがやっとわかるようになるんです。
『肩』は『体幹』の一部ですね。
こうやって伸ばしたい部位/引っ張られている部位と反対側の方向の力を体幹の筋肉をコントロールしてつくることで、ほんの少しの動きでも効果的にストレッチ効果を得ることができるようになるのです!
では どうやったら体幹の筋肉を意識できるようになるのでしょうか?
このクエスチョンを How To 編で取り上げてみたいと思います。
更新をお楽しみに!
ライター: KaQ / 羽祢田核(はねだ かく)
国立大学生物学科在学中にダンスにのめり込み卒業後、ダンサーとして大手テーマパークで活躍。
その後は舞台やコンサートに出演し2014年『ブエノスアイレス午前零時』出演を機に、2015年よりアルゼンチンタンゴを本格的に始める。
現在は清澄白河でStudioENTRADAを主宰し、キッズダンス・大人向け各種クラス・アルゼンチンタンゴなどを、4歳から74歳まで幅広い世代に向けて教えている。
ジャズ・ヒップホップ・サルサ・タンゴなど様々なジャンルの経験と理系的なセンスで組み立てたレッスンは、わかりやすく他にはない独特の切り口を持つ。
日本アルゼンチンタンゴ連盟認定インストルクトール
江東区立深川小学校HipHop講師
2017年Chacottダンスキューブ勝どきスタジオパフォーマンス出演
【大人のダンス】