イギリスは冬です!
『ザ・カー・カーマン』のUKツアーも後半に入りました。 舞台はとっても寒いです。 なのに1枚のワンピースを着ただけで裸足で踊らないといけません!私は寒いのが大の苦手なので冬のUKツアーは大嫌いです。 あまりにも寒くて鳥肌が立っているのに夏の演技をしないといけません。 ユニオン(組合)規定の温度になっていない場合、劇場側はヒーターをオンにしないといけません。また、カンパニーはサイドステージにショーが
- #インタビュー & コラム
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2007/11/10掲載
インタビュー & コラム
友谷真実 〜私の踊りある記〜 アメリカのダンス事情をバレエダンサー目線でご紹介します。
『ザ・カー・カーマン』のUKツアーも後半に入りました。 舞台はとっても寒いです。 なのに1枚のワンピースを着ただけで裸足で踊らないといけません!私は寒いのが大の苦手なので冬のUKツアーは大嫌いです。 あまりにも寒くて鳥肌が立っているのに夏の演技をしないといけません。 ユニオン(組合)規定の温度になっていない場合、劇場側はヒーターをオンにしないといけません。また、カンパニーはサイドステージにショーが
2007/11/10掲載
今年のイギリスは夏がほとんどなく、秋から冬に入って来ています。 『ザ・カー・マン』のUKツアーが始まりました。 ロンドン公演中はみんな出来るだけ早く家に帰りたいのでなかなか一緒に飲みに行くことはありませんが、ツアーが始まるとみんな終演後に飲みに行くので仕事以外の話ができるのはとても楽しいです。 そして、みんな『ザ・カー・マン』の次の仕事の話をし始めました。 『ザ・カー・マン』の後は『Nutcra
2007/10/10掲載
『色々な国からプロデュサー、プロモーターの方たちが観に来られていました。 イタリアからはこの『カー・マン』を野外劇場で上演しないか、という申し出があったみたいです。サドラーズ劇場は毎回満員や満員に近い状態でした。 アダム・クーパー(2回も!)やウイリアム・ケンプなどマシューの公演に関わったことのあるダンサーたちはみんな観に来てくれました。 ダンサーたちはアザがたくさん出来ましたが大きな怪我はなくハ
2007/09/10掲載
「London Studio Centre」(ロンドンにあるダンス・スクールの一つです。)の卒業公演を観に行きました。 マシューとスコットも観に来ていました。 最初の作品は『ドン・キホーテ』から、Irek Mukamedov(イレク・ムハメドフ)が振付構成したものです。 みんな素晴らしいのですが、特に日本人の活躍が目につきました。一人のメインの子も日本人でしたし他の日本人の子たちもみんなテクニ
2007/08/10掲載
やはりスタジオで演じるのとは違い舞台ではセット、衣装、照明が入り、特に2幕では血をたくさん使うのでリアリティ、緊迫感があります。週8回公演ですが、1回公演の日は他のキャストのため通しリハーサルをしたので、9回公演をするのと同じでした。毎日午前中から夜の10時、11時まで劇場にいたのでみんな相当疲れています。もちろん、オーバタイムだとその分支払ってもらうのですが、かなりハードでした。 私を含め『シザ
2007/07/10掲載
昨年の11月以来です。やっぱりBritish Englishの方が私には解りやすいです。 アメリカ公演もいろいろありましたが、ロス公演では、ジョニーデップが家族で観に来てくれ楽屋に私たちを訪ねてくれたことも思い出ですね。彼はとても気さくで、一人一人の目を見て握手をしてくれました。作品を楽しんでくれたみたいです。 正直に言うとアメリカツアーはとても楽しかったので、ケリーとシェルビーと3人でイギ
2007/06/10掲載
その前に誰がどの役をするのかは個別にメールでオファーがあり、そのオファーが自分にとってハッピーかどうかそれぞれが返事をして始めて全員に発表されます。ハッピーでない場合はキャストチェンジあるいはこのオファーを受けないダンサーも出て来ます。 今回マシューがオファーしたダンサーの全員の名前は発表され、マシューは「良いダンサー達が集まってうれしい。」と言っていました。ニューヨークでマシューと何人かのダンサ
2007/05/10掲載
メンバーの半分はカンパニーが用意したブルックリンのホテルではなくマンハッタンに個別に予約したホテルやアパートメントに滞在しています。 もちろん私もマンハッタンに3週間滞在しています! ニューヨーカーに混じって地下鉄で劇場に通うのはとても気持ちがいいです。 お客さんの反応はとても良いです。マチネ(昼公演)では普段静かなのですがここでは大きな笑いと拍手がありうれしいです。 ただ、ニューヨークの天気
2007/04/10掲載
3週間のお休みが終わり、ワシントン公演です。 ほとんどのメンバーはイギリスに帰りましたが、私は暖かいマイアミとキーウエスト、とっても寒いニューヨークで過ごしました。 ニューヨークではミュージカルを3本とバレエを一つ観て、ジャズバーにも行き寒さに負けず行動を起こしましたが、午前中はアパートメントホテルにずっといました(笑)。イギリスより寒さがハードなのできつかったです。ミュージカルはマシュー振り付
2007/03/10掲載
アメリカ公演にも慣れ楽しく演じていますが、ここで今回の『シザーハンズ』のシステムの一端に触れましょう。 私たちは週に8回公演があります。 シザーハンズ・カンパニーのメンバーは、全員7回出演し、1回はお休みがもらえるようにキャストが決まっています。『シザーハンズ』は今までと違い、全員が2役から3役はしません。ALTERNATES(ダブルキャスト)として、女性二人(レイチェル・ランカスター、ミカ)と
2007/02/10掲載
2007年。 世界が平和に向かって行きますよう祈りつつ、『シザーハンズ』はアメリカツアー中です。 エタが2週間出演してイギリスに帰りました。サンフランシスコでは、スタンバイとして他の役を勉強している人たちのリハーサルも無事に始まりました。 このリハーサルの前にカンパニークラスがあります。そのためにホテルからまずは稽古着に着替えるため劇場に歩いて行きます。 この歩く距離は15分~20分ですが治安
2007/01/10掲載
このミュージカルの曲は好きな音楽の一つなので劇団四季滞在の時もチャンスがあれば何度も観に行っていました。そのため、はじめは頭の中で日本語の歌詞が出て来て英語に集中出来ませんでしたが、解ってくるとかなりイギリスのきついジョークも入っているのに驚きました。 とても素晴らしい舞台であっという間でしたね。 メインのエビータを演じる役者さんは、巻き舌で英語を話すというか歌っていたので、それがアルゼンチンの人
2006/12/10掲載
エッちゃん(秋谷悦子さん)がパーティーを開き、そこでデュッセルドルフにいる日本人の方たちに会いました。カンパニーに音楽を創ってパフォーマンスをしている方、通訳をしながら大学に行っている方、陶芸家、ピナ・バウシュの学校に行っている若いダンサーの方たち、次の日には駐在人の奥様でダンスのオープンクラスやドイツ語学校に行っている方など、みなさん素敵な方たちで日本では知り合えない方との出会いがありました。特
2006/11/10掲載
私は去年の10月からホリデーがなかったのでゆっくり充電をするつもりです。 まずは、この2ヶ月だけカンパニーの友人、エタの家に滞在しています。 エタの子供イザベルは10歳で毎日色々とおしゃべりをしますが、これはとても私の英語の勉強になります。 時々、一緒に夕食を作ったり82歳のエタのお父さんもいらっしゃるので一緒に飲んだり?! 一般の家庭を経験しています! まー、エタの家では『Swan Lake』や
2006/10/10掲載
暑い中、劇場に足を運んで下さり応援をどうもありがとうございました。 今回はファミリーミュージカルみたいで見やすかったと思いますが、踊りは少ないと思われたでしょうね。特にチャコットさんのホームページを見ている方はダンスが好きな方たちと思いますので。 踊りは少なくても、芝居やジェスチャーでストーリーを引っ張るのにはそうとうなエネルギーと集中力がいるので私たちは毎回終演後くたくたでした。2時間の上演
2006/09/10掲載
私は2度目ですが前回の『Nutcracker!』の時は風邪を引いていたので、あまり(休演日も含めて)韓国公演を楽しめませんでした。ただマシューが私のクララを観るのも含めて韓国に来た時、日本人の私が主役をしても、舞台に出てすぐに客席から大きな拍手を頂いたのにはビックリしました。 上演中もたくさん笑いと拍手をもらい、とても感動したのを覚えています。 今回は体調万全なので韓国公演をとても満喫しています。
2006/08/10掲載
『シザーハンズ』は昨年の10月からお休みがなく今年の5月末までずっと続いていたのでみんなこのホリデーをとても楽しみにしていました。私は梅雨の日本にいました。 8月にある後藤早知子さんの50周年記念公演『Sachiko』のリハーサルのためです。『Sachiko』リハーサル私が一生懸命に共演者の西祐子さん、能美健志さんや高部尚子さんと振りを考えている間にイギリスのカンパニーメンバーから来るメールと言え
2006/07/10掲載
最初はミュージカル「シナトラ」です。 幕が上がると舞台上にとても立派なオーケストラがひな壇のようにいます。 そのオーケストラの舞台が動くと、ダンススペースが出来たり、大きなスクリーンが使われていますが、それ以外は舞台セットのないシンプルな演出でした。 このスクリーンにシナトラの映像が映ったり、ダンサー達の持った傘や風船にも映像が映り、さらに映像からダンサー達が出て来たりというのはとてもおしゃれな感
2006/06/10掲載
前回報告しましたワークショップの続きです。 次にそれぞれで考えたキャラクターで好きな事、嫌いな事をゼスチャーなどの動きを交えて8カウントずつ考えてもらいました。それを発表した後その動きにジャンプ、ターン、高さを変えるなどを入れてもらい、今度は二人組になって会話をするようにやってもらいました。 このコンタクトでは色々出来ます。例としてケリーと私が8カウントずつで作った動きを見せたり、または同時にし
2006/05/10掲載
ロンドンでもワークショップをしますが、地方公演の時の方が多い感じです。 参加者はその時によって違いますが、今回は学校の演劇部の子たちが対象でした。 生徒さんたちは1日前に舞台を観に来て、その後スティーブとケリー、シェルビーとの懇談会がありました。(私はoffの日だったので失礼させてもらいました。) 後でシェルビーに聞くと、とてもしっかりした子たちで質問の内容もとても良かった。と言っていました。 ケ
2006/04/10掲載