バケーションでドイツに行ったときのことです。

エッちゃん(秋谷悦子さん)がパーティーを開き、そこでデュッセルドルフにいる日本人の方たちに会いました。カンパニーに音楽を創ってパフォーマンスをしている方、通訳をしながら大学に行っている方、陶芸家、ピナ・バウシュの学校に行っている若いダンサーの方たち、次の日には駐在人の奥様でダンスのオープンクラスやドイツ語学校に行っている方など、みなさん素敵な方たちで日本では知り合えない方との出会いがありました。特に外国で働いている日本人に会うのはいつも励みになります。

ドイツでの最後の日にエッちゃんが「Neuer Tanz」カンパニークラスを教えるのについて行きました。
このカンパニーはディレクターがカメラマンで今年の春に日本公演もし、ヨーロッパのフェスティバルによく呼ばれる人気のあるカンパニーだそうです。
みんなから一緒にクラスを受けるの? と聞かれましたが「No,私はホリデー中なので」と言って、そのスタジオのある公園を散策しました。(笑)
イギリスの公園とは違い、芝生よりも高い木が多く小さな森といった感じです。
久しぶりに森林浴ができとても気持ちよかったです。
そしてクラスの最後の20分ぐらいを見学しました。ダンサーは8人で20代~40代の人たちがバレエクラスをしていました。オープンクラスの初級という感じでしたが、この人たちには何かがある。というのが解ります。魅力ある人たちでした。スタジオには楽譜や、エレキギター、マイク、バイオリンなど色々な楽器が置いてあります。エッちゃんから聞きましたが、彼らはダンス以外に楽器の演奏の稽古もあるそうです。ほとんどの人はカンパニーに入って習うそうですが舞台ではそれを微塵にも見せず、即興のような演奏もするそうです。また、歌ったりなど声も使うそうです。
是非、一度観てみたいと思いました。

公園

公園

デュッセルドルフからロンドンに戻って来てオープンクラスを受け始めました。久しぶりにパイナップル(レッスン場)に行くとやはり値段は上がっていましたね。メンバーシップに入っていない場合はパイナップルに「1日メンバーシップ」代の2ポンド払います。そしてクラスの先生に6ポンドを払います。合計で8ポンド(約1600円)、それでもピアノの生演奏でこの値段は日本よりは安いでしょうね。1ヶ月だけのメンバーシップは25ポンド(約5000円)です。これだと先生に6ポンド(約1200円)を払うだけです。ただ月に13回以上クラスを受ける場合には良いのですがそれ以下ですと、毎回2ポンド(day membership)をスタジオに払う方がお得です。
メンバーシップも1日や1ヶ月以外に3ヶ月、6ヶ月、1年、それ以上もあります。16歳以下はDay membershipは半額です。
日本のチャコットのオープンクラスは良心的だと思います。メンバーシップが5千円で3年間有効なので。
他に私のような海外から短期間だけ帰って来たダンサーや、地方から休みの時だけ高い交通費を払って東京にクラスを受けにくるダンサー、あるいはミュージカルの公演の合間にクラスを受けたい役者さんやフリーのダンサーのために1年有効のメンバーシップを持たなくてよく、かつ良心的な値段の設定のオープンクラスがあるとうれしいですね。

最後に『SWAN LAKE』の男性だけのカンパニークラスを受けに行きました。
アランも調子が良さそうで、『シザーハンズ』に出ているアダムと同じで、カンパニーのムードメーカーのところがあり、彼らがリハーサル・ルームに入ってくるだけで雰囲気が明るくなります。
王子役のマシュー・ハートもカンパニーとの仕事を楽しんでいるみたいです。
エタが、「マシューの演技が素晴らしく楽しみ」と言っていました。
『SWAN LAKE』カンパニーはオーストラリア公演をとても楽しみにしているみたいですよ。

私たち『シザーハンズ』カンパニーはいよいよ半年以上のアメリカツアーです!
ウー、スーツケース1個で半年、(しかも寒い冬のニューヨークもある)を過ごしたことがない・・・。
どうしよう。

カンパニーのスタジオ

カンパニーのスタジオ

Neuer Tanzのポスター

Neuer Tanzのポスター

インタビュー & コラム

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友谷 真実 Mami Tomotani

マーサ・グラハム・サマースクール、劇団四季研究所、川副バレエスクールでダンスを学ぶ。
★主な出演作品:
ニュー・アドべンチュアーズ『くるみ割り人形』(クララ、キューピット役ほか)、『白鳥の湖』、『カーマン』、『エドワード・シザーハンズ』(ペグ 役ほか)、『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどの作品(オース トリア)、 アルティ・ブヨウ・フェスティバル(京都)、ベノルト・マンブレイの振付作;スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』; 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』など
★TV/映画:『くるみ割り人形』(BBC)他。
★振付作品:『just feel it?以・真・伝・心』個人のプロローグ(02年);アルティ・ブヨウ・フェスティバル(98年)、他。
http://ameblo.jp/mami-tomotani/

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