『ザ・カー・マン』のUKツアーが始まりました。

今年のイギリスは夏がほとんどなく、秋から冬に入って来ています。
『ザ・カー・マン』のUKツアーが始まりました。
ロンドン公演中はみんな出来るだけ早く家に帰りたいのでなかなか一緒に飲みに行くことはありませんが、ツアーが始まるとみんな終演後に飲みに行くので仕事以外の話ができるのはとても楽しいです。
そして、みんな『ザ・カー・マン』の次の仕事の話をし始めました。

『ザ・カー・マン』の後は『Nutcracker!』が春までUK公演があり、重なって春から2009年の冬まで『シザーハンズ』のインターナショナルツアーとロンドン公演があります。
はっきり、自分から『Nutcracker!』に出ない。と決めているのはジェームス、サム、リチャード、ロス、ソフィア、レイチェルと何人かいます。『シザーハンズ』に出ない。と決めたダンサーはジェームス、リチャード、ミケイラそして私です。
まだ、他にも交渉以外で出演しないダンサーが出て来そうです。もちろん、その分、新しいダンサーたち(『スワンレイク』のダンサーたち)にチャンスがまわります。

やはり、ツアーが始まると家にいられないので家族や恋人がいる人たちは、なるべくロンドンに居たいみたいです。また、演技の方に少し力を入れたいという人たちもいます。
私も期間が長いツアーの『シザーハンズ』を選んだ方が良いのですが、踊りが少ないので、『Nutcracker!』を選びました。

2008年6月から2009年春までマシューの公演に出演しないことになりますが、自分の決めたことに悔いはありません。もしかしたら違う出会いがあり他の振付家の作品に出るかもしれませんし、このことは今後ダンサーとして、演じるためにも日本やヨーロッパ、アメリカでの充電期間と思っています。
2009年の『ザ・カー・マン』のインターナショナルツアーには戻る予定です!

この二つの作品両方に出演せず、一つの作品を選んだダンサーたちは、ほとんどが長いツアーだということ、それに同じ事を週に約7回公演することにちょっと休みたい、充電が欲しくなったダンサーたちです。ですからマシューのカンパニーに戻って来る時はもっとリフレッシュしていると思います!

さてマシューの来年夏に短い期間でやる実験的な新作の公演ですが、男性だけのキャストになりそうです。多分このニュースは、日本人のお客さんたちはとてもうれしいでしょうが、あるところでは「男性だけの踊りをずっと見ていると女性の踊りが恋しくなる。」という意見もあります。私は正直言ってこの新作を見るのが楽しみでもあるし大丈夫かな?とも思っています。
まだ発表出来ませんが、日本人のファンが多い有名ダンサーも出演する予定です。(笑)

現在の段階で発表出来るニュースはこんな感じです。
『ザ・カー・マン』はまだスコットランドやUKツアーが11月半ばまであります。
今回は前回よりダンサーのレベルが高い、ストーリーにまとまりがでてきた。とたくさんの良い評判をいただいていますので、ぜひ機会がありましたら観に来てください。

インタビュー & コラム

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友谷 真実 Mami Tomotani

マーサ・グラハム・サマースクール、劇団四季研究所、川副バレエスクールでダンスを学ぶ。
★主な出演作品:
ニュー・アドべンチュアーズ『くるみ割り人形』(クララ、キューピット役ほか)、『白鳥の湖』、『カーマン』、『エドワード・シザーハンズ』(ペグ 役ほか)、『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどの作品(オース トリア)、 アルティ・ブヨウ・フェスティバル(京都)、ベノルト・マンブレイの振付作;スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』; 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』など
★TV/映画:『くるみ割り人形』(BBC)他。
★振付作品:『just feel it?以・真・伝・心』個人のプロローグ(02年);アルティ・ブヨウ・フェスティバル(98年)、他。
http://ameblo.jp/mami-tomotani/

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