インタビュー & コラム

コラム 友谷真実

友谷真実 〜私の踊りある記〜 アメリカのダンス事情をバレエダンサー目線でご紹介します。

コラム 友谷真実の記事一覧

アクラム・カーンのデュエットを観ました。

ジュリエット・ビノシュ(フランスの女優 映画『ショコラ』、『イングリッシュペイシェント』主演)とイギリスのコンテンポラリー振付家兼ダンサーのアクラム・カーンのデュエットを観ました。とても素晴らしかったです。一人の女が男と出会って一緒に住みだし、愛し合い、すれ違いがあり一人が出て行き、それを追いかけ、最後は観た人の解釈によって違う終わりがある。というストーリーですが、台詞あり、マイムあり、ダンスあり

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2008/12/10掲載

<Re: Bourn>というセクションができました。

ここは子供たちにマシューの作品を通してパフォーマンスを教えるところです。まずはカンパニーから呼ばれたダンサーたちの中でワークショップ(子供たちに教えること)に興味がある人たちが集まりました。  朝の10時から5時まで子供に教えるための講座がありました。英国では法律的に決まったことがいくつかあります。どれも、実際にあった子供への虐待や監禁などの事件後から決まったことです。例えば、ダンスのワークショッ

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2008/11/10掲載

WAYNE McGREGOR'S DELOITTEIGNITE 08を観に行きました

 これは、ロイヤル・オペラハウスが初めて他のアーティストたちに場所を提供して行われるアートフェスティバルです。ランダム・ダンス・カンパニーのディレクターでロイヤル・バレエの振付家の一人、ウエィンの名前がタイトルに載っているので彼がコーディネートしたのでしょうね。 キーワードは「Sight,(視覚) Sound, (音)Taste,(味) Touch,(触覚) Smell(匂い)」でした。土曜と日曜

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2008/10/10掲載

『シザーハンズ』のオーストラリア公演を無事に終わりました。

最後の公演の日、ジョイス役のニーナから「Mami、こっちに来て」と言われ舞台上に呼ばれるとダンサー全員とスタッフさんたちがいて「私たちはMamiの事が大好きで、ずっと一緒にツアーをしてもらいたいぐらい。みんなMamiがいなくなったら寂しくなると思う。これはカンパニーみんなからのプレゼントよ」と、プレゼントとみんなからの寄せ書きのある大きなカードとカンパ金が入っている封筒をもらいました。(このカンパ

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2008/09/10掲載

夏ですか? ここメルボルンは冬です。

メルボルンはトラムが走っていてどこかヨーロッパを思わせます。 オーストラリア・ツアーの最後の2週間に入りました! 私は『シザーハンズ』に出演するのは、これが最後で緊急事態がないかぎりありませんが、他のメンバーは2ヶ月休みに入り10月にパリ公演が始まります。 スコットが『Nutcracker!』の公演中に怪我をしてそれが悪化し、新作の『Dorian Gray』と『シザーハンズ』のパリ公演に出演せず、

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2008/08/10掲載

オーストラリアにいます!

ロンドンのお店は夏服を売り出していたのに、オーストラリアはロンドンで見なくなった冬服が売り出されています。頭では、「オーストラリアは冬に入る」と分かっていても、なかなか実感がわかないので冬服を見た時は戸惑いました。はい、相変わらず短いリハーサルでした。(笑) 1週間、リハーサル期間があると聞いていたのですが、月曜日にロンドンからシドニーに着いて、火曜日は組合の決まりで(インターナショナルの移動日の

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2008/07/10掲載

『くるみ割り人形』がやっと無事に終わりました!

今回は怪我人や『シザーハンズ』と重なって人の出入りがたくさんありましたが、最後はみんなhappyな気持ちで終えたので良かったです。 みなさんの応援と、またわざわざイギリスまで観に来て下さった方、どうもありがとうございます。私は、週の1日休みに『シザーハンズ』のリハーサルをしました。やはり違う作品をやりながらのリハーサルはきつかったです。 最後に参加したリハーサルは、カンパニーがシドニーに行く1週間

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2008/06/10掲載

クララを演じています!

私はクララのカバー(クララ役の二人がアクシデントで出演できない時だけやります)なので、クララのリハーサルが全部終わったら、緊急の時にすぐできるように1回だけ出演の経験ができます。その後は緊急の時しかやらないはずでしたが、クララ役のケリーが怪我をし、急遽クララをハナと私でやっています。1幕のクララとナットクラッカーのデュエットは、毎回踊っていてとても気持ちが良いです。特にリフトが多いので私はいつも空

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2008/05/10掲載

日本は春ですか?

イギリスはまだ暗い冬ですが、少しずつ庭や道路に花が咲きだしています。『The Nutcracker!』のイギリスツアーも半ばに入りました! 相変わらず、私たちは公演の合間にカバーの役のためのリハーサルをしています。私はクララのリハーサルが始まり忙しくなりました。早くこのリハーサルを終えたいです!(笑) マシューから『The Nutcracker!』のメンバーに今後のツアーの説明がありました。 まず

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2008/04/10掲載

大々的なNew Adventures companyのオーディションがありました。

4月から『シザーハンズ』のオーストラリア公演、パリ、ロンドン公演のリハーサルが始まるためと、来年の『ザ・カーマン』、2009年から2010年に予定の『スワンレイク』のためです。審査員はマシュー・ボーン、エタ、スコット、そしていつもダンスキャプテンをしているアダムとレイチェル(ランカスター)でした。120人の女性と90人の男性を4グループに分けて行われました。 女性陣たちは『ザ・カーマン』の2幕のト

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2008/03/10掲載

怪我をしました!

ジャンプしながらパートナーの左側から右側へ移動する時に右腕を回すのですが、腕と肩と首が別々のタイミングに動いたみたいでむち打ちのようになってしまいました。 でも、ちょっとした寝違いのような感じだったのでそのまま舞台を続けていましたが、2幕後半に相手のキューピット役の男性に「右に首が回りにくくなっているよ」と言われてしまいました。 終演後にフィジオのエヴァに見てもらいましたが、あまり良い状態でないと

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2008/02/10掲載

A HAPPY NEW YEAR!

2008年、今年は私にとって充電の年です。 以前にこの「踊りある記」に書いたように、来年は『Nutcracker!』と『シザーハンズ』のスケジュールが重なるので、私はマシューの作品の『Nutcracker!』を選びました。ですから5月半ば迄『Nutcracker!』です。その後はマシューのカンパニーは『シザーハンズ』のインターナショナルツアーとロンドン公演がありますが、この作品には出演しません。2

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2008/01/10掲載

『Nutcracker!』(くるみ割り人形)のリハーサルが始まりました!

『ザ・カー・マン』のUKツアーが土曜日に終わり、1日休みで次の月曜日から始まりました。『ザ・カー・マン』から参加する私たちには結構きついスケジュールでした。特にUKツアーの間フラットをキープせず、ツアー先からツアー先に動いていた私やケリー、ジェマ、ルークなどは、ツアー中にロンドンのフラットをインターネットや友人を通して探して、日曜日に移動(引っ越し)したので休みという休みがありませんでした。考えて

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2007/12/10掲載

イギリスは冬です!

『ザ・カー・カーマン』のUKツアーも後半に入りました。 舞台はとっても寒いです。 なのに1枚のワンピースを着ただけで裸足で踊らないといけません!私は寒いのが大の苦手なので冬のUKツアーは大嫌いです。 あまりにも寒くて鳥肌が立っているのに夏の演技をしないといけません。 ユニオン(組合)規定の温度になっていない場合、劇場側はヒーターをオンにしないといけません。また、カンパニーはサイドステージにショーが

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2007/11/10掲載

『ザ・カー・マン』のUKツアーが始まりました。

今年のイギリスは夏がほとんどなく、秋から冬に入って来ています。 『ザ・カー・マン』のUKツアーが始まりました。 ロンドン公演中はみんな出来るだけ早く家に帰りたいのでなかなか一緒に飲みに行くことはありませんが、ツアーが始まるとみんな終演後に飲みに行くので仕事以外の話ができるのはとても楽しいです。 そして、みんな『ザ・カー・マン』の次の仕事の話をし始めました。 『ザ・カー・マン』の後は『Nutcra

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2007/10/10掲載

『The Car Man』のロンドン公演1ヶ月が無事終わりました。

『色々な国からプロデュサー、プロモーターの方たちが観に来られていました。 イタリアからはこの『カー・マン』を野外劇場で上演しないか、という申し出があったみたいです。サドラーズ劇場は毎回満員や満員に近い状態でした。 アダム・クーパー(2回も!)やウイリアム・ケンプなどマシューの公演に関わったことのあるダンサーたちはみんな観に来てくれました。 ダンサーたちはアザがたくさん出来ましたが大きな怪我はなくハ

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2007/09/10掲載

「London Studio Centre」の卒業公演を観に行きました。

「London Studio Centre」(ロンドンにあるダンス・スクールの一つです。)の卒業公演を観に行きました。 マシューとスコットも観に来ていました。 最初の作品は『ドン・キホーテ』から、Irek Mukamedov(イレク・ムハメドフ)が振付構成したものです。 みんな素晴らしいのですが、特に日本人の活躍が目につきました。一人のメインの子も日本人でしたし他の日本人の子たちもみんなテクニ

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2007/08/10掲載

『The Car Man』の公演が始まりました。

やはりスタジオで演じるのとは違い舞台ではセット、衣装、照明が入り、特に2幕では血をたくさん使うのでリアリティ、緊迫感があります。週8回公演ですが、1回公演の日は他のキャストのため通しリハーサルをしたので、9回公演をするのと同じでした。毎日午前中から夜の10時、11時まで劇場にいたのでみんな相当疲れています。もちろん、オーバタイムだとその分支払ってもらうのですが、かなりハードでした。 私を含め『シザ

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2007/07/10掲載

やっとアメリカからロンドンに戻って来ました!

昨年の11月以来です。やっぱりBritish Englishの方が私には解りやすいです。 アメリカ公演もいろいろありましたが、ロス公演では、ジョニーデップが家族で観に来てくれ楽屋に私たちを訪ねてくれたことも思い出ですね。彼はとても気さくで、一人一人の目を見て握手をしてくれました。作品を楽しんでくれたみたいです。 正直に言うとアメリカツアーはとても楽しかったので、ケリーとシェルビーと3人でイギ

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2007/06/10掲載

先日、『The Car Man』のミーティングがありました。

その前に誰がどの役をするのかは個別にメールでオファーがあり、そのオファーが自分にとってハッピーかどうかそれぞれが返事をして始めて全員に発表されます。ハッピーでない場合はキャストチェンジあるいはこのオファーを受けないダンサーも出て来ます。 今回マシューがオファーしたダンサーの全員の名前は発表され、マシューは「良いダンサー達が集まってうれしい。」と言っていました。ニューヨークでマシューと何人かのダンサ

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2007/05/10掲載

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