オーストラリアにいます!

ロンドンのお店は夏服を売り出していたのに、オーストラリアはロンドンで見なくなった冬服が売り出されています。頭では、「オーストラリアは冬に入る」と分かっていても、なかなか実感がわかないので冬服を見た時は戸惑いました。

はい、相変わらず短いリハーサルでした。(笑)
1週間、リハーサル期間があると聞いていたのですが、月曜日にロンドンからシドニーに着いて、火曜日は組合の決まりで(インターナショナルの移動日の次の日は休みをとることになっているみたいです。)私はお休みをとらなければいけません。そして水、木、金と3日間のリハーサルの後、土曜日にいきなり2回公演をペグ役で出演しました。
Happyでいないといけない家族なのでとても楽しみました!ドアを開けたり、閉めたりが多いのですが(笑)。 新しいエドワードたちとのからみも毎回楽しいです。演技の掛け合いのタイミングが音で決まっているところとフリーなところがあり難しいのでやりがいがあります。
新しい『シザーハンズ』カンパニーはとても良い雰囲気です。また、ずっと一緒にツアーをしたスタッフさんたちと(女性のスタッフさんが多いです)一緒に仕事ができるのは信頼でき、任せられるのでやりやすいです。オーストラリアのスタッフさんたちも作品をすぐに理解して日本のスタッフさんのように仕事はきちんとしています。ただ、劇場専属のかつらのスタッフさんはそれぞれ当たり外れがあり、良いテクニックを持った人にあたるのはまれです。
新しいメンバーも二役目をみんな頑張って稽古し、舞台に立っていっています。新しいジム役をしたダンサーは最後の決闘のシーンで血を顔に受けて口からも血(舞台用の血です)を吹き出していて、凄い勢いでした。

ペク役

ペク役

シドニーのオペラハウスは素晴らしい建築ですね。毎回天気やその時の空の様子、見る角度によって全然違う建物に見えます。オペラハウスのツアーがありますが、お勧めです。建物の大本の軸は外側にではなく、内側にお互いひっぱっているので、もし万が一何か起きて建物が崩れる時は卵が割れてヒナが生まれるように外側にぱっかり割れるように崩れるそうです。
また、雨が降っても水たまりができないように水はすべて海に流れるように建築されているそうです。
私とエタとニーナの楽屋からは海が見えとても気持ち良かったです。
ただ、食事ができるグリーンルーム、このグリーンルームは全部の劇場に繋がっていますが、想像していたより広くないのにびっくりしました。
シドニーの3週間、(私は『くるみ割り人形』が終わって参加したので2週間ですが)1日休みが2回ありました。みんな毎日の公演とリハーサルで疲れていて観光はしませんでした。最後の1日休みはプロデューサーのマーティン、Martin McCallum(『レ・ミゼラブル』、『キャッツ』などを手掛けた方です。)の豪邸 に呼ばれたのでそこに1日中いました。プールやサウナ、ラウンジも1階と2階両方にあり素晴らしい景色が見えるお宅です。しかもデザインが暖かい感じでリラックスできる雰囲気を持っていたので、私を含め何人かは疲れから、大きなソファーで1時間横になっていました(笑)。マーティンはとてもジェントルマンで一人一人に丁寧に話しかけてくれました。ワインをついだり、ソファにいる私たちを見て毛布を持って来てくれたりと、世界で有名なプロデューサーの家にいるのにとてもリラックスして1日を過ごせました。

今はブリスベンにいますが、シドニー、ブリスベンと両方ともお客さんの反応は良くやりやすいです。
次回はもっと新しいメンバーの写真を撮るつもりなので、楽しみにしていてください。

シドニーオペラハウス

シドニーオペラハウス

カンパニーメンバー全員と

カンパニーメンバー全員と

インタビュー & コラム

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友谷 真実 Mami Tomotani

マーサ・グラハム・サマースクール、劇団四季研究所、川副バレエスクールでダンスを学ぶ。
★主な出演作品:
ニュー・アドべンチュアーズ『くるみ割り人形』(クララ、キューピット役ほか)、『白鳥の湖』、『カーマン』、『エドワード・シザーハンズ』(ペグ 役ほか)、『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどの作品(オース トリア)、 アルティ・ブヨウ・フェスティバル(京都)、ベノルト・マンブレイの振付作;スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』; 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』など
★TV/映画:『くるみ割り人形』(BBC)他。
★振付作品:『just feel it?以・真・伝・心』個人のプロローグ(02年);アルティ・ブヨウ・フェスティバル(98年)、他。
http://ameblo.jp/mami-tomotani/

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