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- コラム 友谷真実
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2008年最後にパブでThe 「Cholmondeleys and Featherstonehaugh」のパフォーマンス『ロシアンルーレット』を観ました。このパフォーマンスは 全部で6バージョンあり、絶対日本で受けると思います! 劇場ではなくパブという場所を選んだというのもおもしろい趣向だと思いました。日本だとクラブなどでやるとおもしろいと思います。
この作品はディレクターのLea Andersonがロシアのフョードル・ドストエフスキーに影響を受けて創ったそうです。ドストエフスキーの本のように次から次へと色々なことが起こるのを6週間、毎週違うヴァージョンを創って表現しています。
カンパニーダンサーの8人に 毎週 二人の違うゲストが参加しミュージックも毎回即興で違うそうです。最初に1週間リハーサルしその後は月曜日から水曜日まで公演し木曜日から次の週のリハーサルで、一つのヴァーションにつき計6日間のリハーサルだそうです。
私はパート3と5を観に行きました。パート3の音楽は歌があり少しダークな感じで二人のゲストは結構踊っていました。パート5は演技(コメディー)が中心で、一人はコメディアンの方でした。ゲストだけがコートを着て現れますが、ダンサー全員カツラをかぶってどこか他の星から来たエイリアンのようです。体をアピールするショーダンサーたちなので、体の色々な部分にこぶがありそれを客席にアピールしていました。毎回一人だけ真っ黒に顔を塗って現れますが、その日に、くじに当たったダンサーが黒塗りをしないといけないのですが、他のダンサーたちから少しチップをもらえるそうです。(笑)
日本人のダンサー、井原万歩さんも出ていましたが彼女はずっとLeaの作品に出ているだけあってこの作品の不思議な感じをとてもうまく出していて元マシューのカンパニーダンサーだったバレンティーナとのデュエットは観客を引き込んでいました。
ステージは幅2メートル弱でアーチ型の細長い(10人がやっと立てるぐらいの長さ)舞台というかセリというか床があるだけです。後はバンドと二人のスタッフさんだけでセットでのシーンチェンジはありません。Steve Blakeがコンポーザーで毎回違うヴァージョンにあわせてLeaとテンポやイメージを話し合い、バンドを仕切っています。約45分間のパフォーマンスです。
二人のゲストを日本人のアーティスト、役者さん、ダンサーさんたちにすると安い費用でこのカンパニーを呼べると思いますが。どうですか、日本に呼んでみませんか? 興味のある方は連絡をください。
インタビュー & コラム
友谷 真実 Mami Tomotani
マーサ・グラハム・サマースクール、劇団四季研究所、川副バレエスクールでダンスを学ぶ。
★主な出演作品:
ニュー・アドべンチュアーズ『くるみ割り人形』(クララ、キューピット役ほか)、『白鳥の湖』、『カーマン』、『エドワード・シザーハンズ』(ペグ 役ほか)、『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどの作品(オース トリア)、 アルティ・ブヨウ・フェスティバル(京都)、ベノルト・マンブレイの振付作;スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』; 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』など
★TV/映画:『くるみ割り人形』(BBC)他。
★振付作品:『just feel it?以・真・伝・心』個人のプロローグ(02年);アルティ・ブヨウ・フェスティバル(98年)、他。
http://ameblo.jp/mami-tomotani/