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NYからイギリス、ロンドンに引っ越しました!

NYからイギリス、ロンドンに引っ越しました!
イギリスでフリーランスとして働ける「グローバル・タレント・ビザ」の存在を知ったのは、今から2年前。マシュー・ボーンのニュー・アドベンチャーズ・カンパニー『シザーハンズ』に出演していた大晦日、ミュージカル『太平洋序曲』を観た後に立ち寄ったパブでのことでした。
その作品に出演していた日本人俳優の皆さんが、「真実さんならこのビザ、大丈夫だから取られるといいですよ」と教えてくれたのです。私が以前イギリスに滞在していた頃には、まだなかったビザでした。
その場にいた、親友でもありニュー・アドベンチャーズのアソシエイトでもあるエタや、ダンサー仲間のマチリアスも目の色を変えて「どんなビザ?」と聞いてきました。エタは、私が契約が終わるたびに帰国するたび、「真実がイギリスから他の国に行くのはおかしい、変だ」と言っていたほどです(笑)。
そこから実際に取得までに2年かかったのは、アメリカのグリーンカード更新中で、まずはそれを受け取らないと申請できなかったからです。そして昨夏、イギリスから仕事をもらい、その仕事を終えてNYに戻ってから申請準備をし、無事に12月にビザを受け取りました。
50代半ばで住む国を変えるのは、やはり大きな勇気がいります。でも今回はあまり考えすぎず、心が感じるままに行動しようと決めました。ビザも無事に取れ、今年から新しいチャプターの始まりです。

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ニューヨークの友人達と

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ニューヨークのスタジオ

早速、友人たちからオーディション情報をもらっています。イギリスでのオーディションは、2009年のロイヤル・アルバート・ホールでの『王様と私』以来。本当に久しぶりなので緊張もしますが、それ以上にワクワクしています。
マシューのニューアドベンチャーズの『赤い靴』ワークショップリーダー達のトレニングセッションも始まります。こちらも友人達に再会し、お互いの持っているものを出して、一緒にスタジオで過ごせるのは楽しみです。
これまでは、ビザをサポートしてくれるカンパニーの仕事のみ、もしくはセカンドジョブとして週20時間までという制限の中で、ミュージックビデオなどに出演してきました。ビザが切れるとすぐにイギリスを出なければならず、自由な時間も少なく、公演で過ごす休日は週に1日だけという生活でした。今回、フリーランスとして5年間住めて、さまざまな仕事ができることをとても楽しみにしています。不思議と不安はなく、「風に乗っていこう」という感覚です。

私は15歳で劇団四季に入り、その後イギリスでマシュー・ボーンのカンパニーに所属し、40歳まで週8回公演を続けました。その後アメリカで初めて自分の家を持ち、アメリカ生活がスタート。初めてレギュラークラスを持ち、NYや全米で知られる演劇学校でダンスを教えたり、ミュージカルや演劇のムーブメント振付、コンクールのためのコンテンポラリーダンスの振付も担当しました。その間も、アメリカツアーやアジアツアーでマシューの作品に出演する機会に恵まれ、本当にラッキーだったと思います。
日本、イギリス、オランダ、オーストリア、アメリカと暮らしてきた経験を生かし、これからは日本人として、日本と海外の芸術をつなぐ橋渡しのような活動もできたらと思っています。また、イギリスと日本の劇場の使い方やシステムにもとても興味があり、何かそこにも関われたら嬉しいです。

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JFK空港で友人達に見送ってもらいました

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ロンドンの友人達

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サウスロンドン

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サッカー場

最後に、海外で働きたいと思われている方に私からのアドバイスです。
読者の皆さんや生徒さん、知り合いの方が将来海外で働きたいと思ったら、できるだけ地元の公演や雑誌などに名前を載せてもらうこと、ウェブサイトに掲載されたら保存しておくこと、多くのパフォーマンスに出演してプログラムを残しておくことが大切です。ビザ取得には、過去の活動を証明する「証拠」が必要になるため、日頃からの準備が重要です。
海外で「勉強する」ことと「仕事をする」ことは、やはり全く違います。まずは学生ビザで行く場合でも、たくさん挑戦し、その世界の人たちと知り合っておくこと。推薦状を書いてもらうことも、とても大切なプロセスです。
「このカンパニーは日本人を取らないらしい」「ここはビザを出してくれないらしい」といったネガティブな情報は、あまり信じない方がいいと思います。その人の置かれていた状況やタイミングによる理由があるだけで、挑戦する価値は必ずあります。
私自身、オーディションに受かった後、日本人ダンサーの方から「マシュー・ボーンは日本人は取らない、白人がメインだと聞いていたけど、すごいね、真実ちゃん」と言われたことを今でも覚えています。ぜひ皆さんも「受かるイメージ」を持ってオーディションに行ってください。そうすると、不思議と覚えてもらえるものです。
私は、引き続き、家でパソコンで仕事をしている方や、俳優さん、歌手の皆さん、お家にいらっしゃる方向けの初級オンラインピラティスはゆる~く週に1回ロンドンから続けていますので参加されてください。
お申し込みは、インスタグラムのメッセージからお願いします。
インスタグラム:@mami.lesson_choreograph

では、イギリスからの「踊りある記」をどうぞ楽しみにしていて下さい♪

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ロンドンのグローブ座の前から、俳優 市村正親さんの喜寿のお祝いのメッセージを送った時の写真

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「ブロードウェイ・エクスペリエンス」(TBE)で一緒に頑張ったベンと

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ロンドン

インタビュー & コラム

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友谷 真実 Mami Tomotani

福岡シティ川添バレエ学苑、三ノ上万由美バレエスタジオでバレエを黒田バレエスクールにてコン テンポラリーダンスを学ぶ。
15 歳で劇団四季合格し、ミューシカルで活躍後、英国マシュー・ボーンのニュー・アドベンチャーズに日本人として初めて入団。「くるみ割り人形」では主役クララを演じ、 「エドワード・シザーハンズ」「Highland Fling」(愛と幻想のシルフィード)、トニー賞 受賞の「白鳥の湖」「カーマン」 「眠りの森の美女」出演。 現在は、マシュー・ボーンのインターナショナルツアーの「前座公演」振付、ワークシ ョップを担当。2023 年―2024 年は「エドワード・シザーハンズ」イギリス公演に出演 する。
また、「ハリー・ポッターと呪いの子」日本アソシエイトムーブメントディレクター 担当。最近では NY のアーティスト、Kazue Taguchi の作品で NY の The Museum of Art and Design で踊り、福岡美術館でバンドネオン演奏者、川波幸恵とのコラボで踊った。
振付家として N.Y の全米 No.1 のミュージカル「フェーム」のモデルにもなったラガー ディア芸術高校で「サウンド・オブ・ミュージック」や芝居の「プライドと偏見」「キ ルトに綴る愛」「Compleat Female Stage Beauty」振付で活躍中。 ピッツバーグ大学の「Zanna Don't!」振付やコンテンポラリーのコンクール作品振付で は、NY の NYDA/Hariyama Ballet の二名のダンサー達が銀賞を受賞。YAGP N.Y でもトッ プ 12 入賞。2019 年には、国際バレエコンクールで 1 位と 4 位を受賞。 振付助手としては 2021 年、ホリプロミュージカル、マリア・フリードマン演出、振付 家ティム•ジャクソン「メリリー・ウィー・ロール・アロング」の 1 幕を担当。マシュ ー・ボーンの「ドリアングレイ」日本公演のリハーサルアシスタントも経験した。
ブロードウェイミュージカルを学ぶ NY のプログラム「Mid Manhattan Performing Arts」 芸術監督。
マイズナーテクニックで有名な「ネイバーフッド・プレイハウス
」、N.Y の Hariyama Ballet、でコンテンポラリー、シアターダンス指導、ジョフリーバ レエサマーインテンシブでコンテンポラリー、シアターダンス、バレエを指導、ステッ プス、カーネギー・メロン大学、プリンストン大学など全米、日 本でワークショップ を開催している。
チャコットの web マガジン「踊りある記」連載中。
その他出演作品は「王様と私 」(ロイヤルアルバートホール)、 劇団四季「キャッツ」、「ジーザス・クライスト=スーパースター」、「アスペクツ・オブ・ラブ」、「ウエストサイド物語」、「オペラ座の怪人」、「ハンス」、「オンディーヌ」、スイセイ・ミュージカル「フェーム」、「ピアニスト」。 オーストリア、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどのコンテンポラリー作品。
Website : https://www.mamitomotani.com/
X : @mamitomotani
Instagram : mami.lesson_choreograph

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