ブロードウェイでミュージカルをたくさん観ています。
この「踊りある記」がアップされる時は、トニー賞が発表されたばかりですね！
まずは、『サンセットブルバード（サンセット大通）』！
昨年観劇し、とても感動しました。そして2回目は今年の5月に劇団四季の先輩、この作品のプロデューサーのお一人でもある川名康弘さんと一緒に観劇し、久しぶりにお話もできて嬉しかったです。
川名さんとは10代から40代迄の間、お互いの連絡先がわからなくなっても会えるご縁に感謝しています。素晴らしい先輩や友人達を持って私はラッキーです！　今回も川名さんから刺激をもらい、私は私らしく頑張ろう！　と思えた日でした。

ジョー役の方はオリジナルのトム・フランシスともう一人の方で観ましたが、どちらも素晴らしかった！　狂気の世界へと入ってゆく若者の姿は、ジワジワと罠にはまっていくのを分かりやすく演じるのではなく、ジョー自身がどこかで冷静に観ているような不思議な感覚になりました。もう一人の若手も今後絶対活躍するほど若さが自然に出ていて良かったです。
もちろん、マックスの声が良いこと、そしてとても悲しく、私は最後には彼がノーマを殺して自分も死ぬのでは？　と思ったほどノーマを愛しているのがわかり切なかったです
ブロードウェイは、7月13日に終わる予定なのでその後は、NYのリンカンセンターの図書館で過去の作品を観られるのでこの作品もあるかもしれません。ぜひ観る機会がありましたら観てください。

そして、もう一つ私の誕生日のお祝いで友人達と観劇した『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』です！　私は、このCDを持っていましたし、ドキュメンタリーも見ていて大好きでした。そしてその期待を裏切らずそれ以上でした。
年配の芸術に携わったレジェンド達のお話ですが、遠い昔に感じたワクワク感は、年齢を重ねても若々しくいられて、その感動は心から離れずに傍にずっと残っているのだな、と勇気ももらいました。
ダンスは、いうまでもなくスタイリッシュで踊り出したくなりました。リフトの振付が素敵な作品で、1幕終わった後に私の踊りたい気持ちを感じたのか友人が「Mamiもあれ踊れるだろう！」と言ったほど、私の大好きな分野のダンスでした。私の年齢だとこの振りで8回公演はもう無理ですが、素敵な音の取り方でした。
音楽の力はさすがで幕開きから生バンドのバイブが観客を物語へと誘います。2幕頭のセッションは、素晴らしく、観客も興奮して息を呑む時間でした。これは、音楽好きの方にも観てもらいたいです。英語が分からなくても楽しめる作品です。見終わった後に余韻が残る作品で素晴らしかったです！

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」© Matthew Murphy

最後に『サンセットブルバード（サンセット大通）』のノーマ役の方からファンへ宛てたメッセージをインスタグラムで見ましたので、短くしてここに載せます。
「自分を信じること。信じたら起こるから。私はね、私のことを誰も真剣に見てくれていなかった。この仕事の前の6年前の2019年に、自分のお金でショーを作りNY、LA、ロンドンに持っていき劇場関係者を招待して私からみんなに "私が誰かを教えてあげる" とパフォーマンスをしたの。自分で自分をクリエイトしないと。心の声が聞こえるならそれには理由があるから」

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