Happy 2022 !!

Happy 2022 !!
と、指で2を両手でオンラインクラスでするとピースになり、笑えました! なんとなくハッピーなスタートになりそうでワクワクしますね。

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今年は、お正月をドミニカ共和国プンタカナで過ごしました。
極寒のニューヨークから3時間フライトすればそこはもう南国です!
温暖な気候で爽やかな風が吹き、あまりにも気持ちが良かったのでインプロで海の中とプール側で踊りました。インスタにアップしているのでチェックしてみてください♪
ウォーミングアップせず、1日中カクテルやワインを飲んだ後で、センターがないと言われそうですが、気持ちよかったのでよしとしましょう。2年越しのホリデーなので。

アメリカは外国から帰ってくる24時間前に陰性で(PCRでなく15分で結果が分かるラピッドテストでOKです)、ワクチン証明があれば隔離生活はありません。ですので外国から帰ってきても一応検査をし、すぐに仕事に行けるので思い切ってホリデーしてきました。

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ちょうどアメリカは12月にオミクロンが流行り出し、私の周りでも少なくても30名はかかりましたが、それぞれの学校の対処は早く(ワクチンを打っているのかわかりませんが)みんな3日から1週間で良くなり、クラスもオミクロンが広がらないようにすぐにオンラインになりました。ちゃんとそれぞれの学校やスタジオでアプリがあり、健康状態を知らせないといけません。変な話ですが慣れてきました。

もちろん、気をつけるに越したことはありません。私は外では2重マスクで移動して、クリスマスも全部のお誘いやパーティを断りました。
自分のためと、万が一高齢の方などにうつしてしまわないように気をつけました。
寝正月のように、寝クリスマスをし1日中パジャマを着て飲んで、映画を見まくりました(笑)。

アメリカは、インフルエンザの注射とワクチンの3回目のブースターを一緒にするのを勧めていて、私は忙しくて時間がなかったので両腕同時にしてもらいました。その日はなんともなく、ワインも飲みましたが・・・夜中から頭痛があり次の日もすごく寝ていたかったけど、何かしている方が気が紛れるのでお昼まで寝て指導にも行きました。
普段ダンサーたちはいろいろなことに耐えて、小さな骨折や熱があっても本番をしたりするので、これぐらいと思ってしまいますが、やはり次の日は寝ていれる方が良いですよ(笑)。

今年は振付の仕事が増えてきています。嬉しいです!
ニューヨークもですが、日本からもオンラインで振付指導をすることになりました。熊本の藤田真紀先生からの依頼です。以前ならそれは無理と思うことも、この2年で「出来ます」と自信をもって言えるのは、昨年のオンライン生活のおかげです。
これは夏の公演だそうで、以前先生方に振付けさせて頂きましたが、今回は生徒さんたちだそうです。
オンラインでそれぞれのスタジオの生徒さんたちにワークショップ兼振付をし、そこから膨らませていきます。
皆様も合同でのリハーサルをされると思いますが、私は生徒さんたちを短い時間でよく見て想像し計算して、それぞれの個性を引き出し頭の中に描いた大きなパフォーマンスを言葉で説明することになります。
とてもやりがいがあります。

ニューヨークでも昨年の秋からコンテンポラリーのソロを二つ振付けしました。デュエットは以前グループに創ったのを今度踊る生徒さん達に合わせて変更し、また初めて男子にもサマークラスで振付けたのをソロに変更しました。

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© Hisae Aihara

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© Hisae Aihara

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© Hisae Aihara

New York Dance Artistryの生徒は9月から一生懸命にプライヴェートでこのソロやデュエットを練習し、最初は「どうなるのだろう?」と心配でしたが、やっと12月ごろに音楽と体が一緒になってきて、表現もできるようになりました。
私が踊るのではないので、生徒さんにも自分の作品に対しての気持ちや意見も聞きます。受け身だけではいけません。
ちゃんと聞いてあげますが、その表現に合ってない時、見えない時は私のアドヴァイスに変えてもらいます。
このウインターソロパフォーマンスは結果よりも過程で、またプライヴェートということでじっくり個人を見られるので私は好きです。
これはダメだー・・・と思うことが多いのですが、最後にはいつもびっくりさせてもらっています。
はい、2年ぶりのNYの劇場での発表はとても素晴らしかったです!
みんな落ち着いていて、心からパフォーマンスを喜んで踊っていました。やはり生の踊り、劇場での発表は良いですね!!
私も、舞台で振付が照明や衣装と一緒になるのとどう見えるのか、その空間でどう見えるのかが分かって嬉しかったです。

そしてコンクールのためのソロもあり、こちらはその子に合わせて試行錯誤しながら最後の最後まで私が変更します。
もちろん、本人もダンスの楽譜を作ってもらったり(私の特別な楽譜があります)、いろいろとその他の作業もしてもらいます。ただ、テクニックができるようになるだけではありません。
時々、相手が12歳の子供だというのを忘れてしまうほど私は真剣になり、追及します(笑)。
本番が楽しみです。そして、またその本番後にまた変更するでしょうね(^^;)

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© Hisae Aihara

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© Hisae Aihara

50代の私は、コンテンポラリーを踊ることも増えてきていろいろと企画をしています。もっともっと私をプロデュースしてくださる方と出会い、一緒にクリエイティブなことをしたいなと思っています。秋にはニューヨークでパフォーマンスがありますので、それに向けて今はリサーチの段階です。
ここで報告できる日を楽しみにしていてください。

インタビュー & コラム

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友谷 真実 Mami Tomotani

福岡シティ川添バレエ学苑、三ノ上万由美バレエスタジオでバレエを黒田バレエスクールにてコンテンポラリーダンスを学ぶ。
15歳で劇団四季に合格し、ミュージカルで活躍後、英国マシュー・ボーンのニュー・アドヴェンチャーズに日本人で初めて入団。『くるみ割り人形』では主役クララを演じ、『エドワード・シザーハンズ』『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)『白鳥の湖』『ザ・カー・マン』『眠りの森の美女』に出演。
現在は、マシュー・ボーンのインターナショナルツアーの「前座公演」振付、指導を担当。『ドリアン・グレイ』日本公演のリハーサルアシスタントも経験した。また、振付家としてN.Yの全米No.1のミュージカル『フェーム』のモデルにもなったラガーディア芸術高校で『サウンド・オブ・ミュージック』や芝居の振付で活躍中。ピッツバーグ大学の『Zanna Don't!』振付やコンテンポラリーのコンクール作品振付では、N.YのHariyama Balletの2名のダンサー達が銀賞を受賞。
ブロードウェイミュージカルを学ぶN.Y のプログラム「ブロードウェイ・エクスペリエンス」(TBE)のアシスタント・ディレクター。N.YのHariyama Ballet、ジョフリーバレエでコンテンポラリー、シアターダンスを指導、カーネギー・メロン大学、プリンストン大学など 全米、日本でワークショップを開催している。
チャコットのウエブマガジンDance Cubeに「私の踊りある記」連載中。
その他出演作品は『王様と私 』(ロイヤルアルバートホール)、 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』、スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』。 オーストリア、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどのコンテンポラリー作品。
WEBサイト https://www.mamitomotani.com/
Twitter @mamitomotani
踊りある記 https://www.chacott-jp.com/news/column/usa/
TBE https://www.thebroadwayexperience.com/tokyo

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