初めまして

初めまして。イギリスのマシュー・ボーンNew Adventuersカンパニーの友谷真実です。
今は『くるみ割り人形』の日本公演中です!
だんだんとカンパニー・メンバーも日本のお客様の反応になれてきて楽しく演じています。

ところで今は外国公演中なので、私たちダンサーやスタッフさんたちはホテル暮らしをしています。
これがイギリス・ツアーとなるとホテルではなく一般の家庭に滞在します。
この個人の家は、劇場に登録されている家です。
しかもここが個人主義の国イギリスなのですが、カンパニーが宿泊先を決めて予約するのではなく、私たち個人個人で予約します。
滞在先を決める理由は人それぞれですが、高くても劇場に近いところ、猫アレルギーがあるから猫がいない所、とにかく安いところ、キッチンが使える所(これは私です)などそれぞれの好みで、リストの中から自分で予約します。私やイタリア人など外国人にとってはめんどくさいのですが。
先に予約した者勝ちなので、良い物件はたまには取り合いになったり?(前回は私達女性陣が先にとったので男性陣の負けでした)。三部屋ある1軒の家を私たちが二部屋予約し、同じ家の残り1部屋を男性陣が予約したのですが、そのことをお互い知らずに偶然、玄関で出くわして一緒に住むことになったりとハプニングはいろいろです。

一度、初めてのスコットランド公演の時、『ハリー・ポッター』を夢見てワクワクしながらイタリア人のダンサーと一緒に住んだのですが、彼女は仏教徒なので、毎日「南無妙法蓮華経」が聞こえてくる朝を迎えたことがありました。
時々玄関に「ゲストブック」があり滞在した人が感想を書くノートがあります。有名なミュージカル俳優やダンサーの名前があり、私は1回大原永子さんのサインを見たことがあります。
オーナーさんたちもそれぞれで、全くの無関心な人もいれば、舞台のことをあれこれ聞いてくるおしゃべりな人もいて、とても面白いシステムだと思います。

インタビュー & コラム

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友谷 真実 Mami Tomotani

マーサ・グラハム・サマースクール、劇団四季研究所、川副バレエスクールでダンスを学ぶ。
★主な出演作品:
ニュー・アドべンチュアーズ『くるみ割り人形』(クララ、キューピット役ほか)、『白鳥の湖』、『カーマン』、『エドワード・シザーハンズ』(ペグ 役ほか)、『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどの作品(オース トリア)、 アルティ・ブヨウ・フェスティバル(京都)、ベノルト・マンブレイの振付作;スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』; 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』など
★TV/映画:『くるみ割り人形』(BBC)他。
★振付作品:『just feel it?以・真・伝・心』個人のプロローグ(02年);アルティ・ブヨウ・フェスティバル(98年)、他。
http://ameblo.jp/mami-tomotani/

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