『SWAN LAKE』のリハーサルを見ているエタから電話ありました。

 ある日、『SWAN LAKE』のリハーサルを見ているエタ(マシューのアシスタント兼ダンサー)から電話ありました。「マミ、お帰り!早く会いたいから私に会いに『SWAN』のリハーサルを見においで」と。
 その日はまだ男性だけのリハーサルの週で、私は2幕と4幕の通し稽古を、違うキャストで2回見ました。それぞれメインのペアがとっても合っているのと、初めて振りを覚えた後の通し稽古にしてはSWANたちもとても良く、やっぱり良い作品だな、と再確認しましたし、あ~私が男だったら! と再度思いました。ヤス(首藤さん)のプリンスもとても良いです!

 次の週、女性陣が参加した『SWAN』のリハーサルへクラスだけを受けに行きましたが、隣のスタジオでは急遽「NUTCRACKERアメリカ公演」に3週間だけ参加することになったスコットが、ニールとエタとリハーサルをやっていました。このリハーサルをちょっとのぞいたため、『NUT』の新しいダンサーたちのリハーサルを手伝うことになってしまいましたが。

 さていよいよ、『NUTCRACKER!』のアメリカツアーのリハサーサルが始まります。
 最初の週は新しく参加するダンサーたちと一昨年出演していて今回、再参加するダンサーだけのリハーサルです。私もダンスキャプテンのお手伝いしています。こんなにダンスナンバーの「チュードレンマーチ」と「スノー」を朝から夜まで、しかも新しい女性が一人だけなので、男性陣のため何回も組んで踊ることになるとは。
 エタとダンスキャプテンのビッキーとニールも、初日でもう100回公演した感じのような顔をしていました。
 次の週から全員参加のリハーサルが始まりました。
 メンバーは良い感じでミックスされていてとても楽しいです。今回は短い期間の公演なので、それぞれ今までやった役を全部はやりません。

 私のフラットメイトのマチリアス(私のホームージで紹介した)は、彼のディレクターのウエンが次回の『ハリーポッター』の舞踏会シーンの振付けをするので、そのお手伝いとナショナルツアーに忙しく、私も20日からアメリカなので全然、顔を合わせられません。(笑)
 どこのカンパニーも夏のバカンスが終わり忙しくしています。
 私たちは、アメリカのお客さんたちがどんな反応をするかみんな楽しみにしています。次回、報告しますね。

 それでは、良いクリスマスとお正月をお迎えください!

インタビュー & コラム

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友谷 真実 Mami Tomotani

マーサ・グラハム・サマースクール、劇団四季研究所、川副バレエスクールでダンスを学ぶ。
★主な出演作品:
ニュー・アドべンチュアーズ『くるみ割り人形』(クララ、キューピット役ほか)、『白鳥の湖』、『カーマン』、『エドワード・シザーハンズ』(ペグ 役ほか)、『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどの作品(オース トリア)、 アルティ・ブヨウ・フェスティバル(京都)、ベノルト・マンブレイの振付作;スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』; 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』など
★TV/映画:『くるみ割り人形』(BBC)他。
★振付作品:『just feel it?以・真・伝・心』個人のプロローグ(02年);アルティ・ブヨウ・フェスティバル(98年)、他。
http://ameblo.jp/mami-tomotani/

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