The Broadway Experienceが初めて大阪で開催されました!

ニューヨークのブロードウェイミュージカルプログラム、The Broadway Experience(ブロードウェイエクスペリエンス)が初めて大阪で開催されました!

全国(鹿児島から仙台)から38名(10歳〜24歳)の参加がありました。
このプログラムは10時から18時までの6日間コースです。ほとんどの参加者が開催されたココプラザ内にあるユースホステルに滞在して、朝から夕方までミュージカル漬けでした。
プログラムが始まる前日、ホステルのチェックインの時が初顔合わせで、部屋割り発表、説明などがありましたが、ほとんどの参加者が一人で参加されていたので、みんな緊張してとても静かでお互い話さなかったのですが、夕食の時には、それぞれがお給仕を手伝って和気あいあいと会話も弾んでいました。

撮影:Natsumi  Tokuyama

撮影:Natsumi Tokuyama

後で聞くと、10代の子たちは元気で、20歳以上の参加者は、夜になると疲れから先に寝たそうです。:)
初日は、自己紹介から始まりましたが、日本語で良いですよ、と言ったのですが、全員、英語で自己紹介をしました! 10歳の子もです! その後、今回参加された方たちは、受講申込書に必要なサインを頂いた先生方のスタジオの名前が入っているTBEのTシャツを受け取り(スタジオ名を入れる許可をメールでうかがい、お返事が来た所だけ載せさせて頂きました)、名札をつけてもらい、さっそくダンスのクラス分けオーディションです。
その後、演技、歌、シアターダンスと盛りだくさんの初日を終え、会場の上階にあるホステルに帰って行きました。
今回は、模擬オーディションの経験ができるレベル2の種目は、演技も歌も英語です。約1ヶ月前にメールで配り、それぞれのスタジオや先生方と準備をされていたと思います。ある先生からは、この準備段階から良い経験になったと思います、と、感想を頂きました。
金曜日にある模擬オーディションのためのクラスでも、演技のレベル2の人たちは、どういう風にブロードウェイで演技のオーディションを受けるか指導がありました。また、それぞれもらった役に生かせるアドバイスももらいました。

撮影:Natsumi  Tokuyama

撮影:Natsumi Tokuyama

のレベル2の人たちも、課題の英語の2曲から、どちらが合っているか、どう歌うかなどアドバイスを、それぞれ違ったやり方のレッスンでもらいました。また、英語で審査員に挨拶し、楽譜をピアノ版奏者に渡して、どうお願いするかなども習いましたね。
歌では、音程ばかりを気にしすぎる、そのシーンが見えて来ない、音程を気にせず今の若い時に感情をもっと出す様に、役の解釈の幅を広げる様にとブロードウェイの講師陣から注意がありました。

「どうして、この気持ちをそんなにきれいな声で歌おうとするのか?」「声を気にしているのしか見えず、役やシーンが見えない。もちろん、音程もきちんと取らないといけないけど、それに、真っすぐ立って固まり過ぎ。」とほとんど全員が真っすぐ、両手も上半身の横に置いたまま歌うのに、ビックリしていました。
ブロードウェイと日本の違いですね。どちらも正しいと講師陣は受講者に伝えて、ここではブロードウェイ式を教えるので、どちらでもできる様になり、オーディション(作品やディレクタ−が求めているイメージ)によって、自分で選べる様になれば良い。と講師陣から指示がありました。
レベル1の演技の人たちは、『アニー』のシーンをそれぞれの役に分けて演じたり、歌のレベル1の人たちも、ちびソロがもらえる『美女と野獣』の1場面などを学びました。シアターダンス、タップとこちらも盛りだくさんでした。
合同ではディズニーの『リトルマーメイド』のブロードウェイバージョンの演技、歌、ダンスとリハーサルの経験もしましたね。
全員、6日間最後まで集中力があり、パワーとスピードのあるレッスンを楽しそうに輝いた目で受けていました。
日頃習っているそれぞれの先生方からも「子供たちが生き生き自分を表現できたこと、自分の足りないところを痛感したこと、他の子たちからの刺激をもらえて、今後のレッスンを受ける気持ちに変化が出たことなど、言い出せばきりがないほどたくさんのことを吸収できた6日間でした。」
「情熱をもって何かに打ち込むことの素晴らしさ、やる気も増して帰って来ました。」などというコメントをいただきました。
生徒さんからも「ほんとーに楽しくて充実した1週間でたくさん課題が見つかったし、たくさんのことを吸収できた!! 今回感じたこと、学べたことを絶対に忘れない! 忘れちゃダメだ!」などたくさんのとてもうれしい感想が返って来ました。

次はニューヨークです! 7月29日〜8月3日(11日までの1週間もあります)まで、スタジオパフォーマンスも入ったTBEが開催されます。
ブロードウェイで今、一番話題で、子供たちがたくさん出演する『マチルダ』『ピピン』をTBEの生徒さんたちは、観に行く予定です。
締め切りは、6月1日です。

詳しくは、下記のホームページからご覧ください。
http://tbenyc.com/osaka-japan/
また、添乗員が付き、食事、スタジオへの送り迎え、観光が付いたTBEのためのツアーも出来ました。下記のトップツアーのホームページをご覧下さい。
http://plus.toptour.jp/art/tbeny/

Photo:Mami Tomotani

撮影:Natsumi  Tokuyama

撮影:Natsumi  Tokuyama

撮影:Natsumi  Tokuyama

撮影:Natsumi  Tokuyama

撮影:Natsumi  Tokuyama

撮影:Natsumi  Tokuyama

撮影:Natsumi Tokuyama(すべて)

インタビュー & コラム

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友谷 真実 Mami Tomotani

マーサ・グラハム・サマースクール、劇団四季研究所、川副バレエスクールでダンスを学ぶ。
★主な出演作品:
ニュー・アドべンチュアーズ『くるみ割り人形』(クララ、キューピット役ほか)、『白鳥の湖』、『カーマン』、『エドワード・シザーハンズ』(ペグ 役ほか)、『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどの作品(オース トリア)、 アルティ・ブヨウ・フェスティバル(京都)、ベノルト・マンブレイの振付作;スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』; 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』など
★TV/映画:『くるみ割り人形』(BBC)他。
★振付作品:『just feel it?以・真・伝・心』個人のプロローグ(02年);アルティ・ブヨウ・フェスティバル(98年)、他。
http://ameblo.jp/mami-tomotani/

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