久しぶりにマシューのカンパニーとお仕事を一緒にします!
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- コラム 友谷真実
掲載
日本公演の『ドリアン・グレイ』です。
今回は、初めてパフォーマーとしてはなく、リハーサルアシスタント(振付助手)としての仕事です!
昨年の冬に、エタから「日本人ダンサーたちで『ドリアン・グレイ』の公演をする話があるけど、マット(マシューのことを私たちはマットと呼びます。)が、私と真実でやると良い、と言っているけど、興味はあるか」と、メールが来ました。
マシューの作品を全幕、他のカンパニーが演じるのは、この日本の『ドリアン・グレイ』と、スコテッィシュ・バレエ・カンパニーが演じた『Highland Fling』(日本公演名は、『愛と幻想のシルフィード』)が初めてです。『ドリアン・グレイ』は、日本人ダンサーとUKダンサーが一緒に演じますが、私もとっても楽しみです。
エタと
作品は、オスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』からマシューの味付けなので、とってもダークで大人の話です。
アメリカのユタ州ではとても演じられない作品です。:)ユタ州は、宗教が強くブロードウェイミュージカルも歌詞、台詞を変えないと上演出来ません。舞台は、表現が自由でいろいろなシーン、言葉を使え、政治的な皮肉、下品な言葉、大胆なシーンなども面白く入っていても、それを主催側の意向で全部変えないといけないそうです。『ザ・カー・マン』も無理だろうな・・・『くるみ割り人形』は大丈夫でしょうね。:)
リチャードと
『シザー・ハンズ』のゴシックパーティー
リチャード・ウィンザーが後ろの中央、筆者は右
話を戻して、日本で3月にミーティングがあり、日本のプロのダンサーたちは、朝からリハーサルはしないので、午後1時から夜中の0時ごろまで頑張ってしました、と聞きました。イギリスやアメリカは朝10時からです。日本は、組合などなく大変ですが、この午後スタートは良いですね! でも、夜遅くまでということなので、働く時間は同じみたいですが。
『ドリアン・グレイ』にも、日本の素晴らしいダンサーたちが出演します!8回公演しかないので、ぜひ、この滅多にない機会を逃さず観に来てください。
ホリプロの公式ホームページからスケジュールなどご覧ください。
http://hpot.jp/dorian_gray/
もう一つは、「リ:ボーン」です。 以前、「リ:ボーン」の『スワン・レイク』のワークショップを、日本でエタとバレエダンサーの首藤さんと私で行いましたが、今回は、作品を創ります。
「リ:ボーン」は、マシューのメソッドを使って、自分たちでストーリーを伝える動き、ダンスを創作するワークショップです。マシューのこの作品を使ってやりたい、と希望が出せます。学校、スタジオどこでもマシューのダンサーたちが行きますが、今回は、沖縄フェスティバルです!
こちらは、ケリー、ドミニクとエタと私4人で行います。
今回は、沖縄ですが、マネージメントをしているのはイギリスなので、沖縄の主宰者の方がイギリスのオフィスと話し、その後アメリカにいる私に情報が来るので、私もこの段階では(5月半ば)、あまり詳しく知らないのですが、どんな感じで創るかのアイデアは話しています。沖縄の子供たちと一緒に作品を創り上げるのは、とても楽しみです!
皆さんも「リ:ボーン」を開催されたいと思われましたら、ぜひ下記のオフィスに、問い合わせてみてください。(英語です)
http://www.new-adventures.net/rebourne
ドミニク
ケリー
次回は、『ドリアン・グレイ』、「リ:ボーン」のリハーサルについて報告しますね。
ニューヨークTBE(ブロードウェイでミュージカルが学べる2週間コースです)も『マチルダ』、『ピピン』の観劇が決まり、ブロードウェイスタジオパフォーマンスも作品が決まりました! こちらも楽しみです!
インタビュー & コラム
友谷 真実 Mami Tomotani
マーサ・グラハム・サマースクール、劇団四季研究所、川副バレエスクールでダンスを学ぶ。
★主な出演作品:
ニュー・アドべンチュアーズ『くるみ割り人形』(クララ、キューピット役ほか)、『白鳥の湖』、『カーマン』、『エドワード・シザーハンズ』(ペグ 役ほか)、『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどの作品(オース トリア)、 アルティ・ブヨウ・フェスティバル(京都)、ベノルト・マンブレイの振付作;スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』; 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』など
★TV/映画:『くるみ割り人形』(BBC)他。
★振付作品:『just feel it?以・真・伝・心』個人のプロローグ(02年);アルティ・ブヨウ・フェスティバル(98年)、他。
http://ameblo.jp/mami-tomotani/