お正月のタップと歌でおなじみだった、あの「Shoes On!」が9年ぶりに博品館劇場にかえってくる!

2000年からスタートした博品館劇場のお正月恒例の公演「Shoes On!」は、ストーリーやテーマはなく、ミュージカルナンバーやスタンダード、流行の曲を歌とタップでつづるエンターテイメントショー。観客も一体となって楽しめる人気の舞台だが、2006年を最後にその後は上演されていなかった。
その「Shoes On!」が来年2015年に、9年ぶりに同劇場で復活!出演は、男性陣が川平慈英、本間憲一、藤浦功一、平澤智、女性陣は北村岳子、シルビア・グラブのおなじみのメンバー。加えてタップ界からHIDEBOHが参加。ほか、吉井一肇、野田久美子の若手が出演する。

稽古が行われている花伝舎にて取材を行った。この日はまず女性陣の歌のシーンからスタート。演出の本間憲一が、自ら動いて軽いステップを振付けていく。マーメイド型やタイトなロングドレスの衣裳ということで、それに合わせた大人っぽいダンスを加えていった。その後、川平慈英をはじめとする男性陣が加わってシーンの仕上げが行われた。若手の吉井一肇はなんと中学3年生!学生服で稽古場へ現れた。次世代にもこういった昔ながらのオーソドックスなショーを橋渡ししていきたいということで、今回の起用となったそうだ。取材時の稽古ではタップシーンはなかったが、HIDEBOHはタップシューズ姿で合間合間に軽くリズムを踏んでいた。

(C) Chacott

ベテランから若手まで個性豊かなメンバーたちは終始和気藹々と楽しげで、出演者たちも一体となってこのショーを楽しみながら作り上げている様子がうかがえる。このパワーが、観る側の心も躍らせるのだろう。
出演のほか、演出を担当する本間憲一に話を聞いた。

----まずは、今回の意気込みをお聞かせください。

本間 9年ぶりということですが、今はこういうレビューがなかなかないので、ダンスショーというのかな、僕らならではの総合エンターテイメントを喜んでいただけるかな、と思っています。かっこいいだけではない年齢になったので、いろんなダンスだったり歌だったり、もちろんタップのナンバーもありますし、総合的なエンターテイメントを楽しんでいただけると思います。
HIDEBOHさんとは共演するのは初めてなんです。だからそれはすごく楽しみ。タップのシーンはHIDEBOHさんにも作ってもらっているので、すごく新鮮。とてもいいシーンになると思います。

----1番の見どころは。

本間
 全員がラインナップするようなところかな。冒頭もそうですし、後半も。やっぱり全員それぞれカラーがあって、キャラクターがある振付にしても、個性が出るというのが見どころです。ソロというより組み合わせ、カップリング、そういうとろこが冥利だし楽しみだな、と思ってます。

----9年ぶりの復活ですが、今後も継続の予定ですか。

本間 もちろんそういうつもりでみんな頑張っています。来年も再来年も、やはりこの灯を消しちゃいけないなと思っています。

----今後、新しいジャンルのダンスにはチャレンジしたいですか?

本間 出会いたいですね。自分がやるというより、そういう方々とコラボレーションしたいというのがあります。
そういう方と縁はありますが、一緒に全てをやるというのはなかなかないので、そんな企画もあっていいかなと思います。色んなジャンル、日本の古典もありだと思うし、舞踊というジャンルではありだなと思います。

----2015年はどんなことをやりたいですか。

本間 いろんな作品を創っていきたいですね、創るほうをやりたい。今回は出させてもらっていますが、振付も含め創るほうを積極的に、指導者としてもやっていきたいと思っています。

----お稽古中の忙しい中、ありがとうございました。

それぞれのメンバーが個性を存分に発揮し、歌、ダンス、タップ、演技、そしてコント!を繰りひろげる、理屈抜きで楽しめる極上のエンターテイメント。とにかく、観に行って楽しんで欲しい。

(C) Chacott

The New Entertainment Show『Shoes On!』

伝説の彼らが帰ってくる!!!
2000年〜2006年のお正月を彩った「Shoes On!」が、新しく博品館劇場のステージに On!!
魅力的な個性派、実力派が贈るタップダンス炸裂のエンターテイメントショー!
乞うご期待!!!

●企画・原案=福田陽一郎、演出=本間憲一
 スーパーバイザー=川平慈英、振付=本間憲一/HIDEBOH
●出演=川平慈英/本間憲一/藤浦功一/平澤智/吉井一肇/HIDEBOH
 北村岳子/シルビア・グラブ/野田久美子

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