今回は、ヨーロッパ(ラトビア)から、日本で夏行われるマラーホフさんとのパフォーマンスの事などお伝えしたいと思います。
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- コラム 針山愛美
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今回は、ヨーロッパ(ラトビア)から、日本で夏行われるマラーホフさんとのパフォーマンスの事などお伝えしたいと思います。
リガインターナショナルダンスコンペティション

今回で19回目を迎える「リガインターナショナルダンスコンペティション」が4月24日〜26日まで開催され、10数カ国からダンサーが集まりました
コンペティションは、クラッシック、コンテンポラリー、振付、民族舞踊の4つの部門があり、各部門は、プロフェッショナルと、アマチュアカテゴリーに分けて審査を行いました。
年齢別でソロ、デュオ、グループに分かれていたので、沢山の方々が入賞する機会を得ました。
クラッシック部門では、ベルリン国立バレエ学校やポーランド国立のバレエ学校からの参加者が、華やかかつ基礎がしっかりした素晴らしい踊りを見せてくれました。
アマチュア部門、プロフェッショナル部門でそれぞれ出場した日本のダンサー達も大活躍でした。
ポーランド国立バレエ団から出場したカップルは『グラン・パ・クラシック』のパ・ド・ドゥで力強いテクニックと安定した踊りを披露しました。
クラッシック部門はソロの参加が多かったのですが、コンテンポラリー部門では、デュオやグループの参加が多数あり、それぞれとても個性豊かな作品が多かったのが印象に残っています。
自分に合った作品を個性豊かに踊り、コンクールと言う枠を超えてフェスティバルのような感覚で審査しておりました。
振付部門では、ダンサーの質も素晴らしいものでした。






今年で15周年を迎えるコンクールですが、4月26日に「ガラ公演」が開催されました。
今回受賞した方々による華やかなパフォーマンスが行われました。
ラトビア民族舞踊は、子供から大人までが、大人数の団体で華やかに踊り、観客からも手拍子で多いに盛り上がりました。
約20年前、一期一会の出会いから始まったラトビアとの交流。
首都リガで開催される国際フェスティバル(コンクール)の審査員、マスタークラスの指導、そして世界子どもフェスティバルへの引率出演など、これまで数えきれない経験を共にさせていただきました。
そして2024年12月9日には、ラトビア国立歌劇場にて、オリジナル作品『鶴の恩返し』を上演するという、かけがえのない機会にも恵まれました。私にとって、ラトビアは多くの忘れられない思い出が詰まった特別な場所です。








今回は、日本での審査を通して、才能あふれるダンサーたちにコンクール出場の機会(スカラーシップ)をお渡しし、その貴重な経験を実現するために同行しました。
現地では、国立バレエ学校でのレッスンのオーガナイズに加え、到着後には審査員も務めることになり、さらに予定にはなかったマスタークラスも担当することに。
日々変化する状況の中で、その都度できることを考え、柔軟に対応しながら、子どもたちに少しでも多くの経験と夢を届けたい一心で走り続けました。
まさに分刻みの毎日でしたが、そのすべてがかけがえのない時間でした。
また、1年半前に奇跡のように実現した『鶴の恩返し』の上演をきっかけに、当時ご覧くださった方々との再会や、「作品を観ました」と声をかけていただく機会にも恵まれました。
ベルリンやリトアニアなど各国の審査員の方々とも意見を交わし、貴重な時間を共有することができました。
たった数日の出来事ではありましたが、多くの刺激と学び、そしてエネルギーをいただいた時間でした。心より感謝しています。
これからも、このような活動を続けていけるよう、歩みを重ねていきたいと思います。



『じゃじゃ馬ならし』
ラトビア国立歌劇場メインホールはしばらく修復工事が続くとの事。
その劇場の一角にラトビア国立オペラ・バレエ新ホールがオープンし、そこで初演された『じゃじゃ馬ならし』を見る機会がありました。
振付家レジーナ・カウプジャによる博士課程修了作品として発表された作品は、シェイクスピアの喜劇をベースに、時代を超えて多様な音楽とダンスを組み合わせたユーモアと躍動感に満ちた舞台であった。作品全体には創造力と舞踊、音楽、美術が舞台空間が観客を楽しませた。オーケストラの生演奏も素敵でした。
『SOULS FOR PEACE vol.5』開催に寄せて
長年尊敬してきたウラジーミル・マラーホフ氏と再び同じ舞台に立ち、踊らせていただけることを心から感謝しております。
今回の公演では、クラシックバレエの名作『白鳥の湖』よりグラン・アダージオ(予定)をはじめ、宝満直也氏振付による世界初演作品に出演いたします。また、ゴパックや和太鼓とのコラボレーション作品など、多彩な演目も予定しております。
さらに、私が演出・振付構成を手がけた『運命 ― Destiny ―』も上演いたします。ドヴォルザークの《新世界より》の音楽にのせ、「今を生きていることの尊さ」や「人と人とのつながり」、「運命の巡り合わせ」をテーマにした作品です。
今回、マラーホフ氏とご一緒させていただく世界初演作品は、宝満直也氏による振付で、これまでで最も短い創作期間という限られたスケジュールの中で制作が進められています。そのような環境からどのような作品が生まれるのか、私自身も楽しみです。
そして今年は、私にとって現役生活30周年という大切な節目の年でもあります。これまでの出会い、支えてくださった皆さまへの感謝の気持ちを胸に、一つひとつの舞台を大切に務めてまいります。こうして今も踊り続けることができること、そして再び素晴らしい仲間たちと舞台を創り上げられることに、深く感謝しています。
また、この夏の淡路公演に続き、9月23日には東京にて、私が演出を手がける『鶴の恩返し』全編上演も予定しております。2部では和太鼓とのコラボレーションを予定しています。
今年はさまざまな形で、30年分の感謝を舞台を通してお届けできればと思っております。
感謝込めて。
インタビュー & コラム

針山 愛美 Emi Hariyama
13 歳でワガノワ・バレエ学校に短期留学、16歳でボリショイ・バレエ学校に3年間留学した後、モスクワ音楽劇場バレエ(ロシア)、エッセン・バレエ(ドイ ツ)、インターナショナルバレエ、サンノゼバレエ、ボストン・バレエ団(アメリカ)、と世界各地のバレエ団に入団し海外で活躍を続ける。
2004年8月からはベルリン国立バレエ団の一員に。
1996年:全日本バレエコンクールシニアの部第2位、パリ国際コンクール銀メダル(金メダル無し)
1997年:モスクワ国際バレエコンクール特別賞
2002年:毎日放送「情熱大陸」出演 、[エスティ ローダー ディファイニング ビューティ アワード]受賞
◆Emi Hariyama Official Page

『世界を踊るトゥシューズ〜私とバレエ』
針山愛美/著 Emi Hariyama
体裁:四六版並製、240頁ISBN978-4-8460-1734-7 C0073(舞踊)