夏日が続くベルリンですが・・・

夕方になって毎日のように夕立・・・しかも雷と稲妻を伴ってのすごい大雨になる日が多いのはヨーロッパの特徴です。

話題のクヌート君(新聞から)

話題のクヌート君(新聞から)

6月1、4、6日
『マノン』本番でした。
キャスト

マノン ポリーナ・セミョーノワ
デグリュー ロナルド・サフコービッチ
レスコー マルチン・ブツコ


3カップル違ったキャストの『マノン』を袖から、、、舞台上から見ていましたが、各々やはり違った解釈や表現法があり、すごく勉強になります。
ポリーナは『マノン』凄く似合っていました。彼女も大好きな作品だそうです。
ロナルドも終盤にかけて凄く役に入っていて最後など本当に泣いていました。。。迫真の舞台でした。

『マノン』

『マノン』

6月3日
ライプチヒまで日帰り小旅行して、ライプチヒバレエを見てきました。
For Uwe・・・・ウヴェ・ショルツの為に2007・・・・という公演でした。
4つの作品を見ることが出来ましたが、どれも見たことが無く大変興味深かったです。
4つの全く異なる作品を見ることが出来、改めて偉大な振付家、ウヴェを再確認しました。
ダンサーもウヴェの作品を踊る・・・となると益々生き生きしていたように思えました。
ライプチヒの劇場は改装中で舞台はいつもより狭かったのですが、その分舞台が近くで見れたので良かったです。

ライプチヒバレエ団

ライプチヒバレエ団

『Air!』
音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ
装置・衣装:ウヴェ・ショルツ

『Septett』
音楽:ストラビンスキー
装置・衣装:ウヴェ・ショルツ

『Stabat Mater』
音楽:ジョバンニ・バティスタ・ペルゴレージ、スタバト・マーテル
装置・衣装:ロザリー

『Toccata』
音楽:カルロス・チャベス
装置・衣装:ロザリー


6月7日

『シルビア』の本番。
来シーズンからベルリンに移籍してくるポリーナ・セミョーノワの兄、ドミトリー・セミョーノフがゲストでアミンタを踊りました。
準備期間は1週間足らず・・・それでも余裕で踊りきっていてさすがプロですね。

6月16日
ラディアルシステムという新しい舞台空間でコンテンポラリーダンスと歌のコラボレーションパフォーマンスを見に行きました。
『Engel』
と題したその公演、かなり感銘を受けました。
1時間ほどの作品で、作曲はマヤ・プリセツカヤの旦那様でもあるRodion Shchedrin
で、会場には本人と、プリセツカヤもいらしていました。
出演:ベッティナ・ティレ
    レオニード・ヤコビナ
    デービッド・シミク
    セルゲイ・ウプキン
    ロバート・ヲレート
    ほか、ベルリン国立バレエのダンサー

『Engel』公演から

『Engel』公演から

それと、フルート奏者、ソプラノ、テノール、メゾソプラノの4人のソリスト
コーラスはRundfunk chor berlinでした。
コーラスは私も大好きな団体で、いつもフィルハーモニーでも歌っています。
5人のダンサーは常に舞台上にいて、交互にソロを踊ったり、アクロバティックなパ・ド・ドゥもあり、かなり大変そうでしたが、見ている側には大変面白い作品でした。


6月21、23、26日
『ジゼル』の公演
キャスト

ジゼル ポリーナ・セミョーノワ
アルブレヒト ロナルド・サフコービッチ
ミルタ ビアラ・ナテェワ
ぺザントパ・ド・ドゥ ヤーナ・サレンコ、ジーヌ・タマズラカウ


3日とも、同キャストでした。
1幕、ずっと舞台上からポリーナやロナルドを見ていましたが、感情が入って皆本当に心から演技、、、というか、演技を超えてその状況が現実のように感じました。
ぺザントのパ・ド・ドゥのカップルも舞台上から見ていましたが、いつも通り安定して、ジーヌのジャンプも素晴らしく観客を盛り上げていました。
26日は国立歌劇場での今シーズン最後の公演で、その後マラーホフ監督の短い挨拶もありました。
7月1日にレーゲンスブルグでの公演があるのでシーズン最後ではありませんが、、、(レーゲンスブルグの事は来月書きますね)

『ジゼル』

『ジゼル』

『ジゼル』

『ジゼル』

『ジゼル』

『ジゼル』

6月27日
ピアニスト、ランランとバレンボエムの共演をコンサートホールに聞きに行きました。
ブラームスの『ピアノ協奏曲1番』。
ランラン、やはりすごいテクニックで魅了してくれました。アンコールでは指揮者、兼、ピアニストのバレンボイムとピアノ連弾も披露してくれ大サービスでした。


6月末から7月はじめ
『シャット アップ エンド ダンス』
ベルリンバレエのダンサー5人が新作コンテンポラリーを披露。
旧東ベルリンのクラブで公演がありました。
詳しくは来月のお楽しみ

7月から8月にかけて夏休みがありますので、日本に一時帰国します。
年に一度ゆっくり日本で過ごせるのを楽しみにしています。

針山 愛美


日程:8月10日(金)~8月16日(木)

場所:ワイダンスカンパニー「エンターテイメントスタジオ」
最寄駅:東急田園都市線「宮前平」駅徒歩6分
詳細・地図:http://y-dance.com

住所:〒216-0005
   神奈川県川崎市宮前区土橋1-10-14

料金
前期:8月10日・11日・12日 13,000円
後期:8月14日・15日・16日 13,000円
全期:8月10日~16日(6日間)25,000円
1レッスンのみの参加は1回:5000円。当日参加可。

個人指導、バリエーション指導は13日も可能です。
御相談ください。

参加資格
・8歳以上、バレエ歴1年以上で年齢制限なし
(クラス時間はクラス分けの後に連絡いたします。)

ハガキ又は、E-mailにてお申込みください。
①お名前、②性別、③年齢、④受講希望期間(日)、
⑤生年月日、⑥バレエ歴(何年)、
⑦ご住所、⑧連絡の取れる電話番号

E-mail:ballet@y-dance.com

〒216-0005
神奈川県川崎市宮前区土橋1-10-14
インターナショナルエンターテイメント株式会社
「バレエ講習会2007」参加受付係

インタビュー & コラム

hariyama.jpg

針山 愛美 Emi Hariyama

13 歳でワガノワ・バレエ学校に短期留学、16歳でボリショイ・バレエ学校に3年間留学した後、モスクワ音楽劇場バレエ(ロシア)、エッセン・バレエ(ドイ ツ)、インターナショナルバレエ、サンノゼバレエ、ボストン・バレエ団(アメリカ)、と世界各地のバレエ団に入団し海外で活躍を続ける。
2004年8月からはベルリン国立バレエ団の一員に。

1996年:全日本バレエコンクールシニアの部第2位、パリ国際コンクール銀メダル(金メダル無し)
1997年:モスクワ国際バレエコンクール特別賞
2002年:毎日放送「情熱大陸」出演 、[エスティ ローダー ディファイニング ビューティ アワード]受賞
Emi International Arts
針山愛美のバレエワールド

ページの先頭へ戻る