今回は、地元の福岡にプライベートで帰国しています。

今回は、地元の福岡にプライベートで帰国しています。
その間、福岡を始め、熊本、鹿児島、北海道と神奈川でコンテンポラリー、シアターダンス、ダンス&ソング、バレエのワークショップをしています♪
その他コンクール用の振付のプライヴェートクラスなどしています。

いやー、みんなマスク無しになって、やっとNYからの私も行けるような状況になっていました。良かったですね〜! 受講者の皆さん、笑顔でたくさん私から吸収をしていました!! 留学生もいるので、英語でクラスをしてくださいと言われたスタジオもありますが、説明をわかってほしいと思うと日本語になりました(笑)
それぞれのスタジオの先生方の要求が違い、私も面白かったです。

私は、パフォーマーとしてのキャリアの方が長く、指導は劇団四季のカンパニークラスやウォーミングアップ、同じくマシュー・ボーンのカンパニークラスなどでプロを教えることが多かったのですが、NYに移動してからは若い生徒さんたちを指導する機会が多くなり、私の引き出しも増えたな、と我ながら思いました。
それに加えてマシュー・ボーンのニューアドベンチャーズカンパニーの教育部門の「Spring Forward」プログラムで奨学金をもらい、「ダンスとエモーション」を研究し、さらに演技の先生方から指導を受けたので私の幅も増えた感じです。

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昨年の日本帰国は仕事のために滞在先と劇場の往復で終わり、その前はコロナで出歩けなかったので、今回は久しぶりに日本を楽しんでいます。
仕事ではなくプライベートで帰って来たのは、コロナの時を外すと10年ぶりぐらいです。母が言うには「母の日」を一緒に過ごせたのはなんと37年ぶりぐらいだそうです。

さてさて・・私、凄く方向音痴で、熊本からワークショップ後に博多に帰るときに鹿児島行きに乗ってしまったこともあるので、今回はGoogleマップが大活躍でした。この「踊りある記」がアップされた後に東京なので、また街や駅で迷うのではと緊張するのですが・・・。また、Googleマップが使えないお手洗い! 私はよく女性トイレから出て方向が分からなくなり男性トイレに入ってしまうことがあるのですが、はい。すでに数回やってしまいました(笑)なんなのでしょうね。舞台では迷わないのですけどね。あ、舞台裏で迷って登場ギリギリ間に合ったことがありました。衣装やヘアーのスタッフさんたちに「Where is the stage?」と聞きまくりました。(この日は途中のシーンから出演でウィッグをしてもらった後に迷いました)

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そんなこんなの滞在中ですが、博多座の公演ももちろん観劇しました!
「SPY X FAMILY」という集英社「少年ジャンプ+」連載が原作でアニメもあるそうです。
チケット代15,000円は高いな、と思いながらも劇場に行くと、生オーケストラで舞台セットも大掛かりで出演者も大人数でビックな作品でなるほどと思いました。
劇団四季の時に先輩だった鈴木壮麻さんは、歌われるたびに深い声で学校を包む感じで流石です。時々コミックのような動きでチャーミングでした ♪
「メリリー・ウィー・ロール・アロング」で1幕のリハだけご一緒した朝夏まなとさんは、物語の要になり低めの声で謎の雰囲気を出されていました。また色々な衣装を着こなされ素敵でした!
そして、私がアシスタント&振付でも参加していた、NYのブロードウェイミュージカルを学ぶコース(TBE)にNYと大阪に3回参加したLEI'OH君も舞台で輝いていました!
プロになったのは知っていましたが、初めて彼の生の舞台を観られてとても嬉しかったです。レイオー君も「真実さんが観ているので今までで一番緊張した」と言っていましたが、爽やかな音の取り方なども目がいくダンスでお芝居もしっかり生きていました。これからが楽しみですね♪

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鈴木壮麻さん、レイオー君と

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パート2があってもおかしくないようなアニメを見ている感じで物語に入り込みとても面白かったです。
ミュージカルやお芝居は色々な世代の方が出演できるから良いですよね。それによって作品が深く幅が増えますよね。
ダンス公演だとどうしても年齢が上になると難しくなるのですが、私も50代ダンサーとして怪我しないように踊れる時は踊れる振りで踊り続けます。振付けしながら、ダンサーとしても頑張りたいと思います。
50代は、年齢と仲良くできるチャレンジだと思い楽しく健康第一で挑戦して行きますよー♪

インタビュー & コラム

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友谷 真実 Mami Tomotani

福岡シティ川添バレエ学苑、三ノ上万由美バレエスタジオでバレエを黒田バレエスクールにてコンテンポラリーダンスを学ぶ。
15歳で劇団四季に合格し、ミュージカルで活躍後、英国マシュー・ボーンのニュー・アドヴェンチャーズに日本人で初めて入団。『くるみ割り人形』では主役クララを演じ、『エドワード・シザーハンズ』『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)『白鳥の湖』『ザ・カー・マン』『眠りの森の美女』に出演。
現在は、マシュー・ボーンのインターナショナルツアーの「前座公演」振付、指導を担当。『ドリアン・グレイ』日本公演のリハーサルアシスタントも経験した。また、振付家としてN.Yの全米No.1のミュージカル『フェーム』のモデルにもなったラガーディア芸術高校で『サウンド・オブ・ミュージック』や芝居の振付で活躍中。ピッツバーグ大学の『Zanna Don't!』振付やコンテンポラリーのコンクール作品振付では、N.YのHariyama Balletの2名のダンサー達が銀賞を受賞。
ブロードウェイミュージカルを学ぶN.Y のプログラム「ブロードウェイ・エクスペリエンス」(TBE)のアシスタント・ディレクター。N.YのHariyama Ballet、ジョフリーバレエでコンテンポラリー、シアターダンスを指導、カーネギー・メロン大学、プリンストン大学など 全米、日本でワークショップを開催している。
チャコットのウエブマガジンDance Cubeに「私の踊りある記」連載中。
その他出演作品は『王様と私 』(ロイヤルアルバートホール)、 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハンス』、『オンディーヌ』、スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』。 オーストリア、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどのコンテンポラリー作品。
WEBサイト https://www.mamitomotani.com/
Twitter @mamitomotani
踊りある記 https://www.chacott-jp.com/news/column/usa/
TBE https://www.thebroadwayexperience.com/tokyo

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