ダンス映像の撮影はとっても上手くいっています!

ダンス映像の撮影はとっても上手くいっています!
現在、ホームページに私の振付作品をアップするために、4作品の撮影を行っています。その内2作品は終わりました。

ウエストサイド物語の「クール」のシーンを若いダンサーたちを使って振付指導しましたが、凄い熱気でスタジオがホットになり、見ていた私たちにもそのエネルギーがバンバン来て、「ワオー!」と口を開けてびっくりしました。もちろんこんな風に「クール」の緊張感が欲しかったのですが、リハと違い全員が次から次へと役になりきり、頭で考えずに体で感じてどんどんヒートアップし、料理しているといつの間にかとってもすごく美味しくなったと言う感じになりました!!

IMG_4467.jpg

IMG_4469.JPG

カメラマンも凄かったです。構成は伝えていましたが、ダンスをあまり知らない方を意図的に選びお願いしたのですが、どんどんダンサーたちの中に入っていきます。本当に間に入っていくのです! あの速い音楽「クール」で踊っているダンサー10人に・・・〈エッ! カメラがダンサーに当たって壊れるのでは?〉と思ったことが何度もありました。ダンサーたちもすごいエネルギーで最初の喧嘩をしたくて、喧嘩を探している獲物のような目つきで歩くだけのシーンですが、ダンサー全員、汗をかいていたので周りが見えているかな?と思ったのですが、さすが誰一人カメラマンにぶつからずに踊っていました。
とにかく、あのカメラマンの動きを撮っていた方が面白いぐらい、急に踊っているダンサーの中に入って寝転がって撮ったりもしていました。最初にダンサーたちには説明なしです! 凄いですよね。マジックが起こりました!

IMG_4466.jpg

IMG_4468.jpg

学びますね! やはり振りを渡してからイメージに持っていくには、演出力が必要ですね。どうやって自分が欲しいものを理解してもらい、表現できるようになるかといろいろ考えトライしました。
ライトも三通り変えてスタジオでの撮影が終わり、その後は飯作絵梨子さんのソロのダンスです。しっとりと踊ってもらいました。何度も「もう1回」とカメラマンに言われるので、さすがに上半身の表情だけそのまま表現して、調整されていました。このソロは高校生のコンクールのために振付したのですが、踊る人によりダンスが変わり、見ていて〈あー、そう言う風に踊るんだ〉と面白かったです。別に嫌ではなかったので音の取り方と少しのアドヴァイス以外は、そのまま自由に踊ってもらいました。

この「踊りある記」がアップされる頃にはマシューのダンサーたちと他の作品の撮影に入っています。こちらは短時間なので準備をきちんとしていないといけません。
アシスタントのニックとリハをもう一度する予定です。構成や振りを考えていると、緊張で眠れない時もありますがとても楽しいです。

IMG_4471.JPG

IMG_4472.JPG


さて、話は変わりこの冬は日本から友人の首藤康之さん(私はヤスと呼んでいます)が来て、二人で郊外の美術館に行きました。このビーコンには何度も来ていたのですが美術館は初めてです。
とっても空間が素敵で、元々ナビスコの工場だったところを改装してコンテンポラリー作品を置いていました。でも、ただ置くのではなく、広いスペースに本当にしっくりいくように、あるいはそれを引き立てるように計算されておかれたのか?そのスペースに合わせてアーティストが作品を作ったのか?とても素晴らしかったです!

IMG_4195.jpg

IMG_4207.jpg

IMG_4213.jpg

いくつか、ヤスと「この作品、ダンスとコラボできるね!ここからダンサーが出て来て」など、話ながら楽しく鑑賞しました。
無料バスが駅から美術館、このビーコンの小さな町と、ぐるりと回るのでお勧めです。汽車の中からもハドソン川が見られるので癒されますよ。
ヤスはアメリカにある大好きなマフィンの型が日本では手に入らないと買っていました。前回、秋に日本で一緒に飲んでいた時に「ニューヨーク行こう!マフィン作りに行きます」と言われて、その週に「チケット予約しました。楽しみ!」と言われたのですが、本当にマフィンを作りにニューヨークまで来てくれました。いやー、成功されている方は趣味を行動に起こすのも早いですね。見習おうと思いました。グズグスしていたり、待っているのではダメですね、趣味も。:)
マフィンはとっても美味しく、一緒にご馳走になった友人たちもいまだにマフィンが美味しくて、パーティ楽しかったねと話しているぐらいです。ヤスには「マフィンの作り方、しっかり見て覚えてください」と言われましたが、私は無理ですね。飲みながら見ていましたので何も覚えていません(笑)。

IMG_4199.jpg

IMG_4206.jpg

IMG_4235.jpg

私は今年、何処かへ旅行したいな、と思っています。仕事のツアーで各国を周るのではなく、仕事とは別にフリーで周れば違うことを感じ、今の私のこの感覚が生かされるのでは?と思っています。また、他にも新しいことに挑戦しようと思います。
そう!ぐずぐずせずチケットを取ろう!

IMG_4200.jpg

IMG_4209.jpg

IMG_4216.jpg

IMG_4226.jpg

IMG_4229.jpg

インタビュー & コラム

tomotani.jpg

友谷 真実 Mami Tomotani

福岡シティ川添バレエ学苑、三ノ上万由美バレエスタジオでバレエを黒田バレエスクールにてコンテンポラリーダンスを学ぶ。
15歳で劇団四季に合格し、ミュージカルで活躍後、英国マシュー・ボーンのニュー・アドヴェンチャーズに日本人で初めて入団。『くるみ割り人形』では主役クララを演じ、『エドワード・シザーハンズ』『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)『白鳥の湖』『ザ・カー・マン』『眠りの森の美女』に出演。
現在は、マシュー・ボーンのインターナショナルツアーの「前座公演」振付、指導を担当。『ドリアン・グレイ』日本公演のリハーサルアシスタントも経験した。また、振付家としてN.Yの全米No.1のミュージカル『フェーム』のモデルにもなったラガーディア芸術高校で『サウンド・オブ・ミュージック』や芝居の振付で活躍中。ピッツバーグ大学の『Zanna Don't!』振付やコンテンポラリーのコンクール作品振付では、N.YのHariyama Balletの2名のダンサー達が銀賞を受賞。
ブロードウェイミュージカルを学ぶN.Y のプログラム「ブロードウェイ・エクスペリエンス」(TBE)のアシスタント・ディレクター。N.YのHariyama Ballet、ジョフリーバレエでコンテンポラリー、シアターダンスを指導、カーネギー・メロン大学、プリンストン大学など 全米、日本でワークショップを開催している。
チャコットのウエブマガジンDance Cubeに「私の踊りある記」連載中。
その他出演作品は『王様と私 』(ロイヤルアルバートホール)、 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』、スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』。 オーストリア、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどのコンテンポラリー作品。
Twitter @mamitomotani
踊りある記 https://www.chacott-jp.com/news/column/usa/
TBE https://www.thebroadwayexperience.com/tokyo

ページの先頭へ戻る