2022年も激動の年でした

新しい年を迎えらた事、心よりの感謝です。
2022年も激動の年でした。

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マラーホフさんと

2022年1月、コロナ禍で奇跡的にマラーホフさんの来日が2年越しに叶い実現した『With love from Malakhov 』で年が始まりました。
2月、世界状況が急変し、世界中で大変な状況にある方々に何か出来ることはないかとの思いで活動を始めました。
ウクライナから避難という形でリビウ国立バレエ団に所属していたネリアとスベトラーナ、キーウ国立バレエ学校講師のマルガリータ先生、カテリーナ先生を日本にお迎えし、【Awaji world ballet】を立ち上げ、彼らの生きがいでもあるバレエを通じた芸術活動を共にスタートしました。
そして平和の思いを込めた 『Souls for peace』『ウクライナ チャリティー公演』、初めて見る方にもわかりやすく演出した『ドン・キホーテ』や『バレエ ハイライト ガラコンサート』の舞台を開催しました。
そして、2021年に続き2022年も豊中文化芸術センターにて『One heart 2022』を開催。140名以上の皆様と心一つにバレエ、太鼓、映像のコラボレーションで平和への想いを込めたパフォーマンスを披露しました。
「Pari Japan Expo 2022」は、日本文化を伝えるべく『和のバレエ』をパリで上演。
プログラムディレクターを務めさせていただいてる、豊中市立文化芸術センターでの6年目になるワークショッププロジェクトも続けています。
淡路島ユネスコ理事としても芸術文化を通して、平和へ、そして世界に繋ぐ活動が出来ればと思います。

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「Souls for peace」

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「Souls for peace」

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「One heart」

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「One heart」

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「One heart」

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「ドン・キホーテ」

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「ドン・キホーテ」

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「ドン・キホーテ」

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パリで開催されたジャパンエクスポ

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パリで開催されたジャパンエクスポ

2023年1月に、ウクライナのハリコフからダンサー ソフィア・シェイコさんが淡路島に避難してきました。マリインスキー劇場からもオファーがあった彼女のアパートは爆撃で崩壊してしまい、やっとの思いで日本に来ることができました。
今年に入っての最初のプロデュース公演は1月4日・9日に開催した『ニューイヤーバレエコンサート』でした。
ウィンナーワルツから「蒼きドナウ」「春の声」「ラデツキーマーチ」などを振付し、生演奏で披露することができました。
コンサートでは、踊りのほかにトークショーも設けました。
ウクライナのキーウ芸術学校から来られたカタリーナ先生にインタビューした時に「今年の新年の子供たちの願いは、クリスマスプレゼントはいらないから、温かい部屋と電気が欲しい...」涙ぐみながらおっしゃっていました。
彼らと居ると、一日を普通に迎えられることにどれだけ感謝しなければいけないか、ということを日々感じます。
2023年もウクライナのみでなく世界中で大変な状況にあるダンサー、日本で活動するダンサーやバレエ初めての方々も、皆様でプロジェクトを手がけて行きたいなと思っております。
そして今年は海外からも様々なことをお伝えしていきたいと思います。

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ニューイヤコンサート

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ニューイヤコンサート

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ワークショップ

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フェスティバルホール

【世界各地でのプロジェクト活動について】
「ユナイテッドウクライナバレエ団」の活動を見に行きました。
この財団は、今の世界状況の中ウクライナ文化を保護、支援、普及するために設立され、ウクライナの文化界との連帯とウクライナ人への支援のために設立されました。
ウクライナ出身のダンサー達がヨーロッパに集まり、プロジェクトの為に活動しています。
今回は、アレクセイ・ラトマンスキー演出の『ジゼル』のリハーサル過程などを見る事が出来ました。
今回の『ジゼル』の為、ウラジーミル・マラーホフさんもゲスト講師としてプロジェクトに参加されていました。彼は主にメインキャストをリハーサルされており、役の詳細なところまで丁寧な素晴らしい指導をされていました。
アレクセイ・ラトマンスキーさんの現役時代の舞台は数回しか拝見した事がなかったのですが、感情表現から一つ一つの細かい動きまで指導されている姿は素晴らしく、リハーサルしているダンサーたちと作り上げていく過程はエネルギーに満ち溢れていました。
ロンドンで9月に数回公演があり、アリーナ・コジョカルなども出演し、公演は無事幕を降ろしたそうです。
カンパニーは年齢層が比較的若くて、とてもエネルギッシュでみんな仲の良い家族のようなカンパニーです。わからないことや、出来ないことはダンサー同士で助け合ったりアドバイスしあったりしています。

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パリ・オペラ座「ジゼル」

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パリ・オペラ座「ジゼル」

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ヨーロッパにおけるウクライナプロジェクト

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ヨーロッパにおけるウクライナプロジェクト

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ローマにて オペラ

ルーマニア シビウバレエ団からレポート
今回はルーマニア国内の劇場、2か所にツアーに行ってきました。
どちらも私は初めて立つ舞台で、大きさや床の感じも分からないままでしたが、いつもと違う環境で自分の持ってる力を出し切る大変さや、どうしたら自分の力を出せるのかを考えられる良い経験になり、普段のレッスンがいかに大切か改めて感じ取れました。
来週からまたオランダとベルギーにツアーに行きます。
オランダでは15公演以上あるのですが、毎日違う劇場で踊ります。
毎日違うと少し不安もありますが、怪我や体調を崩したりしないよう気をつけながら1回ごと舞台を楽しみたいと思います!

コロナに振り回された3年でしたが世界でも以前の様な状況に戻りつつあり嬉しく感じます。
2023年も芸術文化を通して世界の人々の架け橋となり、明日へのパワーをお伝えし、平和への力になれるよう活動を続けていきたいと思います。
またバレエや芸術の楽しさ、喜び、感動を皆様にお届けできればと願っております。

どれだけの方が手を差し伸べてくださったことか。支援してくださった方々、すべての方々に心からの心からの感謝申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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ブリーゲンツ

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ブリーゲンツ

インタビュー & コラム

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針山 愛美 Emi Hariyama

13 歳でワガノワ・バレエ学校に短期留学、16歳でボリショイ・バレエ学校に3年間留学した後、モスクワ音楽劇場バレエ(ロシア)、エッセン・バレエ(ドイ ツ)、インターナショナルバレエ、サンノゼバレエ、ボストン・バレエ団(アメリカ)、と世界各地のバレエ団に入団し海外で活躍を続ける。
2004年8月からはベルリン国立バレエ団の一員に。

1996年:全日本バレエコンクールシニアの部第2位、パリ国際コンクール銀メダル(金メダル無し)
1997年:モスクワ国際バレエコンクール特別賞
2002年:毎日放送「情熱大陸」出演 、[エスティ ローダー ディファイニング ビューティ アワード]受賞
Emi Hariyama Official Page

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『世界を踊るトゥシューズ〜私とバレエ』

針山愛美/著 Emi Hariyama
体裁:四六版並製、240頁ISBN978-4-8460-1734-7 C0073(舞踊)

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