現在、東京TBS赤坂ACTシアターにて公演中の『ハリー・ポッターと呪いの子』は週に10回公演が行われています!
- インタビュー & コラム
- コラム 友谷真実
掲載
現在、東京TBS赤坂ACTシアターにて公演中の『ハリー・ポッターと呪いの子』は週に10回公演が行われています!
ハリー役の藤原竜也さん、私の劇団四季時代の仲間の丸ちゃんこと石丸幹二さん、向井理さんとのお仕事は面白く良い刺激ももらいました。皆様のことは、私のインスタやTwitterで触れていますのでご覧ください。
藤原竜也さんと
ハリーたちと写真を撮ってもらった時が面白かったです。
私もあまり気にせずいつも自然体なのですが、竜也さんも自然体で場所も明かりも気にせずの自撮りでした。
理さんは、「えー、最後なのですか! ここではなくあっちで撮りましょう」とおしゃべりしながらロビーへ移動しました。
丸ちゃんは「明かりが当たるように立とう」と天井からのピンポイントの明かりへ。丸ちゃんは、私の最後の日に出演しないのでと、わざわざ会いに来てくれました。友情に感謝。
舞台でも同じ役でも全然違います。それぞれがハリーです!
女性陣も凄いですよ! 榊原郁恵さんはあっぱれでした! いつも笑顔で、優しくて尊敬の言葉しか出て来ません。同じ役をされている高橋ひとみさんも可愛らしく素晴らしかったです。 頼り甲斐のある英里何さん、カッコ良いせいなさん、オープンな葵さん、お話し好きなゆりさん、面白い俊太郎さん、優しい隼太さん、感覚が良い慎也さん。書き出したらキリがないのでこの辺でやめておきますが素敵なキャストの方々ばかりで私はラッキーでした!
向井理さんと
丸ちゃんこと石丸幹二さんと
インターナショナルアソシエイト・ムーブメントディレクターのヌノと
全役のデビューのためのリハーサル、そして本番を観て、ムーブメントのチェックをするのが私の仕事でしたが、時間との戦いが大変でした。他の舞台で出演者側の時は、「なぜこうしないのだろう?」と思うこともありましたが、実際に伝える側のスタッフになると、役者さんたちには説明できないけど、やらないといけない選択があり、それを説明している時間の1分でもリハをしたい、という感じでした。
これを外国人のスタッフから引き継ぎ、日本人スタッフだけでし始め、試行錯誤でしたがキャストの皆さん、特にスタッフの皆さんは状況をよく理解してくださり阿吽の呼吸で助けてもらいました。
アソシエイトディレクターのコナーとプロデューサー、日本のアソシエイトチーム
5月の誕生月のキャストの皆さんと
(左から)中別府葵、エハラマサヒロ、向井理 © 渡部孝弘
私は20年以上外国のやり方で仕事していたので、日本でのやり方は久しぶりの挑戦で出来る事はしましたし、学びました!
そして皆さんがデビューされる度に嬉しくて感動しました。
もっと皆さんと一緒にお話ししたり、飲んだりしたかったです。でも、お話しする時間もないほど忙しく、常にリハをやらないといけない状況で頭がいっぱいで、公演を成功させるために約6ヶ月走りっぱなしという感じでした。
いつかみんなでお話しできる時があればなと思います。
最後に、この舞台は皆さんの想像の世界で進みます。
私は禁じられた森のシーンが好きです。本を読んで私の想像の森があります。『ハリー・ポッターと呪いの子』の舞台では、たくさんの木や学校のセットも出て来ません。私の想像の中での森や学校で舞台は進みます。転換も人がしますが魔法の様に見え引き込まれます。
そこが大好きです。
皆さんもそれぞれの想像のマジカルな世界へ旅立ってみてください。
◎舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』公式サイト
https://www.harrypotter-stage.jp/
© 宮川舞子
宮尾俊太郎、藤原竜也 © 渡部孝弘
石丸幹二、藤田悠 © 渡部孝弘
インタビュー & コラム
友谷 真実 Mami Tomotani
福岡シティ川添バレエ学苑、三ノ上万由美バレエスタジオでバレエを黒田バレエスクールにてコンテンポラリーダンスを学ぶ。
15歳で劇団四季に合格し、ミュージカルで活躍後、英国マシュー・ボーンのニュー・アドヴェンチャーズに日本人で初めて入団。『くるみ割り人形』では主役クララを演じ、『エドワード・シザーハンズ』『Highland Fling』(愛と幻想のシルフィード)『白鳥の湖』『ザ・カー・マン』『眠りの森の美女』に出演。
現在は、マシュー・ボーンのインターナショナルツアーの「前座公演」振付、指導を担当。『ドリアン・グレイ』日本公演のリハーサルアシスタントも経験した。また、振付家としてN.Yの全米No.1のミュージカル『フェーム』のモデルにもなったラガーディア芸術高校で『サウンド・オブ・ミュージック』や芝居の振付で活躍中。ピッツバーグ大学の『Zanna Don't!』振付やコンテンポラリーのコンクール作品振付では、N.YのHariyama Balletの2名のダンサー達が銀賞を受賞。
ブロードウェイミュージカルを学ぶN.Y のプログラム「ブロードウェイ・エクスペリエンス」(TBE)のアシスタント・ディレクター。N.YのHariyama Ballet、ジョフリーバレエでコンテンポラリー、シアターダンスを指導、カーネギー・メロン大学、プリンストン大学など 全米、日本でワークショップを開催している。
チャコットのウエブマガジンDance Cubeに「私の踊りある記」連載中。
その他出演作品は『王様と私 』(ロイヤルアルバートホール)、 劇団四季『キャッツ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』、『アスペクツ・オブ・ラブ』、『ウエストサイド物語』、『オペラ座の怪人』、『ハン ス』、『オンディーヌ』、スイセイ・ミュージカル『フェーム』、『ピアニスト』。 オーストリア、州立バレエ・リンツにてロバート・プール、オルガ・コボス、ピーター・ミカなどのコンテンポラリー作品。
WEBサイト https://www.mamitomotani.com/
Twitter @mamitomotani
踊りある記 https://www.chacott-jp.com/news/column/usa/
TBE https://www.thebroadwayexperience.com/tokyo